宮城県丸森町にある火縄銃に特化した私設博物館の『金山城伊達・相馬鉄砲館』の庭には,今年になり数十株の鉄砲百合が芽吹き,丁度,満開の時期を迎えている。
金山城伊達・相馬鉄砲館の庭といったが。ここは歩かせてもらっているだけで,大家さんの庭である。お盆前に大家さんが植木屋を入れたから百合の根本もすっきりした。
裏庭に咲く鉄砲百合
裏庭の西宮神社にも鉄砲百合
鉄砲百合は,白い筒状の花を横向きに咲かせる。その姿はたしかに鉄砲を思わせるし,気品がある。
表の庭に咲く鉄砲百合
今や鉄砲館は,ユリ屋敷になっている。 屋敷の外には鉄砲百合。屋敷の中に本物の鉄砲だらけだ。今日も鉄砲館の朝は掃除機の音から始まる。赤字続きだから,お掃除も館長が一人でしなければならぬ。情けない話である。
昨年は,裏庭にわずか数本だけ生えていたが,今年は表庭にまで進出し,総数では50本や60本はあるだろう。昨年に種が飛んでその実から芽生えたのだろう。鉄砲館に鉄砲百合とは,縁起が良いことこの上ない。何か良いことが起こりそうな気がする。