サッカー=イタリア8強、王者スペインの3連覇阻む

6月27日、サッカーの欧州選手権、決勝トーナメント1回戦でイタリアは2大会連続王者のスペインを2─0で下し、準々決勝に進出した。写真は勝利を喜ぶイタリアの選手たち(2016年 ロイター)
[パリ 27日 ロイター] - サッカーの欧州選手権(ユーロ2016)は27日、各地で決勝トーナメント1回戦の試合を行い、イタリアは2大会連続王者のスペインを2─0で下し、準々決勝に進出した。イタリアは前半33分にジョルジョ・キエリーニのゴールで先制。試合終了間際にグラツィアーノ・ペッレがダメ押しの1点を加えた。イタリアが公式戦でスペインに勝利したのは1994年ワールドカップ(W杯)以来。欧州選手権では2012年大会の決勝で顔を合わせ、0─4で敗れていた。7月2日の準々決勝でイタリアはW杯王者のドイツと対戦する。
サッカー=イングランドに波乱、ユーロでアイスランドに敗れる

6月27日、サッカーの欧州選手権、決勝トーナメント1回戦、イングランドがアイスランドに1─2で敗れる波乱があった。写真は試合後のイングランドの選手たち(2016年 ロイター)
[ニース(フランス) 27日 ロイター] - サッカーの欧州選手権(ユーロ2016)は27日、各地で決勝トーナメント1回戦の試合を行い、イングランドがアイスランドに1─2で敗れる波乱があった。イングランドは前半4分にウェイン・ルーニーのPKで先制したが、その2分後、アイスランドのラグナル・シグルドソンに同点ゴールを献上。同18分にコルベイン・シグトルソンに勝ち越しゴールを決められた。イングランドはこれまで欧州選手権の決勝トーナメントでは1勝(1996年にPK戦でスペインに勝利)しかしていない。同大会初出場のアイスランドは、ほぼすべての面でイングランドを上回り、大会初出場ながら準々決勝に進出。ヘイミル・ハルグリムソン共同監督は「チームは少しずつ調子を上げている。今回は最高の試合ができたが、われわれはまだ実力を発揮していない」と語った。アイスランドは7月3日、開催国フランスと対戦する。
サッカー=デルボスケ監督、「スペイン代表の未来は明るい」

6月27日、サッカーのスペイン代表、ビセンテ・デルボスケ監督は、欧州選手権の決勝トーナメント1回戦でイタリアに0─2で敗れた後、スペインの時代にピリオドが打たれたわけではないとし、未来は明るいと述べた(2016年 ロイター)
[パリ 27日 ロイター] - サッカーのスペイン代表、ビセンテ・デルボスケ監督は27日、欧州選手権(ユーロ2016)決勝トーナメント1回戦でイタリアに0─2で敗れた後、2008年の同大会優勝以来、欧州サッカーを席巻してきたスペインの時代にピリオドが打たれたわけではないとし、未来は明るいと述べた。デルボスケ監督は記者団に対し、「時代が終わったとは思っていないが、われわれはメジャー大会で優勝することがいかに難しいか理解している」とコメント。「スペインにはいい育成組織があり、有望な若手選手も多い。時間をかけて仕組みを作り上げてきた」と語った。同監督は、今後も代表監督を継続するかどうかについては、スペイン・サッカー連盟会長と話し合いを持つ予定だと話すにとどめた。この日の試合についてデルボスケ監督は、「イタリアのプレースタイルはスペインとは異質。イタリアは8強入りにふさわしい戦い方をした」と述べた。なおスペインは、9月から始まる2018年ワールドカップの欧州予選ではイタリアと同組。
サッカー=英代表ホジソン監督が辞任、「この4年を誇りに思う」

6月27日、サッカーのイングランド代表、ロイ・ホジソン監督は、欧州選手権で敗退したことを受け、辞任した(2016年 ロイター)
[ニース(フランス) 27日 ロイター] - サッカーのイングランド代表、ロイ・ホジソン監督(68)は27日、欧州選手権(ユーロ2016)で敗退したことを受け、辞任した。イングランドはこの日、決勝トーナメント1回戦でアイスランドに1─2で敗れた。ホジソン氏は試合後の記者会見で「われわれはユーロで敗退した。今後はほかの誰かが、このハングリーで才能あふれるチームの成長を見届けるべき」と辞意を表明。「この4年間は素晴らしい冒険だった。誇りに思う」と述べた。イングランド・サッカー協会(FA)は声明で「ホジソン氏の決断を尊重する。今後について検討に入る」と発表した。アシスタントコーチのガリー・ネビル氏、レイ・ルイントン氏もチームを去る。イングランドはユーロ2016予選では10戦全勝だったが、ホジソン氏は主要大会では11試合でわずか3勝しかできなかった。同氏は2012年5月、イングランド代表監督に就任。同年の欧州選手権では、準々決勝でPK戦の末、イタリアに敗れた。2014年ワールドカップの1次リーグでは1勝もできずに敗退した。
サッカー=アルゼンチン代表、アグエロらも引退を検討

