チェンマイからルアンパバーンへ行くバスの予約を頼んだ。
バスはチェンマイ旧市街の東北にあるアーケード・バスターミナルから朝9時に出発して北のラオスとの国境、チェンコーンでメコン川を渡り、ラオスの北西の町、フアイサーイに至り、そこでラオスのバスに乗り換えてかつてのランサーン王国の首都ルアンパバーンに明朝5時に到着するという予定。
チェンマイ発の便は水、金、土、日の週4日出ているそうだけど、20時間のバスの旅はやばくねと思って、いっそラオス航空で楽に行こうかと何度も考えたけど・・・ ![]()
ちょうど一年前にはチェンマイからチェンライに行って、そこを拠点にチェンセーン、ゴールデン・トライアングル、メーサイ、チェンコーンとかに行ったのがまじ楽しかった。
チェンマイからゴールデン・トライアングルとかを一周する日系、英語系のグループ・ツアーのバスがあるのは知っていたけど、地元の人が普通に乗る乗り合いのバスやロットーやソンテオに乗ってあせらずに行くのは、かけがえのないぜいたくだと思った。
特にチェンコーンは国境の町というほかにこれといった特徴もないところだけど、大きな荷物を背負ったファランが多かった。
チェンライ発朝6時のバスで行って9時前にはチェンコーンに着いていたように思う。
バスを降りたファランはバッグからバナナの房を取り出して食べたりしていて、そういえば朝食の時間だし、自然なふるまいだよなと思った。
前に書いたけど、「ポリス・オフィスに行け!」と言うとびびるツクツクのおじさんがいたり、大きい札の両替を頼んで手数料をあげると意外に喜んでもらえたりとか地元の人々の素朴さと明るさを感じた。
ファランも地元の人も時の流れに身を任せ、ゆったりとした落ち着いた気分でいることがなんともよく見えて、かくありたいと実感もした。
メコン川を渡る船着場の手前にある出入国管理所にはファランが並んでいたように思うから、ここからラオス北部を旅行するファランは少なくないみたいだし。
国際河川であるメコン川を人が渡るのは小さな川にあるのが似合うような細長い舟だけど、トラックはタイ・ラオス間を往来できるようで、はしけに大きなトラックを載せて渡っていたりもした。
フアイサーイの船着場に降りると、川に直角になだらかな坂道を登っていって、すぐ右手の上に出入国管理所がある。
タイ側もラオス側も当然ちゃんとした書類に記入しなければならないけど、こちらのラオスは社会主義国だからより厳格かなと思ったけど、そういうこともない。
ただ、管理所から出てきて、もう一度戻ってうろうろしてから元の道に出てきたところで、挙動が不審と思われたのか監視のおじさんに「パスポートを見せろ!」と止められた。
「あんた、日本人に難癖つけるったぁ~、いい根性してんね!」と言い返そうと思ったけど、ここで権力にたてついてはったりかまして騒いでも、ファランには笑われるし、それにラオス入国のはなからじゃ気分的にもいかにもよくなさそうだし。
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こちとらなにも落ち度はないからここは素直にパスポートを出して渡すと、ぱらぱらとめくって「日本人か!」とにこっと笑って返してくれた。
まあ権力かさにきたというより仕事してるふりがしたかったんでしょうね、お役人さん。
いい気分は不思議とこわされないで坂を上がっていくと、メコン川と平行して走る道沿いに家が続くのがフアイサーイの中心街だった。
ルアンパバーンに行く手段はバスのほかにメコン川を舟で行く方法で、それにはスローボートとスピードボートがあった。
スローボートは簡単な屋根がついたボートみたいで、途中パークベンというところで一泊して二日がかりでのんびりゆられてルアンパバーンに行く。
これに対して、スピードボートは強力なエンジンを積んでいて6人が集まると出発するらしく、全速力で走っていってその日のうちにルアンパバーンに着くそうで、反面浅瀬に乗り上げて吹っ飛ぶという事故もあったとか聞く。
去年の夏ボート乗船の案内板を見てきつくあこがれ、それで行ってみたいという意欲は満々だったものの、思えば8月は雨季だし、ボートで強い夕立のような雨に降られた日にゃぁ、みじめだから、あきらめてバスにした次第。
乗り合いバスだとチャンマイからチェンコーンまでは約6時間半とあるから、今回トイレ休憩以外ノンストップで行っても、5時間半くらいはかかりそうじゃないか!
かれこれ3時ころチェンコーンに着いて、荷物を持って移動、乗船と出入国手続
をしなければならないので、夕立のような雨がこないことを祈るほかない。 ![]()
タイって、雨季といっても東京のようにしとしとぴっちゃんと雨が続くのではなく、バケツをひっくり返したような夕立がどかっと一時に降るのが多いようだから、それにかからなければ・・・ ![]()
フアイサーイの町は船着場から坂を上がったところの目抜き通りからさらに階段を登ってはるか上にお寺があるらしいことのほか、とりわけめずらしいものがあるようには見受けられなかったけど、サンドイッチがフランス風だし、見かけでタイと違うところもあり、人々はタイよりも素朴で、さらに穏やかなように感じた。
通りを散歩して昼ごはんを食べただけなのに、なんとなくひかれるところがあったのは確か。
チェンコーンもそうだけど、今度行けば確実になつかしさやまた来た喜びを感じるはず。
フアイサーイのあの目抜き通りのどこか遠くないところでバスに乗ると思うけれど、どの道を通ってルアンパバーンに行くかはわからない。
到着すれば、ホテルにまだチェックインできないだろうから荷物を預けて休んでてもいいし、まだ元気が残ってればホテルのすぐお隣にあるルアンパバーン一の名刹、ワット・シェントーンを見学してもいいし。
うんと早く着けば、一日目から托鉢も見られるけどね。
ホテルはメコン川に支流のナムカーン川が蛇行して流れ込む半島状になった地形の突端、両河川の合流点のところにあって、スウェーデン人の経営みたい。
部屋からメコン川が望めるっぽくて、飲み物やおやつみたいなのが自由にいただけるそうだし、いろいろ街とか見にいきたい反面で、ホテルでぽけ~っとして過ごすのが一番と思う。
行く前から楽しんでいるけど、どうなることやら

















