「茶山」駅 E03
〈茶山駅〉
僕は茶山の駅を利用したことがあっただろうか? いつも通過した駅なのだが、乗り降りした記憶があまりない。周囲は住宅が立ち並んでいる。数十年前まではいくつかの大きな染工場が周囲にあった。そういえば、養豚場なんかもあったとその臭いとともに思い出す。それらの跡は、すべて住宅地へと変化した。駅近くの高原通りは、御蔭通りから北大路へ抜ける南北の通りで、辺りはやはり住宅地だ。もうひとつ東に疎水に沿っての道があり、傾きながら北西に向かっている。ともに気持ちが柔らかくなるいい道だ。
地図のなかに、「京都芸術大学 高原校舎」の文字を見た。
京都芸術大学は学校法人瓜生山学園が経営する私立の大学で、茶山駅の真東、瓜生(うりゅう)山麓白川通り沿いに本部キャンパスを置いている。だから、茶山駅が最寄りの駅となる。
2020年に京都造形芸術大学から今の京都芸術大学に改称した。ただ、昔から京都市立芸術大学というのがあって、呼称の混同、混乱を危惧した京都市立側が裁判を起こしている。
略称して「京都芸大」と言った場合、どちらを指すのかということも確かに紛らわしくはある。果たして決着はついたのだろうか。(2021年に和解がなったと聞いたが、どのように和解がなったのだろう?)
〈白川通りからの京都芸術大学〉
遠い昔、昭和40年代になるが、当時はまだ造形大もなくて藤川学園という服飾やデザインの専門学校だった。学生アパートでの友人のひとりが通学していた。その後、京都芸術短期大学となり、やがて平成に入って4年生の京都造形芸術大学となった。その変貌たるや驚きで、感嘆に値する。一方、規模が拡大する中での瓜生山環境破壊が問題視されたこともあった。キャンパス用地拡大を図るためには縦方向への開発が必要となり、そのために瓜生山が削られることになるからだ。その問題は一時期のものとなってしまったが、機会をみつけてキャンパスめぐりをしてみたいものだ。きっと、環境の保全を含めて随所に人の知恵や工夫がもしかすれば見られるものと思うし、見てみたい。
いざ!一乗寺へと!!

