ピアノはオンタイムより感覚的に少し前で…
ピアノの鍵盤は、押してから音が鳴るまでにわずかなタイムラグがある。そのため、オンタイムで弾くと、実際にはわずかに遅れて聞こえることになる。演奏時には、それを意識して「感覚的に少し前」で弾くと、より気持ちよくリズムがまとまる。また、弾き語りをする際には、ピアノと歌がどこで重なるかをシビアに意識することが重要だ。これによってリズムの精度が上がるだけでなく、音楽全体に抑揚をつけることができる。さらに、ポピュラー音楽のピアノは、クラシックのように滑らかに弾くのではなく、極端に言えば、ある意味で「カクカク」としたタッチを意識すると、よりリズムが際立つ。