「KOZUKA BLADES」 | フィギュアスケート妄想・疾走者

フィギュアスケート妄想・疾走者

どこかの民族では、数の概念は「1、2、たくさん」しかなかったとかいう話を聞いたことがある。

一人でも、二人でも、大勢と組んでも、高橋大輔はかっこいい。

金属の固まりから削り出すという手法によりスケートのブレードを作る、というプロジェクトに小塚崇彦氏が取り組んでいるというのは聞いていた。

そのブレードが販売される、サイトも立ち上がった、ということで、読みに行ってみた。


「KOZUKA BLADES」

なんというか。
フィギュアスケート全般について考えたい人には、このサイト、必読である。
今のブレードの問題点、それが選手にどう影響しているかが書かれている。
そして、それを克服するためのブレードの設計であるということが、簡潔に説明されている。

ちょっと感動した。



大輔さんが引退した頃から、想像していたイメージがある。バンクーバー五輪とソチ五輪に出場した選手たちに対して。
真ん中にフィギュアスケート競技の世界がある。そしてそこから、みなそれぞれ違う方向に進んでいるという画なのだ。そう、それぞれがフィギュアスケートの世界を広げるため、あえて違う方向へ向かう。
連想していたのは、漫画「11人いる!」のラストシーンである。
手元に本がないので画像は貼れないけれど、「11人いる! 未来へ!」のワードで検索したら出てきます。
(どーでもいいけど、「ケロロ軍曹」がこの絵をパクっているのに気が付いて笑った。)

小塚くんはそうやって道を進み、一つの結果を出したわけである。すごい。

この世代、そして引退したばかりの無良選手もまた、そうやってフィギュアスケートの世界を広げてくれるだろうと思っている。
で、ソチ五輪世代最後の羽生くんはどーんと中央で屹立していただくのが役割なのではないか、なんてね。