注文していたWR155Rのヤマハ純正アンダーガードが届いたので取り付け作業を行ってみた。インドネシアヤマハの箱に梱包されていて、以前のリアキャリアと違い取り付け用のマニュアルも入っている。アルファベット表記のインドネシア語なので、何が書いてあるのかさっぱり読めないが、イラストを見れば取り付け方法に迷うことはない。まずはアンダーガード本体の確認から。

 

 

3mm厚のアルミ製プレート。内側にはやや小傷があったが、普段見えない場所なのと傷を気にする製品でもないのでOK。軽量かつ丈夫なので重量はまったく気にならないだろう。続けてその他の部品について。

 

 

四ヶ所を固定するボルト、ナット類の他、プレートとフレームの間に挟むクッションゴムも四つ。これは結束バンドでフレームに固定する。モノを確認したところで、さっそく作業に取り掛かる。

 

 

まずはドレンホースの位置を変更。このままだとホースが干渉してプレートが取り付けられない。ホースは差込型の樹脂リングで簡易的に固定されているので、この取り付け向きを変える。

 

 

見えづらいが画像中央の、返しのついた突起で引っかかっているので、返しの部分を指で押し込んで取り外し、前後逆に取り付け直してからドレンホースをリングに通す。

 

 

このように前後が逆になればOK。ただしこの画像だとオイルパンに先端が接触してしまっているので、若干向きを変えて接触しないようにしておく。続けてフレームにクッションゴムを取り付ける。

 

 

フレーム下部のゴムは、プレートの後方取り付け穴から65mm離すように指定があったので、大体そのくらいの位置に合わせてある。結束バンドは締め込める所まで締めるだけで良く、力いっぱいやる必要はない。はみ出した部分はフィッティングを確認した後でカットしておく。ここまでの作業が済んだら、取り付け位置の確認。前方はさっきのドレンホースが固定されていた場所ですぐに見えるが、後方は地面から覗き込む必要がある。

 

 

赤い丸で囲んだ部分が固定用の穴である。画像ではすでに付属のカラーワッシャも上から入れてある。ここまで来たら、残るは後方から付属のボルトとナットで固定していくだけ。ただしいずれの場所も隙間が狭く、通したボルトにナットを付けるのがけっこう難しい。具体的には指1本でナットを押さえながらボルトを通して回すといった感じになるので、こうした作業に慣れてない人や手先が器用でない人はかなり苦労すると思う。なかなか上手くいかずに苦労した挙句、プレートをフレームやエキパイに当てて傷だらけになることも普通に考えられる話なので、作業時は決して焦らず、慎重かつ丁寧に行おう。ボルトの締め付けトルクは前方が10Nm、後方が15Nmの指定だが、前方はエキパイが邪魔でトルクレンチを使えなかったので、手の感覚で締めておいた。後方もナットを固定するスパナが入れにくいので、ナメたりしないように十分注意が必要である。総じて隙間に余裕がなく、作業性はイマイチ。こういう部分はXTZ125の楽さが羨ましくなる。

 

 

というわけで無事に取り付け完了しました。作業前にエンジン下部が砂埃などで汚れていたので清掃したが、アンダーガードがあればこうした汚れも軽減できるだろう。個人的にはオフ車だけといわず、オンロードバイク等でも樹脂製なりのアンダーガードがあったほうがいいように思う。ちなみにプレートとエキパイの隙間は狭く、クリアランスはけっこうギリギリ。社外品ではこれを合わせるのは大変かもしれない。

 

 

これで飛び石などからフレームやエンジンを守れるようになったので、機会を見つけて近場の河原などをちょっと走らせてみたいところ。

そんなわけで今回はここまで。