リーダーシップ世界一の国であるアメリカは、リーダーの育成にものすごく力を入れています。
世界の最高学府ハーバード大学もその好例と言えるでしょう。
学力だけで合否が決まる日本の最高学府東大とは違い、
頭脳がよいのは当たり前に、リーダーの素養ある者が合格されやすいと言われています。
ハーバード大学の起源はキリスト教のリーダーを作ることを目的に創設されています。
そして今や各界のリーダー養成所としての機能を担っているわけです。
頭脳明晰なリーダーの素養ある者同士が、毎日一冊の学術書を読破理解しないと話しにならないようなレベルで議論を繰り返し、
知識と教養あるリーダーを育成していきます。
日本でもリーダーを育てよう、という信念に基づいて、
海陽学園という中高一貫校が6年前に創設されました。
今後に大いに期待です。
企業を見ても、栄枯衰退があたり前の中、
170年以上もの間成長し続けているP&Gは、
リーダーの育成に重きを置いています。
日産のカルロスゴーン氏、あるいはGEのジャックウエルチ氏など、
非常に強力でとてつもなく優秀なリーダーを時おり生み出す企業はありますが、
P&Gのようにコンスタントに優秀なリーダーを生み出していく企業はそうはありません。
はたまたカリスマ創業者の企業では、まったく後進が育っていないケースが散見されます。
いくつもの企業を分析すると、永続的な成長をしている会社は、
創業社長といえども、概ね10年程度で社長を交代しています。
長すぎる先代というものは、詳しくは割愛しますが、
いろんな意味で後進が育たない組織を作ってしまいます。
いかにリーダーを生み出していく仕組みや文化を作っていくか。
経営するにおいて、世の企業が取り組んでいるようであまり取り組んでいない、
この最も重要なテーマに当グループは最重要テーマとして取り組み続けます。
リーダーたるもの、まずは勉強。一生勉強。
どんなに忙しかろうと、誰よりも学び続けなくてはいけません。
この癖をつけるのがなかなか難しいものですが、
諦めずしつこく執念で取り組んでいきます。