人材育成とは、換言すれば失敗を経験させ、そこから学ばせることです。
体で学ばないと本当に分からないことがたくさんあるんですね。
本当に分からないと、あとあと緩い判断・緩い指導をすることになります。
社内で断トツに失敗が多い者。
それはわたしです。
一番、授業料が高くついてます。
これ、社長の特権だと思います。
ほんと、ありがたいことです。
いろんな経験をさせてもらっているってことです。
社内では最終的にすべてわたしの責任です。
判断ミスが直接損失を出すときもあったり、
ボディーブローのように長く損失に繋がったり、
数千万、数億の損失な判断をしているわけです。
社外の仕事でも、そりゃもうすごい授業料を払ってますよ。
でも、失敗を次に必ず継げて、それ以上に結果を出します。
だから生き残っているんですが(^o^;)
失敗させてあげられる範囲は、景気が影響してきます。
外部要因がいいときは、個々に伸ばしやすかったり、
会社全体として業績も向上させやすいので
どんどん裁量権を与えて失敗もさせます。
一言で言えば、たくさん失敗させる余裕があるってことです。
例えば、ひとつの企画を任せて、一回失敗しても、
二回目で失敗を活かさせて、より深みのある企画を実行させるなど、
長い目で見た取り組みをさせることができます。
ところが外部要因がマイナスになってくると、
業績がものすごく下がりやすい環境ですから、
小さな失敗の積み重ねがあっという間に会社全体の業績ダウンに繋がります。
会社にとって命取りになりかねません。
一つひとつは小さな失敗に見えても、その積み重ねが致命的リスクへと変貌していきます。
わたしの最重要な職責は「会社を存続」させることです。
この職責は「人材育成」よりも優先します。
ですから、致命的リスクを排除し、
つまり不景気においては裁量権を小さくさせて、失敗させる範囲も小さくします。
本人にとっては、厳しい外部要因の中で、直接的な責任をかぶらないですみます。
前ならOKだったものが、ダメ!になるわけです。
以上は並レベルを対象にした話しです。
一歩抜きん出た能力ある人、エネルギーある人は、
こういうときこそリスクを取るべきだと考えます。
だって、みんなが成果出せないときに、ガッツリ成果出したら
他の人が背伸びしたって追いつけない成果だしたら、
かっこいいし、すごいじゃん。
みんなが成果出せるときに、成果だしたってつまらなくない?
多くの人が成果あまり出せないときに、ガッツリ成果だすのは爽快ですよ。
能力ある人には裁量権どんどん与えたい。
その方が私も楽なんで(^▽^;)
自信ある人は名乗り出てね。