灯台とは関係ない話です。
2022年3月、長崎県の女神大橋の歩道を歩いた。


女神大橋から一般道路に出る交差点のところで、歩道脇の空き地をふと見ると、白バイが待機していた。

直前まで全く気がつかなかった。

そこで、一時停止違反の取り締まりをしているのだろうと思った。

しばらくの間、と言っても1分ぐらい見ていると、一時停止せずに通り過ぎた車がいた。

すぐに白バイが出動して、その車と同じ方向に走っていった。

おそらく、その車を停止させて違反を通告するのだと思う。
(その後どうなったかは見ていない。)

白バイが出動した後は、その交差点を監視している人は誰もいない。
違反見逃し放題だと思った。

デジタル社会を志向している今、なぜこんな原始的なことをやっているのだと思って、いろいろ考えてみた。

一時停止しているかどうかぐらい、センサーを付けておけば検知できるでしょ。

誰が運転していたかを立証しなければいけないのだが、デジタル社会なのに
ICカードの免許証をタッチして認証しなくても車を動かせるのが不思議だ。

グループで1台の車を交代で運転していて、免許証のタッチを忘れることもありがちなので
ドライバーの顔認証とかできないの、と思う。


免許更新のときに、違反点数の上限分の反則金を警察に供託しておいて、違反したら没収すればいいのでは。

国民の口座と紐づけるというのもいいが、
私だったら、そんな危険な口座にはわずかな残高しか置かないと思うから、供託金の方がいいと思う。


こういうことを言うと、「プライバシーが」とか「負担が大きすぎる」とか言う人がいると思うが、
運転することはそれだけ責任が重いのだから、これぐらいして当然でしょと私は思う。


もっとも、車の方にセンサーを付けて、停止線で自動停止してくれたら何の問題もない。
ドライバーの顔認証も不要だし、反則金の管理もいらない。
現在の自動運転車では停止線で自動停止まではサポートしていないようなので、
現在の自動運転技術は「レベル1」にもまだ達していないと言って良い。


それにしても、この交差点、横切る車は皆無だった割には、一時停止している車の方が多かった気がする。
取り締まりがあることを知っているドライバーが多かったのか、
物陰にいた白バイの存在に気づいていたのか。
繰り返しになるが、私は、ゆっくり歩いていたにもかかわらず、白バイには直前まで気がつかなかった。


見ていたら、違反する車というのは、一時停止にさしかかる前にだいたいわかると思った。

その交差点を直進すると、再び有料道路に入ってしまうので、ほとんどの車は右折して一般道路に出る。

違反する車は、だいたい、車を大きく左に寄せてから右折しているようだ。

道路内で左に寄せるのは勝手だけど、路側帯を踏むのはおかしいと思う。

税金で引いた路側帯が、車が踏むことによって薄くなってしまう。
違反する車は、こういう点でも意識が低いねと思った。