① 1972―3
#26(11/3)
思弁せよ。懐疑せよ。今は己に徹せよ。
どうしようとするのか、どうあれば是とするのか?=当為
単に環境のせいにのみ、その禍を委ねようとするのか
お前の堕落への志向は何だ そのそんな安易な堕落があってなるものか
生半可のニヒリズムは、それもまた自己欺瞞にしかすぎぬのに
それを自己の「解体」と代弁しようとするが、否定的自虐嗜好性の上塗りではないか
かつて己が吐いた、また憧れもした「自然児」とは
そんな意識的あるいは無目的代物に過ぎぬのか
再び訴える。思弁せよ! それも現実下の己に忠実にして そして思弁せよ!
それしか方法がないとしたら(万感の意を込めて)そうするより他はないだろう
併せて思弁の対象をも拡大せよ!
#27
否定しても否定しても、それが観念的範疇にと留まる限り、絶対的否定とはなりえぬ。
故に、自己の本来的夢想性を拠り所とせよ。
「解体」が現実下にあるからこそ。「解体」する「もの」をいまだ持たざる自己を眺めよ。
凝視し、決して目をそらすなかれ。
#28
和巳の「党派」にせよ「堕落」etc.にせよ、その作中人物の生涯は凡そ肯定否定の問いで言い尽くせるものではあるまい。誰彼もが歴史の雄大であるその流れにあって、真実現存していたと考えられよう。もっとも個々人にその基を置いてではあるが。よって、一般的or一般化できる細微な命題はありえない。命題はすべてが個々人の、己自身への問いに帰するのである。
#29(11/5)
「あかんべ」の唄
1 あかんべは誰のもの ちょっと気障な見知らぬ奴の 通った後で舌を出す あっかんべー’
2 あかんべはおいらのものさ せっかく巡った素敵な恋が 焦ってドジってはい終わり あっかん
べー’
3 あかんべは素直なものさ もっともらしい理論家面の 鼻の頭で舌をだす あっかんべー’
4 あかんべは小さな抵抗 何にも持たぬ可愛いおいらが もってる舌で舌を出す あっかんべー’
5 あかんべを失う時は 平和や戦の時ではないよ 食いもの詰めている時だけさ あっかんべー’
#30(11/6)
意識と行動、そして言葉 無意識裏の行動そして言葉。 言葉にまつわる意識からの行動
そして
意識からの行動と意識あるいは意識裏の行動との間にまつわる言葉、意識、行動
意識、行動、言葉諸々はなんに由来するものか?