(この物語はフィクションです)

気のせいかも知れないが、
いつも「ウチの会社」の面倒を親切にみてくれる某省の某課が
何となく、冷たくなったような気がする。

思い当たる原因はある。

先月末の「ウチの会社」の「株主総会」には、
某課からキャリアの課長をはじめ4人に
来賓として、出席してもらったのだが、
「気楽クン」は、案内状を送らなかったのだ。

オレ様系の「気楽クン」の指示の通りに、
「ウチの会社」スタッフは仕事をするので、
株主さんには、すべて案内状を発送した。
某課の案内状も当然に用意していたのに、
「気楽クン」は、捨ててしまった。
4人のうち一番下っ端の人に案内の電話を入れただけだった。
某課のことを、多分舐めていたのだろう。

「株主総会」終了後、その一番下っ端の人から
「気楽クン」に電話がかかった。

「総会の案内状が、まだ届いていないのですが」

「気楽クン」は、「発送しましたよ」と、ウソをついた。

一番下っ端の人は、
「それならば、案内状のコピーをファックスしてください」
と言った。

「気楽クン」は、
「もう一度郵送しますよ」と答えた。

発送していなかったのは、バレバレだ。
「気楽クン」は、未着などの郵便トラブルがあると、
管轄の郵便局に電話を入れて、
しつこいくらいに何度も「事故調査」を命じるからだ。

また、「気楽クン」はいつも言っている。

「国家公務員のプライドの高さは、絶対だ。
キミたちのような民間の人間には、
国家公務員のプライドの高さは永久にわからない」

天下り国家公務員のくせに、
現役の国家公務員のプライドの高さを
「気楽クン」は、どうやら
忘れてしまったようだ。