テニス=世界ランク1位セリーナ圧勝、ウィンブルドン4回戦へ

 7月3日、テニスの四大大会の第3戦、ウィンブルドン選手権の女子シングルス3回戦、世界ランク1位で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(写真)はアニカ・ベックを6─3、6─0で下した(2016年 ロイター/Tony O'Brien)
[ロンドン 3日 ロイター] - テニスの四大大会の第3戦、ウィンブルドン選手権は3日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで女子シングルス3回戦を行い、世界ランク1位で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)はアニカ・ベック(ドイツ)を6─3、6─0で下した。34歳のセリーナは22歳の相手をパワーで圧倒。四大大会での通算300勝目を挙げた。4回戦では第13シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)と対戦する。このほか、第6シードのロベルタ・ビンチ(イタリア)、第11シードのティメア・バシンスキー(スイス)は敗退した。

テニス=第7シードのガスケらが4回戦進出、ウィンブルドン

 7月3日、テニスのウィンブルドン選手権、男子シングルス3回戦、第7シードのリシャール・ガスケ(写真)は中断されていたアルベルト・ラモスとの試合に2─6、7─6、6─2、6─3で決着をつけた(2016年 ロイター/Toby Melville)
[3日 ロイター] - テニスの四大大会の第3戦、ウィンブルドン選手権は3日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス3回戦を行い、第7シードのリシャール・ガスケ(フランス)は中断されていたアルベルト・ラモス(スペイン)との試合に2─6、7─6、6─2、6─3で決着をつけた。ガスケは4回戦で第12シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦する。ツォンガは前日から持ち越されていた第18シードのジョン・イスナー(米国)との4時間25分に及ぶ死闘を制した。このほか、第10シードのトマーシュ・ベルディハ(チェコ)、第15シードのニック・キリオス(オーストラリア)も16強入りを果たした。

【ウィンブルドン】
錦織きょう4回戦、因縁のチリッチ戦 痛み残るも復調 大会自己最高8強目指す
 テニスのウィンブルドン選手権で2年ぶり2度目の16強入りを果たした錦織圭(日清食品)が4日の第2コート第2試合で行われる4回戦で大会自己最高のベスト8入りをかけ、チリッチ(クロアチア)と対戦する。3回戦では、2度の降雨中断にも集中力を切らさず、格下のアンドレイ・クズネツォフ(ロシア)に貫禄勝ちした。大会前に傷めた左脇腹に不安を抱え、試合後、「痛みとの戦いだった」と体調が万全でないことを打ち明けた。一夜明けた3日の練習ではマイケル・チャン・コーチらを相手に軽めのメニューをこなすにとどめた。しかし、大会に同行する理学療法士のロバート・オオハシ氏は「まだ100パーセントでないが、徐々に良くなっていくと思う」と完全復調が近いことを認めた。もう一つの不安材料、苦手の芝は克服しつつある。3回戦後のインタビューでは、「第3セットは積極的に攻めて、一気に逆転できてうれしかった。ベストの試合の一つ。芝でもストローク戦で自信が出てきた」と笑顔を見せた。8強をかけて4回戦で戦うチリッチは2014年の全米オープン決勝で苦杯をなめた因縁の相手。「スキがない選手。リターンゲームに集中する」とクールなひそかな闘志を燃やしている。ウィンブルドンの大舞台で世界屈指のビッグサーバーをどう攻略するか。1995年の松岡修造以来となる8強入りに日本の熱い期待がかかっている。(ウィンブルドン、岡部伸)

