帝国データバンクによると、2008年の倒産件数は約12,000件です。
http://www.tdb.co.jp/report/tosan/syukei/08nen.html
商工リサーチによると、15,646件となっています。
http://www.tsr-net.co.jp/new/zenkoku/year/1179452_809.html
与信情報に載らないような、自然消滅や廃業も含めると軽くこの倍はあると思います。
これを実質営業日で割ると、毎日100件以上の倒産もしくは廃業があるわけです。
すごい数ですね@@
飲食店とかが多いのかな。
倒産してしまうと、とっても多くの人に迷惑をかけます。
まずお客様。
ある日突然、商品やサービスを提供できなくなってしまいます。
すぐに他から調達できれば問題ないですが、
混乱や場合によっては致命的な迷惑をかける場合もあります。
その後のサービスや保証もできなくなります。
事前になんらかの支払いをしていれば、戻ってこないし、商品も届かないことになります。
次に社員・従業員。
食べていく手段を失います。
うまく転職できればいいですが、年齢を重ねてくると難しい場合もありますし、
家計のキャッシュフローが回らなくなるときもあります。
また今まで築いてきた環境や顧客、部下などとの関係も崩壊します。
お客様を結果として裏切ってしまうことにもなります。
仕入先にも迷惑がかかります。
お金を払うこともできませんし、連鎖倒産ということになる場合もあります。
その会社自身にとっても、大きな損害です。
今まで築き上げてきた信用や信頼、
人材、ノウハウなどすべてが水の泡となってしまいます。
毎日こんなことが大なり小なり100件以上のペースで起こっているわけです。
ほげ~~~。
経営者の最大の職責は、倒産を避けることです。
会社を潰さないことです。
これは会社を成長させることよりも、優先します。
でも会社を成長させるって、実は一番のリスクだったりもします。
一見矛盾したことをなんとかやり切っていきます。
いろんな手を尽くして、とにかく会社を存続させていくわけです。
継続は力なり。
ずっとお客様に商品やサービスを提供し、
雇用を維持し、人も育て、
取引先に仕事を提供し、
ノウハウを蓄え、事業も育成し、
税金などの公的資金も納め、
トータルとして世の中に貢献する。
商売をして継続することは、すなわちそれだけで、
世のため人のためになります。
さらにそこに付加価値をつけていければ、
それはどれだけすばらしいことなのでしょうか。
企業規模が大きくなるに比例して、
苦労やトラブルも増えます。
増えるだけでなく、大きくなります。
私は社長をやらせて頂いていますが、
会社が成長してもトップが一人というのは変わりません。
集まる情報、集めるべき情報、判断・決断しなくてはならないこと、
集まるよいエネルギー、悪いエネルギーも増える一方です。
幸い精神的にはサイボーグ並なので問題ないですが、
肉体はけっこう悲鳴をあげています。
でもまだまだ会社を大きくしたい。
その理由として一番大きなものは、
もっと社会貢献したいということに尽きます。
企業規模が大きくなるに従って、
社会貢献もその分大きくなっていきます。
だから成長したいんです。
でもちょっと疲れたので、明日は午後から温泉行ってきます。
仕事ですが。。。
のんちゃんでした。