メタボ検事が悪いのは間違いない。
しかし、偽造したフロッピーは、証拠書類として公判に提出していないのだから
実害はなかったと言えなくもない。

で、たぶん世間とは違った視点を述べてみる。
ワタシは、スキンヘッド係長に同情している立場。

検事総長が、「はねっかえりの検事が、勝手にやったことで、
私はまったくの無罪です」
と記者会見で語ったら、どう映るだろう。
ひっつめ髪局長は、直属の部下が総額200億円の被害にのぼる犯罪に手を染めながら、
「私は無罪です」
といまだに繰り返している。

スキンヘッド係長は、事件後、別の局の総務課の係長に異動になっている。
たぶん民間企業の総務部が筆頭部著であるように、
お役人の世界でも局総務課というのは地位が一段高い。
スキンヘッド係長は、局総務課の係長を勤めているから、
ノンキャリとしては、省内の評価が高かったことは間違いない。

メタボ検事も、特捜のエースと言われていたらしい。
2つの事件は、キャリア、ノンキャリは別にして、
自他ともにその他大勢の職員とは異なる能力を持つ職員が、
組織の中で自らの存在感を維持するために犯した犯罪で、
個人の犯罪である一面、組織の圧力が犯罪に追い込んだという
一面もあるような気がする。

厚生労働省の偽造を捜査していったら、特捜部が偽造が見つかったという
偽造の入り子構造になっている。