あいかわらず、大学受験業界の事情を全く知らない『ちーちゃん』が、「東北大は偏差値57www」とか叫んでいるので、説明しておく。

まず、ごく一般的な学歴の相関図は以下のようになる。

学歴相関図

東北大理系学部は、早慶を格下に見ており、滑り止めとして受験する。
(書かれているように、合格率はあまり高くないが、同時合格者の90%が東北大に進学する)
早慶の滑り止めがMARCHだ。

だから、以下のような偏差値であっても、東北大理系は早慶より格上だ。

偏差値一覧

私が滑り止めとしたのは、
慶応環境情報(偏差値72.5)
慶応法(偏差値70.0)
慶応理工(偏差値65.0)
早稲田理工(偏差値62.5)
上智理工(偏差値62.5)
等であり、全て蹴っている。

だが、格上の東北大工(偏差値57.5)に合格したので、当然東北大工に進学したわけだ。
※事実、早慶理工などは、合格者の8割が入学を辞退して国立大に進学するため、入学者偏差値は東北大工とほぼ変わらない。ちなみに私は3大予備校で予備校講師として進学指導にも携わっており、この情報は正しい情報である。

こんなことは大学受験界の常識であるし、東北大工学部の偏差値が57.5しか出ないというのは難関な母集団の模試だからなのだが、『ちーちゃん』たちは何も知らないため、「偏差値57.5ww」と言って笑うのである。

ちなみに国立大学理系の中では、医学部を除いて、以下のランキングになる。
1位 東京大学
2位 京都大学
3位 東京工業大学、大阪大学
5位 東北大学、名古屋大学
7位 九州大学、北海道大学
世界ランキングを見ても、科研費総額を見ても、ノーベル賞受賞を見ても、RU11大学を見ても、スーパーグローバル大学指定大学を見ても、東北大学理系は日本で5番目である。世界ランキングなどにおいては、早慶はほぼ100位圏外だ。

(追記)2015/10/01、THE世界大学ランキングにおいて発表された、日本国内大学のランキングで1位は東京大学、2位は京都大学、3位は東北大学である。早慶は残念ながら、かなり下である。

私は見てのとおり、偏差値72.5の慶応環境情報も蹴っているので、私の偏差値は57.5ではない。
大学受験を経験してから、人を批判しよう。