ゴルフ=米女子ツアーで横峯が10位、ヘンダーソン優勝

[3日 ロイター] - 米女子ゴルフのポートランド・クラシックは3日、オレゴン州ポートランドのコロンビアエッジウオーターCC(パー72)で最終ラウンドを行い、22位タイで出た横峯さくらは69で回り、通算6アンダーの282で10位タイだった。世界ランク2位のブルック・ヘンダーソン(カナダ)が初日からのリードを守りきり、2位ステーシー・ルイス(米国)と4打差の通算14アンダーで連覇を達成した。上原彩子は通算4アンダーの19位タイ。宮里藍と宮里美香はともに通算2オーバーの54位タイに終わった。
■上原彩子の話「グリーンが軟らかい前半で伸ばせなかったのが残念。感覚的にはだいぶ良くなってきている。課題を少しずつ埋めていって、早く納得のいくゴルフができるようにしたい」
■宮里藍の話「決して自分の調子がいい状態ではなかったが、何とかできる範囲のことはやれた。反省点は集中力がいまひとつだったこと。次の試合では、いいエネルギーで回れるようにしっかり休みたい」
■宮里美香の話「ショットが悪い分、バーディーチャンスもなくて、なかなか思うようなゴルフができなかった。ピンを狙いにいきたい思いがあって、守るゴルフができなかった」(共同)

ゴルフ=ブリヂストン招待でジョンソン優勝、松山42位

 7月3日、男子ゴルフの世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待の最終ラウンド、全米オープン覇者のダスティン・ジョンソンが66をマークし、通算6アンダーで逆転優勝を果たした(2016年 ロイター/Charles LeClaire-USA TODAY Sports)
[3日 ロイター] - 男子ゴルフの世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待は3日、米オハイオ州アクロンのファイアストーンCC(パー70)で最終ラウンドを行い、全米オープン覇者のダスティン・ジョンソン(米国)が66をマークし、通算6アンダーの274で逆転優勝を果たした。松山英樹は67で回り、通算9オーバーの42位タイ。松村道央は通算12オーバーの49位タイ。塚田陽亮は通算24オーバーの57位だった。首位タイで出た世界ランク1位のジェーソン・デー(オーストラリア)は通算3アンダーの3位タイ。同2位のジョーダン・スピース(米国)も3位タイだった。
■松山英樹の話「ずっとアンダーパーが出ないんじゃないかと心配だったけど、出すことができた。気持ち的に楽になった。何が良くなったのかは分からない。でもチャンスも多かったし、いいところでパットも決まってくれた。気持ちも新たに次の全英に臨める」
■松村道央の話「アンダーパーが目標だったので達成できて良かった。日を追うごとにゴルフが良くなった。また来年来たい。一緒に回った松山は自然体でできているのが印象的だった。最後は2人ともいいプレーができた」
■塚田陽亮の話「あっという間の4日間だったけど、最終日も本当に悔しくて仕方ない。結果が結果なのでコースに適応できたと思っていない。いろいろ反省して今後に生かせればいいと思う。また米ツアーに出られるように頑張りたい」(共同)

【男子ゴルフ】
谷原が逃げ切り通算12勝目 セガサミー最終日

優勝トロフィーを手にする谷原秀人=3日、千歳市・ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(撮影・高橋茂夫)
 男子ゴルフの長嶋茂雄招待セガサミー・カップは3日、北海道ザ・ノースカントリーGC(7167ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、37歳の谷原秀人が2バーディー、2ボギーの72で回って通算14アンダー、274で逃げ切り、今季ツアー初勝利を果たした。通算12勝目。賞金3000万円を獲得した。2打差の2位にタンヤゴーン・クロンパ(タイ)、さらに1打差の3位に矢野東と今平周吾が入った。65をマークした池田勇太は通算7アンダーの14位、片山晋呉は2アンダーの45位だった。

ゴルフ=松山がリオ五輪辞退を表明、ジカ熱懸念などで

 7月4日、男子ゴルフの松山英樹(写真)がリオ五輪に出場しないことを3日に明らかにしたと、複数のメディアが報じた。5月撮影(2016年 ロイター/John David Mercer-USA TODAY Sports)
[4日 ロイター] - 男子ゴルフの松山英樹が3日、8月に開幕するリオデジャネイロ五輪に出場しないことを明らかにしたと、複数のメディアが報じた。ジカ熱への懸念などが理由だという。米オハイオ州で行われた世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待の最終ラウンド後に取材に応じた松山は、出場辞退の理由として、ブラジルで感染が拡大しているジカ熱のほか、治安への懸念を挙げたという。世界ランキングで日本人トップの松山は、五輪代表選出が確実視されていた。男子ゴルフでは、世界ランク1位のジェーソン・デー(オーストラリア)のほか、ロリー・マキロイ(英国)などトップ選手の五輪辞退が相次いでいる。