ゴルフ=松山13位発進、スピースが2打差首位 マスターズ開幕

4月7日、男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメントが開幕。松山英樹は4バーディー、3ボギーの71で回り、13位タイとまずまずのスタートを切った(2016年 ロイター/Rob Schumacher-USA TODAY Sports)
[オーガスタ(米ジョージア州) 7日 ロイター] - 男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメントが7日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で開幕。松山英樹は4バーディー、3ボギーの71で回り、13位タイとまずまずのスタートを切った。ディフェンディングチャンピオンのジョーダン・スピース(米国)がノーボギーの66をマークして単独首位。ダニー・リー(ニュージーランド)、シェーン・ローリー(アイルランド)が2打差の2位で並んでいる。世界ランク3位のロリー・マキロイ(英国)は70で回り、9位タイ発進。世界ランク1位のジェーソン・デー(オーストラリア)はイーブンパーの72で21位タイにつけた。
■松山英樹の話「もう少しショットが良ければというのはあるが、悪くない。後半の(苦しい)流れの中、バーディーで終われて良かった。ショットをしっかり修正して頑張る。(優勝の)可能性をつぶさなくて良かった」(共同)
■ダニー・リー(68で2位発進)「先週木曜日にここへ来て、たくさん練習してきた。これ以上の結果は望めない」
■セルヒオ・ガルシア(メジャー無冠の実力者。13番から4連続バーディーで69)「終盤は攻撃的に勢いに乗れた。難しいコンディションのほうが僕は好き」
■アダム・スコット(オーストラリア=3年前の王者が76)「アイアンが悪かった。厳しいパーパットを残してしまった。2日目でイーブンに戻して週末に望みをつなぎたい」(共同)
F1=新予選方式、不評により2015年の形式に復帰へ

4月7日、自動車レースF1を統括するFIAは次週の今季第3戦、中国GPから予選方式を2015年のフォーマットに戻すと発表した。写真左は交渉を行ったメルセデスのニキ・ラウダ氏。3日撮影(2016年 ロイター/Hamad I Mohammed)
[ロンドン 7日 ロイター] - 自動車レースF1を統括する国際自動車連盟(FIA)は7日、次週の今季第3戦、中国グランプリ(GP)から予選方式を2015年のフォーマットに戻すと発表。F1委員会と世界モータースポーツ評議会で正式承認される見込みとなった。F1は今季から、各ステージ終了ごとではなく、ステージ中に最も遅いドライバーが1人ずつ順次脱落していく新しい予選方式を導入。しかし期待されていた効果は得られず、最終ステージではポールポジションを争っている最中ではなく、待機中にドライバーが脱落する事態が起き、ソーシャルメディアから多くの不満が噴出した。FIAのジャン・トッド会長とF1トップのバーニー・エクレストン氏は第2戦のバーレーンGPで過去の予選方式には戻らないとの見解を表明し、代案としてタイムの合計を競う方式を提案していた。しかしチームが団結し、書面で2015年の方式に戻すことを要求し、主張を通すかたちとなった。新予選方式は、今季開幕直前に急いで導入されたもの。エクレストン氏は、プロモーターの要求によるものだったと話し、グリッドの変革を起こしたかったと説明している。
【競泳】
北島「祈ってください」 5大会連続五輪は… 男子200平3位で決勝進出

男子200メートル平泳ぎ準決勝に臨んだ北島。決勝進出を果たした(川口良介撮影)
ひとかき、ひとかき、水の感覚を体に刻むように泳いだ。「気を抜いたら、ここで落ちてもおかしくないレベルの高さ。僕は本当にこの勝負が好きなんだと思う」。代表争いの激戦区、男子200メートル平泳ぎの準決勝を全体の3位で通過した北島は息を切らしながら笑った。この種目は14年前のアジア大会で自身初となる世界記録を樹立した。2012年ロンドン五輪後は持久力が必要な200メートルを回避してきたが、昨年11月以降に2度の高地合宿を経て自信を回復、勝負の場に戻ってきた。長年の経験で培った水中姿勢や腕のかきを短期間で修正する能力が最大の武器。長年指導する平井伯昌コーチは「もっとキビキビした動き、蹴りの鋭さなどが出れば2分8秒台で泳げるはず。調整していきたい」と力を込めた。100メートル決勝は消極的なレースとなり、派遣標準記録に0秒30届かなかった。あの燃え上がる舞台へ、もう一度挑むことはできるのか。「祈っててください。お願いします」と33歳は話し、今大会最後のスタート台に立つ。(西沢綾里)
【競泳】
リオへ女子高生旋風 16歳・長谷川と15歳・今井が初の五輪へ

