サッカー=メッシ復帰のアルゼンチン勝利、W杯南米予選

 3月25日、サッカーの2018年W杯南米予選でリオネル・メッシ(左)がメンバーに名を連ねたアルゼンチンは24日、敵地でチリに2─1で逆転勝利を収めた。サンティアゴで24日撮影(2016年 ロイター/Rodrigo Garrido)
[ブエノスアイレス 25日 ロイター] - サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会南米予選は24日、各地で試合を行い、ひざの負傷のためにこれまで予選4試合を欠場していたリオネル・メッシがメンバーに名を連ねたアルゼンチンは、敵地でチリに2─1で逆転勝利を収めた。アルゼンチンは前半10分に先制点を奪われたが、同15分を過ぎたあたりからリズムを取り戻し、同19分にアンヘル・ディマリアのゴールで追いつくと、その5分後にガブリエル・メルカドがシュートを決めて逆転した。そのほかペルーとベネズエラは2─2の引き分け。エクアドルとパラグアイも2─2で引き分けた。5試合を消化してアルゼンチンとパラグアイが勝ち点8とし、得失点差によりパラグアイが暫定3位、アルゼンチンは暫定4位に浮上。チリは勝ち点7の6位に後退した。

サッカー=クライフ氏遺族、世界中からの追悼の声に感謝

 3月25日、サッカー、元オランダ代表の伝説的な名選手で24日に死去したヨハン・クライフ氏の遺族は、世界中からの追悼の声に感謝の意を示した。写真は25日のオランダ─フランス戦で行われた追悼セレモニーの様子(2016年 ロイター/Toussaint Kluiters/United Photos)
[25日 ロイター] - サッカー、元オランダ代表の伝説的な名選手で監督としても成功し、24日に68歳で死去したヨハン・クライフ氏の遺族は、世界中からの追悼の声に感謝の意を示した。クライフ氏の長男で、かつてバルセロナ(スペイン)やマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)などでプレーしたヨルディ・クライフ氏(42)は25日、声明で「父がこれほど多くの皆さんにとって励みであったことに心を打たれた」とコメント。ヨルディ氏は「皆さんから寄せられた愛や優しい言葉と思い出に感謝していることを伝えたい」と、遺族の声を代弁した。クライフ家によると、内輪の告別式とは別に、追悼の機会が公に設けられる予定だという。なお25日にアムステルダムで行われた国際親善試合のオランダ─フランス戦では、クライフ氏を追悼するセレモニーが行われた。

【サッカーU-23日本代表】
五輪連覇狙うメキシコを2-1で破る 中島、南野がゴール リオ五輪に向けた一戦

日本-メキシコ 前半、先制ゴールを決める中島(左端)=リオマイオール(共同)
 リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー男子のU-23(23歳以下)日本代表は25日、ポルトガルのリオマイオールでの国際親善試合で、五輪2連覇を狙うU-23メキシコ代表を2-1で破った。日本は開始早々に中島(FC東京)が先制し、前半のうちに南野(ザルツブルク)が突き放した。1点差に迫られた試合終盤は粘り強く守り、五輪出場を決めてから最初の一戦で競り勝った。今遠征は18人に絞る本大会に向けたメンバー選考と海外勢との力試しが目的。28日にはポルトガル1部リーグ、スポルティングと対戦する。五輪の組み合わせ抽選は4月14日。

ゴルフ=宮里藍伸ばせず9位に後退、起亜クラシック

[25日 ロイター] - 米女子ゴルフの起亜クラシックは25日、米カリフォルニア州カールズバッドのアビアラGC(パー72)で第2ラウンドを行い、首位タイでスタートを切った宮里藍は3バーディー、3ボギーの72で回り、首位と5打差、通算5アンダーの139で9位タイに後退した。野村敏京は69をマークし、藍と並ぶ9位タイに。横峯さくらは通算1アンダーの29位タイにつけた。宮里美香は通算3オーバーでカットラインに1打届かず。上原彩子は通算7オーバーで予選落ちした。ジェニー・シン(韓国)が通算10アンダーの単独首位。世界ランク1位のリディア・コ(ニュージーランド)とブリタニー・ラング(米国)が1打差の2位タイにつけた。
■宮里藍の話「1つ、2つは伸ばせそうだったけど、午後でグリーンの状態も良くない中で、イーブンというスコアは悪くない。納得のいくパットがほとんどだった。後半はショットのタイミングがちょっと合っていなかったけれど、よく粘れた」
■野村敏京の話「前半はあまりパットが入ってくれなかった。我慢していたら後半は長いのが何個か入ってくれてうれしかった。いい位置になって気分が良い。まだ2日あるので上位を狙いたい」(共同)

