火縄銃が引き寄せた新聞取材 | todou455のブログ 火縄銃ときどき山登り

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 私は9月17日に宮城県丸森町に『金山城伊達・相馬鉄砲館』という火縄銃に特化した私設博物館をオープンさせた。原発事故でいまだ被災中の福島県浜通りや三年前の台風19号で大きな被害を受けた丸森町の一助になればと思ったからである。そのため入館料は大人200円,中学生以下は無料という気の狂ったような料金設定にしている。

 

 

  現在,当館は仙台藩と相馬中村藩の鉄砲に重点をおいた展示をしている。仙台62万石の脅威に対抗し相馬6万石は,大口径の砲術を得意とする関流砲術を導入し軍制の改革を図った。数で劣る相馬中村藩は,仙台藩に対し質で対抗しようとしたのである。

 

関流砲術の鉄砲

 

 昨日,福島県の地元紙『福島民友新聞』の記者さんが,当館へ取材に来てくれた。今日の夕方,『福島民友新聞』から電話があり,当館の記事が明日の新聞に掲載されるとのことだった。

 

取材中の『福島民友新聞』の記者さん

 

 当館の展示を福島県浜通りの皆さんにご覧いただき,相馬藩の不屈の精神を思い起こしていただければと,私は願っている。