***美術ファンのあなたへ「モネの絵の前で…」***************************
岡山県の大原美術館で、4歳の男の子がモネの「睡蓮」を見て「あっ、カエルがいる!」。
実は世界に250点はあるというモネのどの睡蓮も、カエルが描かれた作品は一枚も
ありません。それでその子に聞いてみたら「いまね、もぐっているんだよ…」。
きっとその子にはモネの絵が、まるで映画の一場面のような映像に見えていたのでしょう。
世界中で愛されてきた名画と呼ばれる作品たちは、物語を想像させる力を持っています。
のんびりと世界の名画を眺めながら、あなただけの「想像・創造」の世界に入り込んでみませんか?脳のアンチエイジングにも良いみたいですよ。
『13歳からのアート思考』末永幸歩 著より
さて今日は、AIが名画を見て創造したこんな童話を、ご紹介しましょう。
お話は、実際にあった逸話がベースになっています。
「生成AI恐るべし!」です。
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おとぎ話 発明少女ミナの四季望遠鏡
春の息吹が、小さな村を優しく包み込む朝、風景を愛する少女発明家のミナは、新しい発明に取り組んでいました。彼女の目指すのは、美しい風景を好きな季節に変えて眺められる不思議な四季望遠鏡。この望遠鏡で見ると、どんな場所でも、冬の雪景色、夏の輝く太陽、秋の紅葉、春の桜が自由自在に楽しめるのです。
ある日、ミナは速水御舟の「炎舞」の絵を見て、心を奪われました。その絵には、炎の中を舞う蛾が描かれており、その緻密さと美しさに感動したのです。ミナは、この絵のように、人々が自然の美しさに心を動かされるような発明をしたいと思いました。
ミナは、御舟の言葉を思い出します。「梯子(はしご)の頂上に登る勇気は貴い、更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気を持つ者は更に貴い。」
彼女は、失敗を恐れずに何度も何度も何度も挑戦する勇気を持っていました。そして、その勇気が彼女を成功へと導いたのです。
ミナの望遠鏡は、村の人々に大人気となり、彼女はその発明で賞を受賞しました。
しかし、彼女はそこで満足せず、さらに新しい発明に挑戦し続けました。今度は、一目で一年分の四季を同時に捉えられる望遠鏡が、目標です。
彼女の物語は、子供たちに勇気と希望を与え、自然の美しさを再発見させるものでした。
おしまい
※つれづれ※(AIが書いたあとがきです)
速水御舟は、大正から昭和初期にかけて活躍した日本画家です。彼の作品「炎舞」は、1925年の夏、家族と共に軽井沢で過ごした際に描かれました。この絵は、御舟の観察眼と筆致の鬼気迫る緻密さを示しており、見る者を引き込む力があります。御舟は、美を追求し、型にはまることを恐れず、画風を次々と変えていきました。彼の人生哲学や、絵画への深い洞察は、今も多くの人々に影響を与え続けています。
御舟は『速水御舟随筆集 梯子を登り返す勇気』の中で、
「梯子の頂上に登る勇気は貴い、更にそこから降りて来て、再び登り返す勇気を持つ者は更に貴い。大抵は一度登ればそこで安心してしまう。そこで腰を据えてしまう者が多い。
登り得る勇気を持つ者よりも、更に降り得る勇気を持つ者は、真に強い力の把持者である。」
と書いて、彼の作画の姿勢を表しました。
「炎舞」は、御舟の最高傑作として、また近代日本画史上における傑作としても評価されています。彼の画業は、新南画と言われた今村紫紅の影響を受け、琳派の装飾的画面構成や西洋画の写実技法を取り入れつつも、1つの様式にとどまることなく、生涯を通じて画風を変え、写実に装飾性と象徴性を加味した独自の画境を切り拓いたのです。彼の早世は、日本の美術界にとって大きな損失でしたが、彼の作品は今もなお、多くの人々に愛され続けています。彼の絵は、私たちに勇気と希望を与え、美の追求の大切さを教えてくれるのです。
完
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