女子200メートル個人メドレー決勝で2位となり、表彰台に上がる今井(川口良介撮影)
女子高生スイマーが次々とリオ五輪への扉を開けた。まずは200メートルバタフライ。第一人者の星を懸命に追い、長谷川が2位でゴール。準決勝に続いて2分6秒台をマークし「やっと緊張から解放された」と笑った。長谷川は東京・淑徳巣鴨高2年の16歳。今春に同じ高校に池江が入学した。池江が優勝した100メートルバタフライでは惜しくも3位。「ライバルだし、学校の後輩だし、今度は自分が決めなきゃいけないと思った」。昨年の日本選手権は予選落ちだったが、五輪イヤーに大輪の花を咲かせた。続く200メートル個人メドレーでは今井が2位。本職は平泳ぎだが、「個人メドレーの方がチャンスはあると思っていた」。過酷なレース日程にも耐え「最後は死ぬ気で泳いだ」と意地をみせた。今井は8歳のときに母親が他界し、スイミングスクールへの送迎から食事の世話まで、父親の博美さんに男手一つで育てられた。今春から愛知・豊川高に進学し、親元を離れて寮生活。「五輪はずっと父親との2人の夢だった。いい報告ができる」と目を輝かせた。100メートル背泳ぎを制した中学3年の酒井もメドレーリレーで五輪へ派遣されることが濃厚だ。平井伯昌競泳委員長は「厳しい基準を突破し、本番ではもうひと伸びしてくれる可能性がある」と笑顔。池江を中心に、リオでも若手が旋風を巻き起こす。(丸山和郎)
【ボクシング】
村田諒太、5月に香港でプロ10戦目

村田諒太選手
2012年ロンドン五輪金メダリストで世界ボクシング評議会(WBC)ミドル級5位の村田諒太が5月14日、香港でフェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)と同級ノンタイトル10回戦を闘うと7日、所属する帝拳ジムが発表した。3月に米ロサンゼルスで約3週間合宿し、プロ10戦目を迎える村田は東京都内で「ベストを尽くしていい形で勝ちたい。倒せるパンチを最重要に練習したい」と意気込んだ。7月下旬に米ラスベガスで11戦目も計画されており「足元を見ながらしっかり(内容を)見せることも意識したい」と2度目の本場のリングへ意欲ものぞかせた。30歳の村田の戦績は9戦全勝(6KO)、28歳の対戦相手は14戦13勝(11KO)1敗。

4月7日、男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメントが開幕。松山英樹は4バーディー、3ボギーの71で回り、13位タイとまずまずのスタートを切った(2016年 ロイター/Rob Schumacher-USA TODAY Sports)
[オーガスタ(米ジョージア州) 7日 ロイター] - 男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズ・トーナメントが7日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で開幕。松山英樹は4バーディー、3ボギーの71で回り、13位タイとまずまずのスタートを切った。ディフェンディングチャンピオンのジョーダン・スピース(米国)がノーボギーの66をマークして単独首位。ダニー・リー(ニュージーランド)、シェーン・ローリー(アイルランド)が2打差の2位で並んでいる。世界ランク3位のロリー・マキロイ(英国)は70で回り、9位タイ発進。世界ランク1位のジェーソン・デー(オーストラリア)はイーブンパーの72で21位タイにつけた。
■松山英樹の話「もう少しショットが良ければというのはあるが、悪くない。後半の(苦しい)流れの中、バーディーで終われて良かった。ショットをしっかり修正して頑張る。(優勝の)可能性をつぶさなくて良かった」(共同)
■ダニー・リー(68で2位発進)「先週木曜日にここへ来て、たくさん練習してきた。これ以上の結果は望めない」
■セルヒオ・ガルシア(メジャー無冠の実力者。13番から4連続バーディーで69)「終盤は攻撃的に勢いに乗れた。難しいコンディションのほうが僕は好き」
■アダム・スコット(オーストラリア=3年前の王者が76)「アイアンが悪かった。厳しいパーパットを残してしまった。2日目でイーブンに戻して週末に望みをつなぎたい」(共同)
F1=新予選方式、不評により2015年の形式に復帰へ

