どうせ、今年もまた、「気楽クン」は仕事をしないのだろうなあ。
住民税の値上げ時期だから。

【アンコール劇場】2006/6/7(水)


(この物語はフィクションです)

7日の出勤時間午前11時45分、退出時間午後3時20分。

きょうは、出勤して一段落すると、上司の「気楽クン」は
いつものように、昼休み中にかかわらず受話器を取る。

きょうの相手は、自分が住む役所の収納課(課税課)だ。
どうして、自宅からかけないのだろう。私用だろ。
自宅からかければ、電話代も市内通話で安くなるのに。
もっとも会社からかければ、ダダだ。みみっちい。

電話の目的は、
今年度の住民税の通知を受けたが、金額に納得できないらしい。

「金額が上がりすぎ」
「増えた要素が理解できない」
「異常な上がり方」
「隣の自治体はいくら」
「うちの自治体は、近隣で住民税がトップクラスなのか」
「税制は、全国一律のはずだろ」
「引き落としを止めたい。方法を教えてほしい」
「年払いにすると、割引になるか」

延々と文句を言っている。
20分くらいか。
威力業務妨害の「クレーマー」だ。

あす8日、「気楽クン」はどうやら会社を休むようだ。
役所へ乗り込んで、税額が上がった理由を直接に
説明を求めるつもりだ。
今年の正月にも、確定申告のため、
丸3日間ほどまったく仕事をしていなかった。

高い給料をもらって何をしているのだろう。

しかし、役所で半日ぐらい平気で粘るからスゴイ。
確定申告でも、税務署で半日居座ったようだ。

一体全体、自分はこれまでに何十年、
税金のお世話になったのだろう。
どうして、こんなにも税金の支払いが嫌いなのか
理解できない。