こんにちは。
寒~い週末ですね

まるで時計をスピードアップさせてるんじゃないか?と思うくらい、12月の一日、一日は早いですね

小学校の二学期もだんだん終わりの準備になってきています。
明日の月曜日には期末懇談を控えています。
さて、先日の出来事。
子供たちは、終業式に荷物を全て持ち帰るのが大変なので、毎日少しずつ何かしら教室に置いていた物を持って帰ってきます。
この日は、絵の具セット。
ゴロッとした四角いバッグで、なかなかの荷物。
まだ一年生だから、ランドセルもしっかりテキストの入った日は、重~い、、と言う。
引きずるように絵の具セットを持って帰ってきた息子、
「あ~~今日は重たかったわ~Mくんの絵の具セットも持ってあげたから、ほんまに重たかったわ~」
「そうなん??Mくん、しんどかったん?それかケガしてるん?」
と私が聞くと、
「いーや、違うよ。早く走りたいからって、僕に絵の具セット、Hちゃん(女の子)にランドセルを持ってって言ったから、二人で持ってあげてん。」
「。。。。それって、、持・た・さ・れ・た・んと違うん??」
言葉にはしなかったけど、私の心が、瞬間に曇ったのが自分で分かった。。
偏見も恥ずかしいことなのだけど、ちょっとジャイアンタイプで、女の子ちゃんを泣かせてしまうMくんキャラを知ってただけに、その事が私の気持ちに拍車をかけた。
フツフツと、気持ちが沸点に近付いていく母を、息子は不思議そうに見て言った。
「重いから、持ってあげたんやよ。助けてあげたんやよ。」
僕は、いいことをして褒めてもらえるはずなのに、お母さんは、どうしてそんな顔してるん??
って、息子は思っているのだろう。
いやいや待て待て、今、私と息子が思ってる事、、1つの出来事に関しての見え方が全く違う。
母は、「ジャイアン」のメガネをかけている。
息子は、裸眼で自分のクラスメイトを見ている。
「助けてあげた」
という息子の気持ちは大切にしてあげないといけない。。
だけど、元気なのに、楽になりたい理由で、荷物を友達に持ってと言うのは、やはり間違っている。
気を取り直して、冷静に息子に話した。
助けてあげるのはいいことだと思う。
だけど、皆、重たいランドセルと重たい絵の具セットを持っている。皆、同じ分だけ重い。
病気やケガをしているお友達がいるなら、それは進んで持つのを手伝ってあげないといけないけど、
みんな元気なら、自分だけ楽になろうとして、お友達に荷物を持ってと言うのは、やはりおかしいと思う。
K(息子)が、もしもお友達に同じ事を言ったのなら、お母さんは怒る。
自分の事は、自分でしましょうって、保育園の時から教えてもらってるよね。
だから、荷物も一緒だと思う。
自分の荷物は、自分で持ちましょう。やね?
息子は、黙って聞いていた。
まだ少し、「いいことしたのに~」の気持ちが残ってるようだけど。
もしも、明日の帰りも、Mくんが元気なのに、荷物を持ってって言ってきたら、
お母さんが言ったように、皆同じ分だけ重いから、自分の荷物は自分で持って!
って、言える?って聞いたら、言えるってうなずいた。
私の話も分かった、とうなずいた。
案の定、翌日も荷物を持ってと言われたそうだが、
練習通り?!お断りして、Mくんも自分で持ったみたい。
私に関して言えば、やはり色々な経験や情報によって、時に様々な色のメガネをかけてしまってるのかも知れない。
それはいけない事だと自覚しながらも、、今回も「ジャイアン」のメガネをかけてしまった。
裸眼の息子と同じものを見たいなら、私も裸眼にならないとなぁ。。。
絵の具バッグから、ずいぶんたくさんの事を学んだ、午後でした。
Naoko