時代は常にものすごいスピードで変化しています。
いま60代の世代が子供のころは、まだまだ日本は貧しかったわけです。
団塊の世代が20代のころなんて、まだまだ国民の多くにとってクルマは憧れの存在でした。
つまり日本が正味とっても豊かだったのは、戦後復興以降、ここ40年たらずだったと思います。
惰性であと10年。
合わせて50年たらずの豊かさです。
それをやってきた先輩は偉大だと思いますけどね。
ちなみにこの話しを年配の人へすると、「あぁ~そうかもしれないね。いやそうだなぁ」
と実感をもってもらえるので、おそらく間違いではないと思います。
一方で、会社はこうあるべきとか、社会福祉はこうあるべきとかは、
普遍的なもの、当然の権利のように語られますが、
1960年あたりから、1990年代後半にかけて、
作られたたった数十年の価値観にすぎません。
右肩上がりで来たときと、今では前提がぜんぜん違うわけで、
もうそれも崩れはじめているのですが、
それに気がつかない、受け入れられない人たちがまだまだ多くいます。
大企業に就職すれば安心。
そんな時代もとうの昔に終わりました。
一定期ごとに大規模なリストラが起こるのもフロー化してきました。
総合職本社勤務だったのにリストラに合い、
今ではブローカーみたいになっている人ともたくさん出会います。
食えなくて、詐欺まがいの道へ行っている人もたくさんいます。
公務員の人件費は国・地方あわせて40兆とも60兆とも言われていますが、
天下り先への支出は実質ほとんどが人件費なので、
合わせると人件費はいったいいくらなのか、想像すらつきません。
いずれにしても、国も地方も固定費掛かりすぎて、破綻しかねません。
どんなに公務員の労働者としての地位が守られていても、
やがて世論の圧力には耐えられず、何らかの削減案が少しずつですが進んでいくでしょう。
江戸時代は3000万人の人口で、庶民が平和に暮らしていました。
人口が減ってもぜんぜんやっていけるのですが、
人口が減っていく過程は、どこでも生き残りサバイバルなわけです。
いずれにしても、とうの昔に価値観が変わろうとしているのに、
それに気がつかないで勘違いしている人は、サバイバルから脱落していくと思います。
江戸時代の安定政権でもないし、戦後復興からの成長期でもない今、
いかにスピーディーに変化していけれるか。
もう変化はいいよ
と思っても、時代は待ってくれません。
たったここ数十年だけ通用してきたくだらない価値観を捨てましょう。
生き残るために。そんな時代です。
のんちゃんでした。