熱意と誠実と言葉の力 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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 宮城県丸森町にある火縄銃に特化した私設博物館『金山城伊達・相馬鉄砲館』は,9月30日に『鉄砲伝来480周年記念 日本の火縄銃フォーラムin丸森』と銘打ち,火縄銃演武団体や火縄銃研究者らが一堂に会する意見交換会を宮城県丸森町で実施した。

 

 

 米沢藩古式砲術保存会や白石の片倉鉄砲隊,相馬中村藩古式砲術など東北地方の六つの火縄銃演武団体が集い,遠くは熊本葦北鉄砲隊の平江隊長も馳走してくれた。またカナダやアメリカの火縄銃研究者二名も参加した。一般席30席も完全に埋まり,会場には60人以上の人々が参集し予想以上の盛会となった。

 

関流百匁大筒を抱き抱えご満悦の平江隊長

 

火縄銃研究家の須川薫雄先生の基調講演の後,須川先生が議長になり2時間にわたり共通の課題について意見交換を行った。これにより東北地方の火縄銃演武団体の結束が深まり,火縄銃演武が生涯学習の一つとなるように努めるとの下地作りがなされた。

基調講演を行う須川薫雄先生

中央が,協力をいただいた丸森町副町長,その右が同町商工観光課長。

 

 このフォーラムで一番多くの拍手を集めたのは,アメリカ人研究者のサミェルワイアットビーチ君の自己紹介だった。日本語ができないサミェル君だが,三分に渡る自己紹介をすべて日本語で話した。かれは,このスピーチを行う為にかなり長時間の練習をしたのに違いない。

 

写真中央が,サミェルワイアットビーチ君

左は在カナダの火縄銃研究者,中央がサミュエル君,その右は通訳の当館ボランティアスタッフ

 

 来日した欧米人は誰しもが英語で押し通し,日本語で話しかける人はあまりいない。会場を埋めた人々は,日本語で語るサミェルさんの熱意と誠実さに感動したのだ。訪問した国の言葉で話すということは,異邦人にとってとても大事なことである。日本の外務大臣にも,このことを心に留めて欲しいものである。ところで,内閣改造後の外務大臣は誰だっけ?