桃栗三年、柿八年。
ある日の夜はそんな感じでした(意味不明)。
まず一件はなじみの店。
最近あまり行かないのでマスターに怒られつつ、
ちょっとだけ顔だして、M君に全権委任!
Mちゃんぜ~~んぶ任せてあるから好きにしてね![]()
そんなわけで、ソソクサ次へ![]()
最近、よく昼夜問わず使わせて頂いてます。
若い仲居さんとも仲良くなりつつあるのよ!
ウフ・・・ウフウフ
日本男児×英国紳士
そんな合わせ技を持つ魅力的な楽しい先輩とお酒をご一緒させて頂きました。
話しのテーマはとある企業の再建です。
個別の話しは一切書けないので、
私の経験を交えて一般論として思うところを書いてみたいと思います。
まずもって再建というものは中途半端な気持ちではできません。
本気で真剣にたくさんの課題と向き合い、解決していくことが必要です。
しかもその多くの課題が急務です。
スピーディーに判断し解決していかねばなりません。
単なるリストラで一時的に収益がよくなるやり方は再建とは言えません。
事業が健全化し、社員共々一緒に成長していけるところまで持っていって真の再建だと言えます。
日本の大企業はリストラで大切なものをたくさん失ってきました。
それは会社の将来までをも切り捨てるということです。
今の大手各社を見るとよく分かると思います。
わたしがはじめて再建というものをやらせてもらったのが25歳。
当時社歴24年を数える会社でした。
振り返ってみるとものすごいエネルギーを注ぎ込みました。
なんだかんだといって2~3年はどっぷり時間もエネルギーも取られます。
もちろんその後もさらなる発展のためじっくりその事業を育てていきます。
新しいエネルギー、新しい風を吹き込むと、不思議と蘇っていくんですね、会社って。
もう10年近く経って新陳代謝も繰り返しながらピンピンしてまだまだ成長しています。
そう、新しいエネルギーと新しい風があると、
企業の寿命っていくらでも伸びるんだと思います。
正直言うと、まだ若かった私は当時はものすごく気楽な気持ちで引き受けたんです。
一方でやり抜く自信も、エネルギーも満ち溢れていましたけどね。
でもいざ着手すると、寝れない日々(笑
解決するべき課題の山で想像するほど、そんな甘いものじゃありませんでした。
まぁ当然です。社員の生活もかかっているんですから。
新入社員も採用しちゃいましたし、その責任もあります。
いきなり事業停止だなんて、お客様にだって迷惑をかけられません。
現場にもたくさん出ながら一緒に汗もかいて取り組んだものです。
いろいろな経験を通じて思うことは、再建って本気でないと成功しないってことです。
自分の人生と場合によってはお金もをつぎ込むのですから、
やるのかやらないのかには、その覚悟が必要です。ボリュームが大きくなるとなお更です。
でも!
それ以上に大変なのが、ゼロから事業を生んで築き、
そして長い年月経営し続けるということです。
そういう事業を、会社を作ってきたことに対しての創業者や経営陣への敬意がないと
これまた再建って成功しないと思います。
よく批判ばかりしたり全否定し、やり方をガラっと変える人もいるのですが、
わたしはそれは違うと思います。
10年、20年、30年、あるいはそれ以上事業をやっていて、
その間にどれだけの企業が無くなっていくことか。
そこを生き抜いてきた、という事実は誰がなんと言おうとすごいことなんです。
これはやり抜いてきた本人しかその苦しみを知りません。
もちろん問題点の指摘というのは必要なんですけど
もし批判しかしないならば、それ以上のことをやってから言ってほしい。
私はいつもそれまでのやり方を承継したり、もしくは最大限活かします。
だって基本は間違ってないんですよ。
いいところだってたくさんあるんです。
それまで継続したり発展してきたのが何よりの証しです。
むしろ私よりすごい場合がほとんどですし、必ず何か当社よりも秀でているんです。
ただ何か一つ歯車がどこかで狂っただけなんです。
長年やっていればその疲労困ぱいからミスジャッジだってします。
人間なんですから。そこをちょっと修正すればよくなったりするんですね。
ですから、再建とか事業再生とかターンアラウンドとか言ったりしますけど、
本当はそういうことではなくて、
新しい風と新しいエネルギーを吹き込むことによって、
企業の寿命をさらに伸ばすことであり、さらなる成長の機会なんだと思います。
今までの努力をさらに生かしていくってことだと思うんですよね。
そして、ここが一番大切ですが、これらは社会貢献にも繋がっていくわけです。
ってなんだか長くなってしまったわ。
そんなわけで、ポンコツのんちゃんの再生誰かお願いします。
