襷早合 と 女優桜庭ななみ
週刊文春よ，週刊新潮よ，よく聞いてもらいたい。衝撃の告白をする。実は私は，女優の桜庭ななみと浅からぬ縁があった。なんぞと，Ｎ国党のおバカさんと同じようなことを言ってみるが，大したことではない。
ＮＨＫ木曜時代劇「風の峠銀漢の賦」に出演中の桜庭ななみ
数年前のことだ。中村雅俊と柴田恭兵主演の「風の峠銀漢の賦」という歴史ドラマが放映された。そのドラマに出演していた桜庭ななみさんが，最終回の決戦の場面で首からかけていた早合は，私のコレクションだったのだ。
早合とは、一発分の弾丸と火薬を入れておく筒状の弾薬包である。この早合から銃身に火薬と弾丸を一気に注ぎ込むことにより、発射準備を迅速に行うことができる。早合を利用すれば、熟練者なら25秒程度で発射準備を完了できる。早合を使用しない場合の発射準備には、通常45秒程度を要するだろう。
会津藩士所用の早合
早合は、｢胴乱（どうらん）」と呼ばれるポーチ状の物に入れて携行したのだが，それだけではなく，紐に早合を数珠繋ぎして肩から斜め掛けし携行することもあった。これをタスキ早合と呼んでいる。桜庭ななみさんが使用したのは，下の写真のタスキ早合だ。
撮影に使用したタスキ早合。現代作の複製品。
桜庭ななみの腰の辺りに私の
タスキ早合が出演している。
ここ数日の間，物置や押し入れの中を大捜索してやっと，今日になって発見することができた。なにしろビニール袋に二重に入れプチプチで包み厳重に保管したから，どこに置いたかわからなくなってしまったのだ。そういえば前に飼っていた犬もカラスに骨を盗られないよう庭に穴を掘って埋めていたが，ついぞ奴が骨を掘り返したのを見たことがなかった。ラブラドールという頭が良い犬だったのだが・・・・。やはり，大切なものは厳重にしまってはいけないと，犬並みの私はそう思うのである。