人は嫌なことは忘れるらしい。

だから生きていけるらしい。


ワタシはXの2人(もっといるけど)

彼女らが経歴詐称してることを

批判してるのではなく、

嘘を書いてることについて

やめて欲しいと書いてる。

○ホットビューラーでまつげを焼いた→後日削除。

○有愛さんは失恋を苦になくなった→精神を病んでいたとまで書く。


こうゆう、身内でもなければ、

身内でさえ書かないだろう非常識なことを、死人に口なしとばかりに連日書き連ね(よほど暇なんだろう)

死者に鞭打つ行為をやめろと言ってるわけだ。


でも不思議なことに彼女らを擁護するのも一定数いることにびっくり。

人の意見だから、と言う方もいるが、

意見と誹謗中傷は違う。

しかも相手は亡くなっていて反論できない。

面白いことに、擁護のアカウントのアイコンは、著作権侵害に当たる人が多い。

偶然なんだと思うが、そのキャラクターをアイコンにする許可はもらってますか?とか。その写真家に承諾とりましたか、みたいな。いえば泥棒みたいなもんである。

泥棒が嘘つきを擁護している、地獄のような絵図はもううんざりだ。


芦原妃名子さんの事件。

リアルタイムで読んでいた。

原作者をないがしろにし、

好き放題書かれ、作品をめちゃくちゃにされた。

反論いや、芦原先生はドラマ化に関して説明をしただけだったのが、炎上。

そして自ら亡くなられてしまった。

わずか2日の出来事だ。


原作漫画の版元の小学館の「編集部」がやっと声明を出したものの、

明らかに先生を追い詰めたテレビ局も先生に反した脚本家も、哀悼の意を示すことなく、黙ったまま。

いや、脚本家は言い訳をして逃げた。


ちなみに原作漫画は完結していない。

読者の方が言った。

「先生を返して下さい。先生の作品はもう読めないんです。先生を返してよ」


宙組事件に似ていると思った。

散々叩いておいて、本人が亡くなったら

逃げる。

原作者と脚本家をつなぐ人がちゃんとしていない。

故に最悪の事態を招いてしまっても、

何もできない。

時間が過ぎれば、みんな忘れる。

だから黙っていよう……。

それが透けて見える。

芦原先生の悔しさ、いかばかりかと思う。

大切な作品を踏みにじられ、

めちゃくちゃにされた。

約束は破られ、説明したら叩かれる。


こんなこと、起こってはならない。

作者が好きにしてください、と言わない限りは、勝手にいじってはならない。

著作権とは何なのか。

使われ放題のイラストだが、

漫画家が時間をかけて描いたものを、

どこかから、簡単に引っ張ってきて使用するのも、犯罪なのである。


宝塚に戻ると。

何もなかったかのように、雪組、星組と熱狂的に観劇されていて。

次回公演に胸踊らせてるファンがいる。それで良いと思っていた。

それは、あくまで事件が、

一応落ち着いてるだろうと考えていたからだ。

ところが、何も未だに解決していない。


犠牲者が出るようなエンタメは、

一度滅びれば良いと考えるが、

観客は忘れてくれる。

まさに「記憶にございません」

いいじゃないか、お花が咲いていて。


嫌なことはみんな忘れて、

早く宙組も再開しましょう、みたいなノリになってないか。

そんな歌劇団やファンから、

自分はますます離れていく。


芦原妃名子先生に、

改めてお悔やみ申し上げます。


そして、有愛さんのことも。

劇団が。トップや組長がだめなら

(これにも言いたいことはあるが)

少なくとも同期生だけでも、

キチンとお別れ会をするべきである。

何も解決せず、

いつまでも彼女をこの世にとどめていては、あまりに可哀想だと、ワタシは思う。