このお話には、悲しいですが、恋が成就しない人が2人います。

ユンソンとハヨン。

 

ユンソンはラオンをハヨンは世子を愛してしまいます。

順番でいうとユンソンのほうが世子より先に

ラオンが女性であることに気付くのですが、

思いを告げる前にラオンは世子に心を奪われてしまいます。

私の見解では、抱っこして落とし穴から出してもらった時には

もう、ラオンは世子を好きになっていたのでは?と思っています。

 

あっ!!やっぱり、ユンソンより世子のほうが先に

女性じゃないかなあと気づいてるかな?

 

本当を言えば、ユンソンとハヨンは家同士の縁談で

結婚が決まっていました。

ところが、双方とも好きな人がいるものですから、

二人の間で、この縁談はなかったことにしようと、

ハヨンからもちかけたのでした。

 

ユンソンは暴君で野心家の祖父のようにはなりたくないと、

思うようになり、反抗してきました。

ラオンを好きになったことで、その思いは増幅してしまいます。

それに、恋敵なのに

ユンソンは世子を何度も危機から救い出します。

 

最終話でユンソンはラオンを命を懸けて助けますが、

大した男性です。

何らかの形で、幸せになってほしかった。

 

一方、ハヨンは一途に世子に思いをぶつけますが、

ラオンを愛している世子に恋心は届きません。

世子の父である王がハヨンを世子嬪にしようとします。

ハヨンは嬉しいです。ずっと世子様のおそばにいられる。

けれど、世子は政略結婚に乗っかろうとしてくるハヨンに

心を開くことはありませんでした。

 

私から言わせると、ハヨンさんはやり方を間違えました。

自分の思いだけで突っ走ってしまい、

世子のラオンを思う気持ちを汲み取れなかった。

政略結婚ではなく、本当に世子様のことが好きだから

そばにいさせてください。

といえば、世子の気持ちは少しはハヨンにも

かたむいたかもしれませんね。

 

とにかく、happy end は happy endなのですが、

何とも私の心は複雑です。

私的には、やはりユンソンとハヨンは愛し合い結婚しました。

と、なってほしかったです。