どーも、まーくんです。

 

 

 

みなさん、過去問って

どう使っていますか?

 



実は多くの受験生が、

過去問の重要性を

正しく理解できていません。

 


過去問の重要性に気付かずに、

みんな遠回りな勉強ばかりしています。

 

 

実際、私も過去問は

センター終わった後に

やればいいという程度で

 

過去問を有効活用する

方法なんて

知りませんでした。。


能力のある人は、

遠回りしながらも

合格できるのですが、

 

部活ガチ勢など

受験までに時間がない方は

 

遠回りしていると

絶対に入試までに間に合いません!




今回はこのような現状を打開し、

合格まで最短で駆け上っていくために、

 

①過去問がいかに重要か?

 

②最短で合格するための過去問の使い方

 

についてお話していきたいと思います。





①過去問がいかに重要か?





初夏(夏休み前)の受験生に

「過去問を解いたことがありますか?」
と聞けば
 

だいたい、

「ちらっと見たことはあります!」

「少しだけ解いたことがあります!」

と答えると思います。

実際、自分の周りもそうでした。


どうしてちゃんとやらないのか?

 

それは

まだ過去問をやるような

実力がついていないから。

 

もう少し勉強して

実力をつけてからやってみる。

という人が多いと思います。




しかし、、、

 

 

 

 

 

 

これはまずいです。






では実力つけてから

過去問やることの

何がマズイのでしょう?

 



それは、順序が逆なんです。


多くの受験生の認識は、

『勉強して実力をつけてから

過去問をやる』というもの。


でも、

最短で合格したいのならその逆!


勉強して実力をつけてから

過去問をやるのではなく、

 

 

過去問をやって

問題の性質をある程度

把握してから勉強をする

ことで実力がつくのです。



ここでいう
問題の性質とは、

志望大学(またはセンター試験)の

出題の傾向や、設問の形式など。



この考え方は、

時間の無い受験生にとって

非常に大切なこと。



「実力をつけてからやってみよう!」

なんて言いながら、

 

 

先に普通の分厚い問題集に

載っている全ての問題を

解いていると、

 

実力がつく前に受験日を

迎えることになっちゃいます。
 

 

不合格になる受験生の大半は、

冬頃になってようやく過去問に

手を付けるそうです。





問題の性質を把握しよう!


じゃあ過去問を使うとして、

一体何に着目するのか?


それは先ほども述べたように、

問題の性質

です。

 

 

問題の性質とは、

出題の傾向(出やすい範囲)や、

設問の形式などのような、

 

その大学(またはセンター試験)の

問題特有の『性格』のようなもの。


あなたは、大学や試験ごとに、

この問題の性質がかなり異なる

ということを知っていますか?


このことを分かりやすく

説明するために、

東京大学と京都大学を

例に挙げて説明します。







各予備校の調査によると、

偏差値においては

東大の方が2~3高いようです。

試験の出題範囲は、

東大も京大もほとんど同じ。


このことだけを考慮すると、

東大に合格する実力があれば、

京大にも合格できることになりますよね?


でも、実際は違うんです。


実際、
東大模試ではA判定が

出ているのに、京大模試では

B~E判定という人がいる。


つまり、

『東大に受かる実力はあるけど、

京大に受かる実力は無い』

ということが起こっているんです。




何故こんなことが起こるのか?




それはおそらく、

各大学の問題の性質が大きく異なる

ためです。



実際に見てみれば分かるのですが、

東大と京大の問題の性質は

大きく異なります。


ここでは例として

東大・京大を挙げましたが、

もちろんそれ以外の大学でも

同じことが言えます。



よって、


自分の志望校の過去問を

詳細に研究し、その『性格』

きっちりと把握しておくことが重要



なのです。



ではこれから、

具体的な過去問の使い方について

説明していきます。

こっからが重要(メイン)なので、

集中して読んでください!

それではいきます!



②具体的な過去問の使い方



本当は、志望校の問題の性質を

脳に刻み込ませるために、

「今すぐ気合と根性で

過去問を解いてみよう!」

と声を大にして言いたいのですが、

「いきなり志望校の過去問を

解くのはちょっと・・・」
という人が大半でしょう。



そこで、

無理なく過去問の研究を行う方法

を紹介します。

ここでは、数学を例に挙げて紹介していきます。



① 過去問に出題される単元を知る

 

まずはじめに、
過去問に出ている

単元を書き出す。

 

まずは過去問に出ている

分野を把握しなければ

 

どの分野の勉強をすればよいのか

分からなくなってしまいます。

 

東大受験の場合は

「東大25ヵ年」

という科目ごとにまとまった過去問集

 

があります。

それに頻出分野についても

書いてあります!

