左:九五式一型練習機 右:九五式三型練習機(卒業写真貼より)
単独離着陸も回を重ね十五回程になると、次は空中操作、蛇行飛行、八字飛行、錐もみ等の訓練である。この課程が終わると、九五式練習機所謂『トンボ』に移った。空中操作を修了すると、又離着陸訓練である。速度もアンリョの二倍位の速さであり、なかなか手応えのある飛行機であった。
単独飛行も終わり、特殊飛行(アクロバット)課程に入る。宙返り、上昇反転、急横転、急反転、空中始動(上空でプロペラを完全に停止させ、急降下をしてプロペラを回転させる)などである。助教は課目毎に教えて、これでよしと思った時に「今やった通りにやってこい。」「落ち着いてやれ。」と言って、単独飛行をさせるのである。この課程が修了すると、編隊飛行である。これも単独でできるようになると、編隊長機助教、二番、三番機は生徒で、編隊急旋回、急降下等の訓練であった。
そして、最後の航法訓練に移る。明野~岐阜飛行場との三角飛行である。その航法の訓練中に、同僚の徳竹生徒が低空飛行中に雲のためにあやまって山腹に衝突し、機体は大破し重傷を負うことがあった。
