【全仏テニス】ナダル、3年ぶり10度目V 男子シングルス決勝
 テニスの四大大会第2戦、全仏オープン最終日は11日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス決勝で第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第3シードのスタン・バブリンカ(スイス)を6-2、6-3、6-1で下し、3年ぶり最多10度目の優勝を果たした。四大大会で単独2位の15個目のタイトルとなり、優勝賞金210万ユーロ(約2億5830万円)を獲得した。31歳のナダルは鉄壁の守備とフォアの強打で主導権を握り、2015年大会覇者で32歳のバブリンカを寄せ付けなかった。ナダルは今大会の計7試合で1セットも落とさなかった。女子ダブルス決勝では第1シードのベサニー・マテックサンズ(米国)ルーシー・サファロバ(チェコ)組がアシュリー・バーティ、ケーシー・デラクア組(オーストラリア)を6-2、6-1で退けて2年ぶり2度目の優勝を飾り、四大大会3連勝となった。(共同)

テニス=ナダル、通算10回目の全仏優勝まであと1勝
[パリ 10日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは11日、男子シングルス決勝を行う。第4シードのラファエル・ナダル(31、スペイン)はここまで1セットも落とすことなく、圧倒的な追い風に乗って通算10回目の全仏優勝へあと1勝としたが、決勝では第3シードのスタン・バブリンカ(32、スイス)という最大の難敵が待ち受ける。バブリンカは四大大会の決勝で3戦3勝と大舞台での強さを誇る。2015年の全仏ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)を倒した経験を持ち、2014年の全豪オープン決勝ではナダルを破ってグランドスラム初制覇を果たした。ナダルはバブリンカについて「止めるのは難しい」とコメント。積極的なプレーをさせないようにあらゆる手を打つ必要があるとし、「ハードに打てるポジションでは打たせないようにしなければならない」とポイントを挙げた。一方のバブリンカは、2014年から3年を経て、「大事な場面で全力を発揮できる自信がついた」と発言。ナダル戦、最初の12試合は歯が立たなかったが、最近の6試合では3勝している。なおナダルとバブリンカのどちらが決勝を制したとしても、次に更新される世界ランキングで2位に浮上することが確定している。

テニス=20歳オスタペンコが初優勝、全仏オープン女子
[パリ 10日 ロイター] - テニスの四大大会第2戦、全仏オープンは10日、パリで女子シングルス決勝を行い、20歳のエレナ・オスタペンコ(ラトビア)が第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)に4─6、6─4、6─3で勝利。ツアー初優勝とグランドスラム初制覇を同時に達成した。オスタペンコは第1セットを落とした後、第2セットでも0─3と劣勢だったが、そこから逆転。ラトビアに四大大会初タイトルをもたらした。1968年のオープン化以降、ノーシードの選手が全仏の女子シングルスを制したのは初めて。ツアー初優勝を全仏で果たしたのは男子シングルスでのグスタボ・クエルテン(ブラジル)以来で、クエルテンが勝った1997年6月8日がオスタペンコの誕生日。試合後オスタペンコは、「すべてが思い通りに進んでくれたゲームがいくつかあった。1ポイントでも多く取るつもりで戦った」とコメント。「誕生日がクエルテンの全仏初優勝の日と重なるのは知っていた。言葉もない」と述べた。

【全仏テニス】上地結衣が単複2冠を達成 車いすの部女子
 テニスの全仏オープン車いすの部は10日、パリのローランギャロスで行われ、女子ダブルス決勝で23歳の上地結衣(エイベックス)がマリヨレン・バウス(オランダ)とのコンビでオランダのペアに6-3、7-5で勝ち、同日のシングルスと合わせて2冠を達成した。四大大会で2種目制覇はダブルスで英国選手と組んだ2014年の全仏と全米オープンに続いて3度目となった。(共同)

テニス=シャラポワが芝コートの大会欠場へ、けが回復せず
[10日 ロイター] - 女子テニスの元世界ランク1位、マリア・シャラポワ(ロシア)は、左太もものけがが回復せず、今月のウィンブルドン選手権予選を含む今季の芝コートで行われる大会を欠場すると発表した。シャラポワは5月のイタリア国際で同箇所を痛めた。ドーピング規則違反による1年3カ月の出場停止処分が4月に明けて復帰したばかりだった。同選手は自身のフェイスブックに、「検査の結果、ローマで負った筋断裂のけがにより予定していた芝コートでの大会には出場できなくなった」と記した。

ゴルフ=首位にクレーンら3選手、米男子ツアー
[10日 ロイター] - 米男子ゴルフのフェデックス・セントジュード・クラシックは10日、テネシー州メンフィスのTPCサウスウインド(パー70)で第3ラウンドを行い、ベン・クレーン(米国)らが通算9アンダーの201でトップに立った。この日65で回ったラファエル・カブレラベロ(スペイン)、スチュワート・シンク(米国)とクレーンの3選手が首位に並んだ。1打差の4位タイでチャド・キャンベルとルーク・リスト(ともに米国)が追う。フィル・ミケルソン(米国)は通算5アンダーの13位タイ。

【女子ゴルフ】 引退表明の宮里藍は26位 キム・ハヌルが3勝目 サントリー・レディース
 女子ゴルフのサントリー・レディースは11日、兵庫県六甲国際GC(6538ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、首位で出たキム・ハヌル(韓国)が通算15アンダー、273で今季3勝目を挙げ、賞金1800万円を獲得した。今季限りでの現役引退を表明した宮里藍はスコアを1つ伸ばし、通算2アンダー、286で26位に終わった。首位と1打差の2位に堀琴音、さらに3打差の3位にテレサ・ルー(台湾)が続いた。辻梨恵と山城奈々が通算10アンダーで4位だった。