 

 

 

②単元別で基礎的な問題集

 を勉強する。

 

 

基礎をおさえるための問題集で、

特定の1単元を勉強してください。


もし、その単元と関連している

他の単元があった場合は、

それらの単元もまとめて勉強してください。

例えば、

数学Ⅰの『数と式』と『2次関数』を

勉強したとしましょう。



③次に、過去問で勉強した単元に

 該当する問題をやりましょう。





「え!もうここで過去問をやるの?」

と思うかもしれませんが、

やってください。


ただし、注意したいことが1つ。

この時点で解ける必要はありません。


解ける場合はどんどん

解いてもらって良いのですが、

考えても分からない場合は

解かなくて構いません。


「じゃあどうするのか?」

って言うと、

 

問題文と解答解説をノートに写す

 

だけです。

 


問題文を読んで、

何を聞かれているのかを把握した後、

 

解法が全く思いつかない場合は

すぐに解答解説を読んでください。

 




問題文と解答解説を

よく読んで理解できたら、

いったん解答解説を閉じます。


そして、

今度は自力でその問題に

チャレンジしてみましょう


このとき、

 

解答を丸々そのまま思い出す

のではなく、自分で問題文から

解答を導き出す努力を

してみましょう

 

(と言っても、

多少は解答を思い出してしまいますがw)



このように、


過去問を理解し、

自力で解き直そうと努力することで

問題の性質を頭に刻み込む

ことができる


のです。これが過去問を使う上でのポイント!



しかし、

問題の難度が高い場合は、

問題文または解答解説の意味が

全く理解できないことがあります。



特に、東大の過去問において、

このようなことが多い。

実際にやってみると、

②でしっかりと勉強できていても、

このような場合が多々あるんですね。


そのような場合には、次の④に進みましょう!



④少しレベルの高い問題集

 を解いてみる。

 (東大への数学など)
 

 

標準レベルの問題集で、

『数と式』と『2次関数』の範囲を

勉強してください。

こうすることで、

その単元における慣れの度合いを

高めることができます。


その後③に戻り、

もう一度過去問に触れてみましょう。

④までやってあれば、

大抵の過去問の問題文と解答解説を

理解することができると思います。




上の①~④のように、

『ある単元の基礎を参考書・問題集で勉強』

⇒『その単元の過去問を読み込んで解き直す』

というプロセスを単元ごとに行うことが、

最短で過去問の性質を把握する方法です。



過去問の研究が終わった後は、

身に染み込ませた過去問の性質を

思い出しながら、

 

④で紹介した標準レベルの問題集や、

それより難しい発展レベルの問題集から

過去問の類題を探しだして、

どんどん演習をしていきましょう。


こうすることで、

志望校の出題傾向と

異なる問題の演習を避け、

最短で実力を付けることができます。




まとめ:

最短で合格したければ

単元ごとに過去問を研究していこう!





多くの受験生は、

『基礎レベルの参考書・問題集

 で全ての単元を勉強』

 

『標準レベルの問題集で

 全ての単元を演習』

 

『発展レベルの問題集で

 全ての単元を演習』

 

『過去問演習』

という順で学習を進めています。


しかし、

それでは時間がかかりすぎて、

途中で入試の日がきてしまうでしょう。





もし仮に、

入試の日までにこれらのことを

終わらせることができたとしても、

かなり遠回りしたことになります。


そこで、

『ある単元の基礎を

参考書・問題集で勉強』

 

『その単元の過去問を

読み込んで解き直す』

という過去問研究のプロセスを、

単元ごとに行うのです。

こうやって、

単元ごとにコツコツと

過去問研究を進めておけば、

入試直前に慌てて

 

過去問を解くという状況を

回避することができます。






このような過去問研究が終わった後、

標準~発展レベルの問題集から

類題のみを抽出し演習することで、


入試に出ないであろう問題の

演習を極力避け、

 

出やすい問題のみを演習し、

 

最短で志望校合格に向けて

実力を伸ばすことができる

のです。






過去問を入試の直前まで

大事に取っておくのは、

非常にもったいないことですよ。



とりあえず

Google検索で

 

「東大 出題傾向」

 

と調べてみてください。

 

 

敵を知れ。

「知るか」「知らないか」

たったこれだけの違いで、

有利か不利かの差がでるんだ。

 

(ドラゴン桜より)


今日はこの辺で、また。