この日は先週からの大雨続きから晴れた日が数日たっていました。
そこで干潮を調べると午後3時半です。
これはもう出かけるしかないと考え、いつもの高瀬(菊池川)へ、ただ暑いです。
干潮で現れた長洲を一見して、いかにも何かありそうな感じでしたが、
お目当ての古い(800年程前)中国磁器の破片は見つかりませんでした。
だが、いつも最後に探すエリアにそれは砂の中にほぼ埋まっていました。
口のところが半分ほど露出していたので、最初は現代の植木鉢にも見えて、
余り期待せず砂から掘り出してみたら、それはとんでもないものでした。
ここへは20数年間(30年近く)通っていますが、かつてこれほど大きい土器は
見たことがありませんでした。
いつもはしませんが近くにある市立博物館に持ち込みました、ただその日は
専門の学芸員さんが不在で、預けておいて翌日いろんなお話をお聞きしました。
モノは大壺の上側半分で、弥生土器、時代は弥生末期3世紀中頃ではとのこと。
これは邪馬台国の時代と一致します。
では写真をどうぞ、CDとの比較で大きさを想像してみてください。
この日はもう一つ、いつも見ない端正な器形の土器も見つけていました。
これも学芸員さんにお聞きすると、10世紀頃の焼の甘い須恵器では、とのこと。
私見ですがこの器形はその時代の上手の中国磁器に似ています。
今年は土器の当たり年のようです。
本命は古い中国磁器の陶片ですが、、、、、
実は翌日、学芸員さんに話をお聞きしたあとも出向いて、
とんでもないものを見つけています。これは次回アップします。