当館に棲む座敷童子と裏庭の西宮神社 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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 宮城県丸森町にある私設博物館の『金山城伊達・相馬鉄砲館』は,8日後の6月9日に施設を無料開放して「皐月を見る会」を行う。

 当館の皐月は,ニ~三日前から満開状態になってしまった。このままだと「皐月を見る会」の当日には,皐の花はすっかり散っているかもしれない。今朝,庭掃除をしながら祈るような気持ちで皐月を見たら,大きく開いた花の下に小さな花芽がたくさん生えそろっていた。これなら,6月9日の「皐月を見る会」の当日には,まずまずのお花見ができそうだ。私はホッとして胸をなでおろした。 

 

本日の当館の皐月の開花状況

 

ズームします。

赤い細いのが花芽。(* ´艸`)クスクス

 

 これも当館に棲む座敷童子か,裏庭に鎮座する西宮神社の御利益に違いない。そう言えば,昨日の午後に兵庫県西宮市の西宮神社の権禰宜さんから当館へ電話があった。ここに当館を開設したのは,一昨年の9月17日だが,それからずうっと不思議なことが続いている。開館一か月後には,100万円以上はする火縄銃をポーンと寄付してくれる人があらわれた。その後は,何人もの支援者から二十丁ほどの火縄銃や鉄砲道具の寄託が続いている。しかもいずれも名品ばかりなのである。

 

当館の裏庭の西宮神社

 

それだけではない。開館1年でアメリカやカナダの研究者や日本全国の火縄銃研究者が参集し,丸森町で火縄銃フォーラムを開催することができた。その半年後の本年3月29日には,女性だけの鉄砲隊の「仙台藩丸森鉄砲隊」を立ち上げることができた。

 

昨年10月に開催した火縄銃フォーラムin丸森

 

 当館は開館して二年も経たないのに,このように大きな成果を上げている。これは,もはや人間のなせる業ではない。誰がどう考えても,当館に棲む座敷童子や裏庭の西宮神社の御利益であるとしかいえぬであろう。当館は宮城県南のパワースポットなのかもしれない。