***美術ファンのあなたへ「モネの絵の前で…」***************************
岡山県の大原美術館で、4歳の男の子がモネの「睡蓮」を見て「あっ、カエルがいる!」。
実は世界に250点はあるというモネのどの睡蓮も、カエルが描かれた作品は一枚も
ありません。それでその子に聞いてみたら「いまね、もぐっているんだよ…」。
きっとその子にはモネの絵が、まるで映画の一場面のような映像に見えていたのでしょう。
世界中で愛されてきた名画と呼ばれる作品たちは、物語を想像させる力を持っています。
のんびりと世界の名画を眺めながら、あなただけの「想像・創造」の世界に入り込んでみませんか?脳のアンチエイジングにも良いみたいですよ。
                                                       『13歳からのアート思考』末永幸歩 著より

さて今日は、AIが名画を見て創造したこんな童話を、ご紹介しましょう。
アルジャントゥイユは、フランスの首都パリ近郊の、セーヌ河に面した町。モネは170点の作品をここで描いたと言われています。
そして今回の童話には、世界中の首都を調べるのが大好きな、少年が登場します。

 

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おとぎ話 「地図大好き! レガッタ大冒険」

 

昔々、地図が大好きな少年マサルがいました。マサルは、世界中の国の首都名をスラスラ言えるほどの地図マニア。

「フランスの首都パリは、パリ市というのが本当みたい」

「ボリビアの首都ラパスは、正しくはヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・パス」

「タイのバンコクの正式名称はすごく長いよ、クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット・・・憶えられるかい?」

まるで早口言葉のように出てくる首都の名前を聞いて、友だちたちはいつもびっくりしていました。


そんなある日マサルは、何気なく入った本屋でクロード・モネの「アルジャントゥイユのレガッタ」という絵画に心を奪われました。特に絵の中のキラキラ輝くセーヌ川とヨットに、彼はすっかり夢中になってしまいました。

 

「まるで自分がヨットに乗ってるみたい!」
そう思ったマサルは、絵の世界へ飛び込みます。セーヌ川を軽やかに進むヨットの上で、気持ちのいい風を感じ、美しい景色を楽しんでいました。

しかし、突然大きな波に巻き込まれて川へ落ちてしまいます。必死に泳ぎますが、なかなか岸までたどり着けません。

そんなマサルを助けてくれたのは、絵の中にいた小さなボートに乗った少女でした。

少女と仲良くなったマサルは、一緒にセーヌ川を冒険することにしました。

二人がセーヌ川を下っていると、大きな橋が見えてきました。その橋は、まるで虹のように美しく輝いていました。
「あの橋、すごいね! まるで虹みたい!」
マサルは、少女に橋のことを尋ねました。
「あの橋は、アルジャントゥイユ橋っていうの。この街のシンボル的な橋よ。」

 

二人は絵で見た美しい街並みや、たくさんの人々で賑わうマーケットなど、様々な場所を訪れました。

マサルは、絵の中の少女と出会ったことで、絵画の世界の素晴らしさを知りました。そして、マサルは、絵画を見るのがますます好きになりました。

また少女も、地図の話で世界を知り、心を震わせました。

二人はお互いに教え合い、友情を深めていきました。

ある日、二人はセーヌ川を下っていると、遠くにひなげしの花が咲いていました。

少女は、ひなげしの花言葉を知っていました。

マサルにその花言葉を教えます。

「心の平穏」「いたわり」「思いやり」・・・・

マサルは「ヒナゲシって心やさしい花なんだね」と答えました。

絵を観ることを知ったマサルには、少女の一言一言があたたかく染み込んでいました。

 

 

 

そういえば、、、、、、、ひなげしにはもう一つ花言葉がありましたね、それは「恋の予感」っていうんですが・・・・。             

 

おしまい。

 

 

 

 

※つれづれ※(AIが書いたあとがきです)

絵画のモデル

「アルジャントゥイユのレガッタ」は、フランスのアルジャントゥイユという街を描いた作品です。モネは、この街に滞在中に、セーヌ川とその周辺の風景を数多く描きました。

モネの画風

モネは、光と色彩を捉えることにこだわり、鮮やかで明るい色彩を使った作品を多く描きました。また、筆触を活かした躍動感のある表現も特徴です。

印象派への影響

「アルジャントゥイユのレガッタ」は、印象派の代表的な作品の一つとして高く評価されています。この作品は、光と色彩の表現において新たな可能性を示し、後の画家たちに大きな影響を与えました。

モネの人生哲学

モネは、「瞬間の美しさ」を捉えることを大切にしました。そして、常に新しい表現方法に挑戦し続けました。

一つのテーマを何枚も描き続けたモネは、こう言っています。
「すべては変千万化する、石でさえも」

モネは、主観的な感情を表現することよりも、目の前の風景を忠実に描くことに重きを置いていました。

   セーヌ川は、フランスを流れる川です。パリ市を貫流しており、フランスで最も重要な川のひとつです。
    アルジャントゥイユは、パリ郊外にある街です。印象派の画家たちが集まった場所として知られています。

 

 

 

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おとぎ話の中に出てくるお話の中から2点、関係する絵をご紹介します。

 

 

 

クロード・モネのアルジャントイユの橋

 

 

 

 

 

 

クロード・モネのひなげし  (第1回印象派展出品作品)