(この物語はフィクションです)

「気楽クン」と出会ってから、公務員とは何かとよく考える。
一般には、公務員は仕事が手堅く有能というイメージがある。
しかし、天下りの「気楽クン」だけでなく、現役の公務員を見ていても
優秀という人はあまり見かけない。
キャリア、ノンキャリを含めても。

ここからは、勝手な想像。

就職するときは、高い競争率を勝ち抜いているので、
優秀なことは間違いない。それが、どうして変わるのか。
一つには、2年ごとのローテーションが大きい。

仕事を覚えるのに半年。仕事をなんとかこなす時期が1年過ぎると
次はどこへ行くかがきになり仕事はどうでもよくなる。
これで2年が過ぎる。
このサイクルを10何回繰り返すと、無事に現役を終える。
2年過ぎたら必ず異動するのだから、仕事へのモチベーションが高くならない
のではないか。

しかも、汗水たらしてお金を稼ぐという経験をまったくしない。
お金は何もしなくても、税金で天から降ってくる感覚だ。

「気楽クン」のように、引退後はフリーな勤務時間に
なかなかの収入という安定した生活は保障されるが、
天下ってからは官製談合のように悪いことをしなくては、
お金をまともな方法で稼ぐことができないので、
職員(社員)からは単なる鼻つまみの存在としか見られない。
それでも、プライドだけは高いので職員いじめ、業者いびりは止まらない。
厄介な存在だ。

ちょっとかわいそうな気もしないわけではない。
老後の姿はとてもうらやましいけど。