【MLB】
エースの役割果たした田中 最多102球で8回無失点、監督退場にも動じず

 オリオールズ戦に先発し、8回を5安打無失点と好投したヤンキース・田中=ボルティモア(共同)
 ヤンキースの田中は勝ち星こそ逃したものの、8回を無失点と申し分ない内容だった。途中、ジラルディ監督が退場となっても動揺することはなかった。チームが最下位という不振の中「こういう流れなので、いい投球をしたい」と話していた通り、ともに今季最多の102球とイニング数でエースの役割を果たした。メジャー3年目で初となった敵地ボルティモアでの登板で、その力を見せつけた。三回2死一、二塁、デービスを一ゴロに。四回1死一、二塁も併殺打で切り抜ける。結局、1四球で7三振を奪い、スコアボードにゼロを並べ続けた。ジラルディ監督は「登板するたびに球が良くなっている」と評価する。投球が安定してきたことで球数が減り、より長い回を投げられるようになった。「一つでもアウトを多く、1イニングでも多く投げられるように」という言葉を実践した登板でもあった。(共同)

【MLB】
イチロー、メジャーでの敬遠四球「180」に 

ダイヤモンドバックス戦の8回、代打で出場しメジャー通算180敬遠四球を記録したマーリンズのイチロー=マイアミ(ゲッティ=共同)
 マーリンズのイチローがメジャー180敬遠四球を記録した。現役では強打者のプホルス(エンゼルス)、カブレラ(タイガース)、オルティス(レッドソックス)に次ぐ4位で、警戒されてきたからこその数字だ。この敬遠四球でメジャー600四球もマークした。4-0の八回2死二塁から大歓声を受けて代打に立った。捕手が立ち上がって敬遠を指示するとブーイングが起こった。チームはそのまま勝って3連勝とし、ナ・リーグ東地区3位に浮上した。(共同)

【MLB】
青木は3打数2安打

アストロズ戦の1回、中前打を放つマリナーズ・青木=ヒューストン(共同)
 マリナーズの青木は5日、ヒューストンでのアストロズ戦に「1番・左翼」で出場し、3打数2安打2得点だった。内容は中前打、中前打、捕邪飛、四球、四球で打率は2割3分8厘。チームは6-3で勝った。(共同)

【MLB】
田沢は1回無失点で勝利に貢献

ホワイトソックス戦の7回に登板し、1安打無失点のレッドソックス・田沢=シカゴ(ゲッティ=共同)
 レッドソックスの田沢は5日、シカゴでのホワイトソックス戦で5-3の七回に4番手で登板し、1回を1安打無失点、3三振だった。防御率は2・45。チームは7-3で勝った。(共同)

【プロ野球】
ポスティングシステム 現行制度の1年延長が決定

ポスティングシステム(入札制度)での米大リーグ移籍を目指す広島・前田健太投手が米ロサンゼルス入りした =2015年12月14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(撮影・リョウ薮下)
 日本野球機構(NPB)は6日、選手が米大リーグ(MLB)に移籍する手段のひとつであるポスティングシステム(入札制度)について、現行制度が1年間延長されることが決まったことを明らかにした。2013年からは譲渡金の上限を2000万ドル(約21億円)と設定、支払う意思があるすべての球団が交渉可能となっている。改定する場合には、現行制度の有効期間が終了する10月31日の180日前までに通知が必要で、期限の5日までに日米双方からも通知がなかった。