遺族側の会見を聴いた。


考えさせられたのは、

要約であるが、以下のような話。

◆歌劇団は阪急阪神HDの

一部門でありながら、

一番利益を出している。

それなのに、劇団に所属する団員は

過去20年のデータをみても、

過重労働が酷く、

かつ低賃金で働かされてきた。

パワハラのほうに、比重がおかれているが、この事実をもっと報道して欲しい◆


つまりは、興行収入のほとんどは、

劇団員以外の懐に流れていた、

ともとれます。


幼い頃から宝塚を観てきて、

キレイな舞台を知ってるからこそ、

長い洗脳がとけた気分だ。


清く正しく美しく朗らかな時代は、

とっくに終わっていた。


自分が観ていた世界は、

排他的で閉鎖的な空間で、

いびつに成り立った世界だった。


生徒1人1人、

一部の座付き作家、

スタッフさんたち。

報われて欲しい人が報われることが、

何十年もなかったわけだ。


それが今回、

生徒さんの犠牲によって明らかになった。

有愛さんの死はあまりに大きな犠牲であるが、彼女はその身をもって、

夢の世界の現実を教えてくれたのだと思う。


◆伝統もあり、演劇の世界の中でも

立派な劇団の内部が、しっかりしていないのはおかしい。

変わらなければならないのではないか。公演数を減らすなどの表面的なことでなく、もっと根本から変わらないとダメだ(意訳)◆

弁護士さん曰く、

多数の宝塚ファンが思ってるんではないでしょうか、と。


これで終わり!

ではなく、これからが始まりなのだ。

それが、終わりの始まりなのか、

新しく生まれ変わる劇団としての始まりかはわからない。


洗脳や思い込みがなくなったワタシは、やはり終わりの始まりだと思う。


宙組がそのまま開始されたり、

ましてやパガドで再開されるのであれば、即潰して欲しい。

これ以上落ちぶれる前に。


しかし。

聞き取りのときも拒否者が出て。

お手紙謝罪すら、

該当者すべてを集められないのは。

劇団が該当者に甘いのか、

該当者がバカなのか。