6月27日、サッカーのアルゼンチン代表では、リオネル・メッシ(左から2人目)に続き、セルヒオ・アグエロ(中央)ら数選手も代表を退くかどうか検討中だと報じられた。米マサチューセッツ州フォックスボロで18日撮影(2016年 ロイター/Winslow Townson-USA TODAY Sports)
[27日 ロイター] - サッカーのアルゼンチン代表をめぐり、リオネル・メッシ(29)が26日に代表からの引退を表明したのに続き、セルヒオ・アグエロ(28)ら数選手も代表を退くかどうか検討中だとアルゼンチンのオーレ紙が報じた。アルゼンチンは26日、コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権の100周年記念大会)の決勝でPK戦の末にチリに敗れた。アグエロは後半25分から出場したが、同国A代表にとって23年ぶりのメジャータイトルを手にすることはできなかった。アグエロはオーレ紙に対し、「代表を退くのはメッシ1人にとどまらない可能性が高い」とコメント。「自分のように、代表を続けるべきか考えている選手が数人いる」と述べた。アグエロは2006年9月に代表入りし、2008年北京五輪ではメッシとともに金メダルを獲得した。今回の決勝での敗戦について「PKを外して最大のダメージを受けたのはメッシ」としながらも、「チームの全員がダメージを受けた。今回も運がなかった。これからどう先に進むか考えたい」と語った。
サッカー=メッシ、代表ではマラドーナ氏の実績に及ばず

[27日 ロイター] - サッカーのアルゼンチン代表からの引退を表明したリオネル・メッシは代表チームのスター選手だったが、英雄ディエゴ・マラドーナ氏の実績には及ばなかった。アルゼンチンは26日に行われたコパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権の100周年記念大会)の決勝でPK戦の末、チリに敗退。代表で通算4回目の準優勝に終わったメッシは、試合後に代表引退を表明した。マラドーナ氏は身長165センチで、メッシは身長170センチ。ともに小柄であるという共通点はあるが、マラドーナ氏は1986年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会で優勝した実績がある。一方のメッシはバルセロナ(スペイン)で通算4回の欧州チャンピオンズリーグ優勝を経験しているものの、代表での実績は2008年北京五輪での金メダル獲得のみ。アルゼンチンファンからは、メッシにチームリーダーとしての期待が常にかけられていたが、それが大きなプレッシャーとなった。アルゼンチンは2014年W杯ブラジル大会でも決勝に進んだが、ドイツに敗れた。

6月27日、サッカーの欧州選手権、決勝トーナメント1回戦でイタリアは2大会連続王者のスペインを2─0で下し、準々決勝に進出した。写真は勝利を喜ぶイタリアの選手たち(2016年 ロイター)
[パリ 27日 ロイター] - サッカーの欧州選手権(ユーロ2016)は27日、各地で決勝トーナメント1回戦の試合を行い、イタリアは2大会連続王者のスペインを2─0で下し、準々決勝に進出した。イタリアは前半33分にジョルジョ・キエリーニのゴールで先制。試合終了間際にグラツィアーノ・ペッレがダメ押しの1点を加えた。イタリアが公式戦でスペインに勝利したのは1994年ワールドカップ(W杯)以来。欧州選手権では2012年大会の決勝で顔を合わせ、0─4で敗れていた。7月2日の準々決勝でイタリアはW杯王者のドイツと対戦する。
サッカー=イングランドに波乱、ユーロでアイスランドに敗れる

6月27日、サッカーの欧州選手権、決勝トーナメント1回戦、イングランドがアイスランドに1─2で敗れる波乱があった。写真は試合後のイングランドの選手たち(2016年 ロイター)
[ニース(フランス) 27日 ロイター] - サッカーの欧州選手権(ユーロ2016)は27日、各地で決勝トーナメント1回戦の試合を行い、イングランドがアイスランドに1─2で敗れる波乱があった。イングランドは前半4分にウェイン・ルーニーのPKで先制したが、その2分後、アイスランドのラグナル・シグルドソンに同点ゴールを献上。同18分にコルベイン・シグトルソンに勝ち越しゴールを決められた。イングランドはこれまで欧州選手権の決勝トーナメントでは1勝(1996年にPK戦でスペインに勝利)しかしていない。同大会初出場のアイスランドは、ほぼすべての面でイングランドを上回り、大会初出場ながら準々決勝に進出。ヘイミル・ハルグリムソン共同監督は「チームは少しずつ調子を上げている。今回は最高の試合ができたが、われわれはまだ実力を発揮していない」と語った。アイスランドは7月3日、開催国フランスと対戦する。
サッカー=デルボスケ監督、「スペイン代表の未来は明るい」

