こんにちは。
いよいよ、春休み突入で、
うちの「新小2ちびすけ=息子」と、なんやかんや言いながらのんびり過ごしています。
昨日の土曜日、私も参加させてもらっている市民図書館のボランティア主催の
お話し会があったので、息子を連れて行ってきました。
昨日は赤ちゃん~2.3歳の子供さんが多かったかな??
だから、うちの息子はとっても大きいチームでした(笑)
ボランティア数人で、お話をしたり、大型絵本をよんだり、紙芝居をしたり、
パネルシアターしたりと、
短い時間で、退屈しないように交代していきます。
私も手遊びを担当させてもらって、お母さんたち、ちびっこたちと
歌を交えながら、楽しく手の運動をして遊びました。
うまく出来るかな??って不安もあったけど、
前に飛び出して、大きな声でご挨拶したら、もうそんなことも忘れて、
ちびっ子の真剣なまなざしと、付き添いのお母さんたちも楽しみたいって
思ってらっしゃるまなざしを一気に受けて、感動しました。
小さな、小さな子供たちには、一つひとつが新鮮で、珍しく、楽しく、
興味いっぱいで、本や、紙芝居にも、テクテク歩いてきて、ペタペタ触ってくれます。
やっぱり、そうやってまだ自分の興味だけで、動き回るちびっ子には、お母さんたちも
タジタジになるときだってある。
だめって言っても、分からないし、無理やりに止めると、泣いてしまう。
1歩離れて、そういう場面を見ると、
「あーあーそうやんな~わかる。わかる。」
「いっしょ。いっしょ。」
って、思っている自分がいる。
だけど、やっぱり息子がそれくらいの年齢のときは、
毎日が精一杯、ギリギリの状態で
しんどかったことしか思い出せない。
記憶も飛び飛びになっている。
私がなぜ、図書館ボランティアに参加したのかという訳は、
いくつかあって、いろんな思いが重なって、参加させてもらってるのですが、
そのひとつに、
「言葉の大切さ」の、再確認がありました。
あるとき、本屋さんの雑誌コーナーで私は、立ち読み?!をしていました。
そのとき、横に高校生くらいのカップルがきて、違う雑誌を二人でペラペラとめくりだし、
「ウワっ!!ヤバっ!! ヤバいって!!」
次のページを見ても
「ヤバい!!これ、ヤバいよな~!!」
「ヤバい!!ヤバいって!!」
その雑誌が、どんな雑誌だったのかわかりませんが、
見終わるまで、二人の会話は、
「ヤバい」の活用だけでした。。。
二人が立ち去ったあと、
背中が、ゾッッ!!ゾゾーーーってしたのを今でもはっきり覚えています。
彼らが、どうとか、こうとか、そういう問題ではなく、
とにかく、危機感をかんじたのです。怖かったのです。
何かを見て、感動があったり、嬉しい!!をかくしきれなかったり、
また、残念に思ったり、かわいそうににおもったり、悲しかったり、
共感したり、反対の意見を持ったり、、、
褒めてあげたり、叱ったり、叱られたり、自分も怒ったり、
笑うとき、泣くとき、
いろんな思いがあり、
そしてそこには言葉があり、表現があり、色、温度、音がある。
そんな小さなこと、ひとつ、ひとつでいいから、伝えたいって思ったのです。
私は、国語の先生でもないし、言葉の専門家でもない。
日本語とは??を語るなんて、、、とうてい出来るはずもありません。
だけど、一人の日本人として、親として、近所のおばちゃんとして、
「ヤバい」には、、、、かなり、かなりショックを受けました。
そんな、ウワッとした波を受けていた時、
時期を同じくして、息子が小学校に入学しました。
宿題をもって帰ってくるようになると、
国語の「音読の宿題」が毎日出るようになりました。
一緒に聞いてあげて、ノートにサインをする。
入学してからは、親子で、一生懸命にやってきました。
息子が赤ちゃんのころ、それこそ読み聞かせというものをしてあげる気持ちの余裕、
体力、気力、前向きな気持ちが何もなかった私。
反省、、そして今からでも許してね。。。の気持ちを込めて、やっています。
音読がおもしろくなって、絵本を探しに図書館につれていく機会も増えたときに、
図書館のポスターで、今回のボランティアの募集を見つけたのでした。
子供たちへの読み聞かせ、お話し会、オススメ絵本の案内、お正月のかるたとり大会、、、
「これッ!!これやーーーっ!!」っていう思いで、即申し込みました。
仲間は、うちの母に近いくらいの年齢のおばちゃん(ごめんなさい)
が多いですが、だからこそ、私も支えてもらって、のびのびとさせてもらっています。
自分の母のような温かいメンバーに支えられ、
そして、わたしも今からのお母さん、ちびっ子ちゃんの
少しでもお役にたてるよう、
お母さんとも、ちびっ子ちゃんとも
いろいろな言葉をたくさん交わせるように、進んでいきたいと思っています。
私は息子が赤ちゃんのとき、体調も気持ちもあまりよくなくて、
交流の場に出るのが苦手でした。
参加しても、帰ってきたら、蕁麻疹ができていました。
だから、そんな自分がとても悔しく、
息子にはかわいそうなことだったと今でも思っています。
だけど、いま、もうすぐ2年生の息子は、
ボランティアについてきては、一番前の席に座り、
こんな母の活動の応援をしてくれています。
今からでも間に合う、今からでも遅くない。
赤ちゃんの時には、巻き戻せないないけど、
いま、私たちの歩調がやっと整ってきたのなら、それでいい。
そんな思いを同じような気持ちを抱えておられるかたに発信できればな、と思っています。
長文、最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました。
Naoko