日本、ガーナ下す=矢島、富樫がゴール-サッカーU23代表戦

ガーナ戦の前半、自身2点目のゴールを決め祝福される矢島(右から2人目)=11日、佐賀・ベストアメニティスタジアム
 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU23(23歳以下)日本代表は11日、佐賀県鳥栖市のベストアメニティスタジアムで若手主体のガーナ代表と国際親善試合を行い、3-0で勝った。日本は前半11分に矢島(岡山)が先制ゴール。同15分に矢島が2点目を挙げ、さらに富樫(横浜M)が加点して折り返した。後半は追加点を奪えなかったが、手堅い守りで無失点に抑えた。

試合前、熊本地震の被災地復興支援のための募金活動を行うサッカー元日本代表監督の岡田武史氏(左端)=11日、佐賀・ベストアメニティスタジアム
 熊本地震の被災地復興支援のための慈善試合も兼ね、収益金は全額寄付される。U23日本代表はフランスで18日から始まるトゥーロン国際大会に出場する。
◇競争激しくなった
 日本・手倉森監督 日本代表は国民の希望じゃないといけない。選手には熊本で困難にある人にエネルギーを注いでパワーを届けるんだ、覚悟を示せと話した。選手はよくやってくれた。競争が激しくなった。
◇まだまだできた
 日本・植田 前半にいいプレーをすることができ、3点取れてよかった。キャプテンマークを巻くのは初めてだったが、声を掛け合いながらできた。まだまだできることがあった。課題も残ったので、次に生かしたい。
◇入ると思った
 日本・富樫 (初出場でゴール)GKが出てくるのが見えて、浮かせば入ると思った。でも、もう1点取れなかったのは反省点。

【大相撲夏場所】
琴奨に初黒星 2横綱、2大関が4連勝

宝富士(右)にはたき込みで敗れた琴奨菊=両国国技館
 大相撲夏場所4日目は11日、両国国技館で行われ、横綱白鵬が初顔の平幕、正代を押し出し、横綱鶴竜は逸ノ城を下手投げで退けてともに4連勝とした。横綱の日馬富士は妙義龍を下し、1敗を守った。大関勢では豪栄道が碧山を押し出し、稀勢の里も隠岐の海を寄り切って全勝を保った。残る2大関は敗れた。琴奨菊は宝富士の変化に屈し、初黒星。照ノ富士も新小結魁聖に寄り切られ、2敗目となった。新関脇同士の対戦は、琴勇輝が勢を押し出し、初白星を挙げた。

【MLB】
前田、本拠地でリラックス メッツ戦先発控え調整

キャッチボールするドジャース・前田=ロサンゼルス(共同)
 ドジャースの前田は11日午後7時10分(日本時間12日午前11時10分)開始予定のメッツ戦に備え、約30メートルのキャッチボールなどで調整した。昨季のナ・リーグ覇者に対し、「打者の特徴を頭に入れて投げたい。チームが勝てるチャンスをつくりたい」と意気込んだ。ここ2試合は勝ち星を挙げられていない。本拠地に戻って仕切り直しのマウンド。「ホームの方が時間もあるし、家族もいる」とリラックスした表情だった。(共同)

【プロ野球】
阪神3連敗、無死満塁で1点では… 神1-巨3

7回、巨人・村田修一に四球を与えた阪神・ランディ・メッセンジャー=甲子園球場(撮影・松永渉平)
 巨人が連敗を3で止め、首位に浮上した。田口が七回途中1失点で2勝目。救援陣も踏ん張った。一回に坂本の9号ソロで先制、三回に脇谷の適時打などで加点した。阪神は3連敗。七回無死満塁から1点しか奪えなかったのも響いた。

【バドミントン】
山口、世界7位に惜敗 日韓大会

女子シングルスで成池鉉と対戦する山口茜=三豊市総合体育館
 バドミントンの日韓大会最終日は11日、香川県の三豊市総合体育館で男女の団体戦が行われ、リオデジャネイロ五輪代表で女子シングルス世界ランキング11位の山口茜(再春館製薬所)は同7位の成池鉉に1-2で競り負けた。リオ五輪出場を逃した女子ダブルス世界ランキング9位の福万尚子、与猶くるみ組(再春館製薬所)は、最後まで出場枠を争った同8位のペアにストレートで敗れた。男女ともシングルス3試合、ダブルス2試合を実施し、男子は2-3、女子は1-4で負けた。男子の五輪代表選手は出場しなかった。

【水球】
日本代表、米国に惜敗 男子WL予選

日本-米国 第2ピリオド、米国選手(4)にゴールを許すGK棚村(中央奥)ら日本=横浜国際プール
 水球男子のワールドリーグ予選第2日は11日、横浜国際プールで1次リーグ第2戦が行われ、リオデジャネイロ五輪代表の日本は同じく五輪に出場する米国に14-17で惜敗し、1勝1敗の勝ち点3となった。米国は2連勝で勝ち点6。第1ピリオドで1-4とリードされた日本は、第2ピリオド以降はエース竹井(全日体大)らの活躍で盛り返したが、要所で守り切れずに逆転できなかった。今予選は6カ国で争われ、6月の決勝大会には開催国として出場が決まっている中国を除く上位4カ国が進む。

【ラグビー】
来年5月に日本で抽選会 2019年W杯日本大会
 ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビー(WR)は11日、2019年のワールドカップ(W杯)日本大会の組み合わせ抽選会を17年5月に日本で開くと発表した。WRによると、これまでの組み合わせ抽選会は英国かアイルランドで実施され、2カ国以外では今回が初めてとなる。今回から世界ランキングの実勢をより正確に反映するため、大会の2年前に実施される。15年イングランド大会の抽選は大会3年前に行われた。(共同)