4月7日、自動車レースF1を統括するFIAは次週の今季第3戦、中国GPから予選方式を2015年のフォーマットに戻すと発表した。写真左は交渉を行ったメルセデスのニキ・ラウダ氏。3日撮影(2016年 ロイター/Hamad I Mohammed)
[ロンドン 7日 ロイター] - 自動車レースF1を統括する国際自動車連盟(FIA)は7日、次週の今季第3戦、中国グランプリ(GP)から予選方式を2015年のフォーマットに戻すと発表。F1委員会と世界モータースポーツ評議会で正式承認される見込みとなった。F1は今季から、各ステージ終了ごとではなく、ステージ中に最も遅いドライバーが1人ずつ順次脱落していく新しい予選方式を導入。しかし期待されていた効果は得られず、最終ステージではポールポジションを争っている最中ではなく、待機中にドライバーが脱落する事態が起き、ソーシャルメディアから多くの不満が噴出した。FIAのジャン・トッド会長とF1トップのバーニー・エクレストン氏は第2戦のバーレーンGPで過去の予選方式には戻らないとの見解を表明し、代案としてタイムの合計を競う方式を提案していた。しかしチームが団結し、書面で2015年の方式に戻すことを要求し、主張を通すかたちとなった。新予選方式は、今季開幕直前に急いで導入されたもの。エクレストン氏は、プロモーターの要求によるものだったと話し、グリッドの変革を起こしたかったと説明している。
【競泳】
北島「祈ってください」 5大会連続五輪は… 男子200平3位で決勝進出

男子200メートル平泳ぎ準決勝に臨んだ北島。決勝進出を果たした(川口良介撮影)
ひとかき、ひとかき、水の感覚を体に刻むように泳いだ。「気を抜いたら、ここで落ちてもおかしくないレベルの高さ。僕は本当にこの勝負が好きなんだと思う」。代表争いの激戦区、男子200メートル平泳ぎの準決勝を全体の3位で通過した北島は息を切らしながら笑った。この種目は14年前のアジア大会で自身初となる世界記録を樹立した。2012年ロンドン五輪後は持久力が必要な200メートルを回避してきたが、昨年11月以降に2度の高地合宿を経て自信を回復、勝負の場に戻ってきた。長年の経験で培った水中姿勢や腕のかきを短期間で修正する能力が最大の武器。長年指導する平井伯昌コーチは「もっとキビキビした動き、蹴りの鋭さなどが出れば2分8秒台で泳げるはず。調整していきたい」と力を込めた。100メートル決勝は消極的なレースとなり、派遣標準記録に0秒30届かなかった。あの燃え上がる舞台へ、もう一度挑むことはできるのか。「祈っててください。お願いします」と33歳は話し、今大会最後のスタート台に立つ。(西沢綾里)
【競泳】
リオへ女子高生旋風 16歳・長谷川と15歳・今井が初の五輪へ

女子200メートル個人メドレー決勝で2位となり、表彰台に上がる今井(川口良介撮影)
女子高生スイマーが次々とリオ五輪への扉を開けた。まずは200メートルバタフライ。第一人者の星を懸命に追い、長谷川が2位でゴール。準決勝に続いて2分6秒台をマークし「やっと緊張から解放された」と笑った。長谷川は東京・淑徳巣鴨高2年の16歳。今春に同じ高校に池江が入学した。池江が優勝した100メートルバタフライでは惜しくも3位。「ライバルだし、学校の後輩だし、今度は自分が決めなきゃいけないと思った」。昨年の日本選手権は予選落ちだったが、五輪イヤーに大輪の花を咲かせた。続く200メートル個人メドレーでは今井が2位。本職は平泳ぎだが、「個人メドレーの方がチャンスはあると思っていた」。過酷なレース日程にも耐え「最後は死ぬ気で泳いだ」と意地をみせた。今井は8歳のときに母親が他界し、スイミングスクールへの送迎から食事の世話まで、父親の博美さんに男手一つで育てられた。今春から愛知・豊川高に進学し、親元を離れて寮生活。「五輪はずっと父親との2人の夢だった。いい報告ができる」と目を輝かせた。100メートル背泳ぎを制した中学3年の酒井もメドレーリレーで五輪へ派遣されることが濃厚だ。平井伯昌競泳委員長は「厳しい基準を突破し、本番ではもうひと伸びしてくれる可能性がある」と笑顔。池江を中心に、リオでも若手が旋風を巻き起こす。(丸山和郎)
【ボクシング】
村田諒太、5月に香港でプロ10戦目

村田諒太選手
2012年ロンドン五輪金メダリストで世界ボクシング評議会(WBC)ミドル級5位の村田諒太が5月14日、香港でフェリペ・サントス・ペドロソ(ブラジル)と同級ノンタイトル10回戦を闘うと7日、所属する帝拳ジムが発表した。3月に米ロサンゼルスで約3週間合宿し、プロ10戦目を迎える村田は東京都内で「ベストを尽くしていい形で勝ちたい。倒せるパンチを最重要に練習したい」と意気込んだ。7月下旬に米ラスベガスで11戦目も計画されており「足元を見ながらしっかり(内容を)見せることも意識したい」と2度目の本場のリングへ意欲ものぞかせた。30歳の村田の戦績は9戦全勝(6KO)、28歳の対戦相手は14戦13勝(11KO)1敗。