京都精華大前駅 E12
〈京都精華大前駅ホーム〉
この駅は叡電で最も新しい駅で、僕には少々馴染みが薄く、紹介するネタも乏しい。位置からすると、木野駅で触れた深泥池や円通寺はこの駅からのほうが近い。
平成元年に仮駅舎で開業し、翌年に今の駅舎になった。斬新なデザインと駅舎の構造からしても、この駅が京都精華大のために特化した駅のように思われる。「パラディオ橋」と呼ばれる橋が二つのホームを繋いでいて、片方のホームを出ればすぐそこは大学の通用門だ。
精華大は1968年に短期大学として開設され、1979年に4年制大学に発展している。その後、芸術学部だけでなく日本で初めてマンガ学部を設置したりして注目を集めた。芸術領域で異彩を放っているように思う。
ただ、そのマンガ学部に所属していた学生さんが、学校から自転車で帰宅途中に幡枝の歩道で何者かに刺殺されるという事件があった。痛ましい限りである。2007年1月に発生した事件で、犯人は検挙されておらず未解決となっている。今も現場近くには情報提供を呼び掛ける看板が掲げられている。
〈事件の看板〉
精華大前駅ができるまでは、木野駅が最寄りの駅であった。精華大の住所も岩倉木野町である。
精華大への出入口と反対側は、駐車場や造成地が広がっているだけでなんとも殺風景である。けれども、やがて家々が立ち並び、そして多くの人々がこの地に生活するようになり、新しい歴史を駅とともに育んでいくのだと思う。
〈京都精華大前駅〉