ゴルフ=松山勝利も決勝Tに進めず、デル・マッチプレー
[25日 ロイター] - 男子ゴルフの世界選手権シリーズ、デル・マッチプレーは25日、米テキサス州のオースティンで3日目の競技を行い、1次リーグ12組の松山英樹はケビン・キスナー(米国)に3アンド2で勝利し、2勝1敗としたが、決勝トーナメント進出はならなかった。松山は8番のパーセーブでリードを奪うと、10、12、13番のバーディーでリードを広げて逃げ切った。しかし同組のラファエル・カブレラ・ベロ(スペイン)がソレン・ケルドセン(デンマーク)と引き分け、2勝1引き分けの成績で勝ち上がりとなった。連覇を狙う世界ランク3位のロリー・マキロイ(英国)はプレーオフの末、ケビン・ナ(米国)を下し、決勝トーナメント進出を決めた。8強入りをかけてザック・ジョンソン(米国)と対戦する。世界ランク1位のジョーダン・スピース(米国)、同2位のジェーソン・デー(オーストラリア)も決勝トーナメントに進んだ。
■松山英樹の話「やれることはやった。初日に負けたので、突破を望む方がおかしい。お互いにミスが最小限の試合で、短いパットが入ったかどうかの差。全体的にマスターズへ向けたいい課題が見つかった」(共同)

ゴルフ=岩田は40位で予選突破、プエルトリコOP
[25日 ロイター] - 米男子ゴルフのプエルトリコ・オープンは25日、米自治領プエルトリコ、リオグランデのココビーチ・クラブ(パー72)で第2ラウンドを行い、16位タイから出た岩田寛は73で回り、通算2アンダーの142で40位タイに後退したが、予選を突破した。地元プエルトリコのラファエル・カンポスが通算9アンダーに伸ばし、単独首位を守った。ジョージ・マクニール(米国)が1打差の2位。

テニス=フェデラーがマイアミOP棄権、ウィルス性腹痛で

 3月25日、男子テニスの世界ランク3位、ロジャー・フェデラーは、ウィルス性腹痛のためにマイアミ・オープン、男子シングルス2回戦の試合を棄権した。米フロリダ州キービスケーンで24日撮影(2016年 ロイター/Geoff Burke-USA TODAY Sports)
[マイアミ 25日 ロイター] - 男子テニスの世界ランク3位、ロジャー・フェデラー(34、スイス)は25日、ウィルス性腹痛のためにマイアミ・オープン、男子シングルス2回戦の試合を棄権した。フェデラーはひざの半月板を損傷して約2カ月間ツアーを離脱。この日の試合が復帰戦となるはずだった。フェデラーは声明で、「突然の棄権を余儀なくされて大会関係者とファンに申し訳ない」と謝罪した。ここ数日体調が優れなかったが、前日からさらに悪化したという。世界ランク5位のラファエル・ナダル(スペイン)はこれについて、「ロジャーがいるほうが常に面白いので残念」とコメント。大会にとっては残念なニュースだとしながらも、「棄権の理由がひざではなく腹痛でよかった」とも語った。

【テニス】
西岡、大坂が3回戦進出 錦織は初戦へ マイアミ・オープン
 テニスのマイアミ・オープンは25日、米マイアミで行われ、男子シングルス2回戦で西岡良仁(ヨネックス)は第21シードのフェリシアノ・ロペス(スペイン)を6-4、6-4で破り、3回戦に進んだ。女子シングルス2回戦で米国在住の大坂なおみは第14シードのサラ・エラニ(イタリア)に6-1、6-3で快勝した。男子の第6シード、錦織圭(日清食品)の初戦の2回戦は26日午前11時(日本時間27日午前0時)開始の第1試合となった。(共同)