6月27日、サッカーのスペイン代表、ビセンテ・デルボスケ監督は、欧州選手権の決勝トーナメント1回戦でイタリアに0─2で敗れた後、スペインの時代にピリオドが打たれたわけではないとし、未来は明るいと述べた(2016年 ロイター)
[パリ 27日 ロイター] - サッカーのスペイン代表、ビセンテ・デルボスケ監督は27日、欧州選手権(ユーロ2016)決勝トーナメント1回戦でイタリアに0─2で敗れた後、2008年の同大会優勝以来、欧州サッカーを席巻してきたスペインの時代にピリオドが打たれたわけではないとし、未来は明るいと述べた。デルボスケ監督は記者団に対し、「時代が終わったとは思っていないが、われわれはメジャー大会で優勝することがいかに難しいか理解している」とコメント。「スペインにはいい育成組織があり、有望な若手選手も多い。時間をかけて仕組みを作り上げてきた」と語った。同監督は、今後も代表監督を継続するかどうかについては、スペイン・サッカー連盟会長と話し合いを持つ予定だと話すにとどめた。この日の試合についてデルボスケ監督は、「イタリアのプレースタイルはスペインとは異質。イタリアは8強入りにふさわしい戦い方をした」と述べた。なおスペインは、9月から始まる2018年ワールドカップの欧州予選ではイタリアと同組。
サッカー=英代表ホジソン監督が辞任、「この4年を誇りに思う」

6月27日、サッカーのイングランド代表、ロイ・ホジソン監督は、欧州選手権で敗退したことを受け、辞任した(2016年 ロイター)
[ニース(フランス) 27日 ロイター] - サッカーのイングランド代表、ロイ・ホジソン監督(68)は27日、欧州選手権(ユーロ2016)で敗退したことを受け、辞任した。イングランドはこの日、決勝トーナメント1回戦でアイスランドに1─2で敗れた。ホジソン氏は試合後の記者会見で「われわれはユーロで敗退した。今後はほかの誰かが、このハングリーで才能あふれるチームの成長を見届けるべき」と辞意を表明。「この4年間は素晴らしい冒険だった。誇りに思う」と述べた。イングランド・サッカー協会(FA)は声明で「ホジソン氏の決断を尊重する。今後について検討に入る」と発表した。アシスタントコーチのガリー・ネビル氏、レイ・ルイントン氏もチームを去る。イングランドはユーロ2016予選では10戦全勝だったが、ホジソン氏は主要大会では11試合でわずか3勝しかできなかった。同氏は2012年5月、イングランド代表監督に就任。同年の欧州選手権では、準々決勝でPK戦の末、イタリアに敗れた。2014年ワールドカップの1次リーグでは1勝もできずに敗退した。
サッカー=アルゼンチン代表、アグエロらも引退を検討

6月27日、サッカーのアルゼンチン代表では、リオネル・メッシ(左から2人目)に続き、セルヒオ・アグエロ(中央)ら数選手も代表を退くかどうか検討中だと報じられた。米マサチューセッツ州フォックスボロで18日撮影(2016年 ロイター/Winslow Townson-USA TODAY Sports)
[27日 ロイター] - サッカーのアルゼンチン代表をめぐり、リオネル・メッシ(29)が26日に代表からの引退を表明したのに続き、セルヒオ・アグエロ(28)ら数選手も代表を退くかどうか検討中だとアルゼンチンのオーレ紙が報じた。アルゼンチンは26日、コパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権の100周年記念大会)の決勝でPK戦の末にチリに敗れた。アグエロは後半25分から出場したが、同国A代表にとって23年ぶりのメジャータイトルを手にすることはできなかった。アグエロはオーレ紙に対し、「代表を退くのはメッシ1人にとどまらない可能性が高い」とコメント。「自分のように、代表を続けるべきか考えている選手が数人いる」と述べた。アグエロは2006年9月に代表入りし、2008年北京五輪ではメッシとともに金メダルを獲得した。今回の決勝での敗戦について「PKを外して最大のダメージを受けたのはメッシ」としながらも、「チームの全員がダメージを受けた。今回も運がなかった。これからどう先に進むか考えたい」と語った。
サッカー=メッシ、代表ではマラドーナ氏の実績に及ばず

[27日 ロイター] - サッカーのアルゼンチン代表からの引退を表明したリオネル・メッシは代表チームのスター選手だったが、英雄ディエゴ・マラドーナ氏の実績には及ばなかった。アルゼンチンは26日に行われたコパ・アメリカ・センテナリオ(南米選手権の100周年記念大会)の決勝でPK戦の末、チリに敗退。代表で通算4回目の準優勝に終わったメッシは、試合後に代表引退を表明した。マラドーナ氏は身長165センチで、メッシは身長170センチ。ともに小柄であるという共通点はあるが、マラドーナ氏は1986年ワールドカップ(W杯)メキシコ大会で優勝した実績がある。一方のメッシはバルセロナ(スペイン)で通算4回の欧州チャンピオンズリーグ優勝を経験しているものの、代表での実績は2008年北京五輪での金メダル獲得のみ。アルゼンチンファンからは、メッシにチームリーダーとしての期待が常にかけられていたが、それが大きなプレッシャーとなった。アルゼンチンは2014年W杯ブラジル大会でも決勝に進んだが、ドイツに敗れた。