そもそも何で此処にいるのか?

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数ヶ月前には考えられなかった風景が目の前に
広がっている。🌿🌿🌿

夜は、漆黒の闇につつまれ
時折 フクロウの鳴き声🦉が聞こえてくる。

何日も眠れない夜が続いた。





3月、抗ガン剤治療の為に入院する父と
一人取り残される母の為に、一番近くに住んでいる私がサポートする為やってきた。

実家に泊まるなんて、何十年ぶりだろう。

何せ、自分の価値を押し付けまくり、何から何迄
がんじがらめにされる 通称 毒親の元を、家出という形で飛び出したのが20歳。

その後、居場所がばれるも実家に戻らず
結婚、出産、離婚・・・

離婚の時も母には

「相談もなく勝手に別れるんだから、二度と家の
敷居はまたがないでね!」

勿論、帰ればどんな生活が待っているか百も承知

「二度と帰るものか!」

心の中で逆に引導を渡す位、強くなっていた。

あんなに、両親に怯えていた自分が嘘のよう。


でも、それは自分の分身みたいながいたからに他ならない。


母になると、女は強くなる!

なんて、嘘だ。

本当は、とても不安で寂しくて孤独にだってなる。でも、自分が守らなければ生きていけない命がある。

立派な子供に育てるなんて、何が立派なのか?
基準だって解らない。

でも、只ただ自分の居場所を探し続けた私の、
唯一の存在価値を示してくれたのが娘達だった。


そんな娘達を通して、少しだけど親の気持ちが
解るようになった。

子供に親は育てて貰っている。
自分のカルマを鏡で見せてくれる。

年月とともに、自分の年輪とともに
此処まで生きてきた事が、当たり前じゃないと
解ってきた。


ちゃんと、溝を埋めなさい。
今世に心(想い)を残さないように。


神様が導いているとしか思えない。

不思議な不思議な出来事が
次から次へとこれでもか!これでもか!と
試練となって押し寄せる。


試されているのか?


始まりなのか?


考えても解らない。
だったら、今を楽しむしかないじゃないか!


そう思えた時、昨日迄の景色が
夢の様な世界に変わった。



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ここに   桃源郷を作ろう
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