1972―8

#46(11/29  Impulse)

沈黙せよ  なまじの言葉を介することなかれ  

言葉に己を縛らせる前に口を噤め  多大なる信頼をおけば 狭道に入り込まん

あまりにもお前は夢を持ちすぎた  

それは年若い者が抱くには 可愛いと名付けもする

しかし お前には滑稽にすぎる  彼の言葉の意味を取り違えるな

その語句はそれで様にもなろう  より正しいといえよう  

しかし夢間違うな

お前が現下の情況において 無常というphraseを好むのなら  自己の領域に於いて徹せよ

白痴者の嘆き、その構造的分析を為せ

序章のみ その必然的所作性について… 

白痴なるが故に必然なるを介せず  否、白痴なるが故に白痴的必然が厳と存在する  

然らば 己の白痴者如何を考慮すべし 

後 その必然性を現実に於いて判断すべし   結果はいかに?  

 

 

#47(12/6 ゼミの時に) 

むしろ罷めた方がよかった。何も、続けることに美徳があるとは限らない。

中断することにも意味があり、そして意義をもたらすことができる。

とても根性という名に値しないなら、あまりにも居心地の良い寝床を離れよう。

ぬくもりはいつもあるわけじゃない。そう、君が離れればすぐに冷めてしまうんだ。

君はぬくもりが欲しいのか。

物理的にはmoveの時にこそenergyは発散される。

永劫とは言わぬ、今一時のmovement. 

 

 

#48(12/7 25:20)

幾度となく繰って、今や変色しかかっているクラスの名簿というやつを、暇に任せて(否、それを敢えて言うなら心の間隙としよう)、再びやめくってみる。傍らに日本地図なるものを置き、ひとりひとりの、多分今月にも帰るであろう各々の神秘に満ち満ちた場所をその上に確かめチェックしてみる。九州、四国、山陰、山陽、近畿、中部、東海、北陸、関東、東北、北海道とくまなく散らばる一時の休暇を各々場所に費やし、再び集ってくる。不思議なものと考えよう。果たして彼らの心は何処にに置いてあるのだろう。何のために。もしかしたらほんの少しの選択の違いにより、永久の裡に遭遇すべくもない彼らが、こうも一つの集団をなさねばならぬのか。

私の夢は未だ掴めていない。二十余年にわたる長き夢。誰のいたずらなのか。果たして私の心はどこを彷徨っているのか。そして、彼の心はどこにあるのか。幻想の幕。何のために。再び問う、何のために。