【プロ野球】
阪神の球児、先発で甲子園凱旋「いろいろ考えることあった」

【阪神タイガース】
4年ぶりの甲子園のマウンドで好投した阪神の藤川。金本監督の期待に応えた(松永渉平撮影)
「球児」が甲子園に舞い戻ってきた。それも、真っさらなマウンドに。阪神は藤川が先発し、4回3安打1失点。4年ぶりの本拠地での登板を「相手が巨人。球場も甲子園。いろいろ考えることがあった」と振り返った。「硬くなりすぎた」という一回、先頭立岡に中前打を浴び、感慨も吹き飛んだという。1死三塁から長野に中前適時打を許す。ただ、2死からは代名詞といえる高めのつり球140キロで村田を空振り三振。二回以降は下半身主導のフォームを心がけ、4回を55球にまとめた。全盛期には150キロを超えた直球もほとんど140キロ前後で、最速は145キロ。それでも金本監督は「ストレートの切れはよかった。そこは一安心」。事実、三振は1個だったが、速球系で7個のフライアウトを記録。動くボールで右打者の内角も突き、事前に香田投手コーチに話していた「リリーフと違う攻め方」も実践した。スタミナ面も「まだまだ投げられる状況」と本人は余力を強調した。すでに、金本監督は先発5番手としてゴーサインを出している。守護神から先発へ、新たな引き出しを秘めている球児は開幕を見据え、「相手をあっと思わせるピッチングをしないと」と不敵に笑った。(坂井朝彦)
【Jリーグ】
広島・佐藤寿人がJ1最多得点新記録、中山雅史ら抜く通算158得点

サッカーのJ1で歴代最多得点記録となる通算158得点目を決め、胸を張って喜ぶ広島の佐藤寿人=6日、豊田スタジアム
サッカーJ1広島のFW佐藤寿人(33)が6日、愛知県豊田市の豊田スタジアムで行われた明治安田J1第1ステージ第2節、名古屋戦の前半に今季初ゴールを決めて通算158得点として、J1歴代最多得点記録を塗り替えた。磐田などで活躍した中山雅史(アスルクラロ沼津)と、5日にゴールを挙げた大久保嘉人(川崎)と通算157得点で並んでいた。埼玉県出身の佐藤は、2000年に市原(現J2千葉)でデビュー。05年からプレーする広島でエースとして活躍し、リーグ優勝した12年には得点王とリーグ最優秀選手賞に輝いた。日本代表では31試合で4得点。
【米女子ゴルフ】
宮里美15位、張ハナ2勝目 HSBC女子チャンピオンズ

最終ラウンド、通算7アンダーで15位の宮里美香。18番でバーディーを決め声援に応える=セントーサGC(共同)
米女子ゴルフのHSBC女子チャンピオンズは6日、シンガポールのセントーサGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、宮里美香が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーの281で15位となった。65をマークした23歳の張ハナ(韓国)が通算19アンダーで2月に続くツアー2勝目。優勝賞金22万5千ドル(約2560万円)を獲得した。13位で出た野村敏京は74と振るわず通算4アンダーの27位。横峯さくらは2アンダーの34位、宮里藍は3オーバーの50位だった。(共同)
【女子ゴルフ】
テレサ・ルーが逆転で大会2連覇 ダイキン・オーキッド最終日

大会2連覇を果たし、優勝トロフィーを手にするテレサ・ルー=6日、琉球GC
女子ゴルフのダイキン・オーキッド・レディースは6日、沖縄県琉球GC(6649ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、2位から出たテレサ・ルー(台湾)が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68をマークし、通算8アンダーの280で大会2連覇を果たした。ツアー通算10勝目で、賞金2160万円を獲得した。今年から4日間で争われた。3打差の2位に笠りつ子が続き、通算4アンダーの3位に西山ゆかりと松森彩夏、申ジエ(韓国)が入った。昨季賞金女王のイ・ボミ(韓国)は6位。
【競馬】
マカヒキが重賞初制覇、1番人気リオンディーズは首差2着 弥生賞

【競馬中山11R 弥生賞】1着11番 マカヒキ スタンドに向かってガッツポーズをしながら引き揚げてくるクリストフ・ルメール騎手 =6日、中山競馬場(撮影:菅原和彦)
GI皐月賞のトライアルレースだった第53回弥生賞(GII)は6日、中山競馬場(11R、芝2000メートルで芝12頭が出走して争われ、2番人気のマカヒキ(ルメール騎乗)が1分59秒9で優勝し、デビューから3連勝で重賞初制覇を飾った。道中は後方を進んだマカヒキが、最後の直線で外をついて力強く伸び、先に抜け出した1番人気のリオンディーズをゴール寸前で首差かわした。3着には3番人気のエアスピネルが入り、上位3頭が皐月賞の優先出走権を獲得した。
【競馬】
藤田菜七子、初勝利お預け 武豊騎手「僕のデビューした頃よりうまい」 15日に高知競馬参戦へ

競馬中山 12レースでスワンボートに騎乗した藤田菜七子騎手 =6日、中山競馬場(撮影:菅原和彦)
中央競馬で16年ぶりに誕生した女性ジョッキー、藤田菜七子騎手は6日、中山競馬で2レースに騎乗し9、11着だった。この日も初勝利はお預けとなったが「終わってほっとしています。また来週から頑張ろうと思いました」と笑顔で話した。最終第12レース終了後の記者会見では「憧れの人」という武豊騎手とのツーショットも実現。武騎手は「12レースはずっと隣で走っていた。デビューしたばかりなのに、しっかり追っていたね。ぼくがデビューしたころより、うまいんじゃない」とコメントした。15日には現役の女性トップジョッキー、別府真衣騎手が所属する高知競馬に参戦する。
【アメフト】
ブロンコスのQB、マニングが現役引退へ 今季スーパーボウル制覇
米プロフットボール、NFLでスーパーボウルを制したブロンコスのベテランQBペイトン・マニングが現役引退を決意したことが分かった。6日、複数のメディアが報じた。NFLの公式サイトによると、7日に記者会見する。24日が40歳の誕生日のマニングは1998年にコルツへ入団し、新人のシーズンから13季連続で全試合に出場。12年にブロンコスに移籍した。史上最多となる5度の最優秀選手(MVP)選出、通算539TDパスなど数々のNFL記録をつくり、史上屈指のQBとして活躍した。今季はけがに苦しみながら、自身2度目のスーパーボウル制覇を果たした。一方で衰えも指摘され、去就が注目されていた。(共同)
阪神の球児、先発で甲子園凱旋「いろいろ考えることあった」

【阪神タイガース】
4年ぶりの甲子園のマウンドで好投した阪神の藤川。金本監督の期待に応えた(松永渉平撮影)
「球児」が甲子園に舞い戻ってきた。それも、真っさらなマウンドに。阪神は藤川が先発し、4回3安打1失点。4年ぶりの本拠地での登板を「相手が巨人。球場も甲子園。いろいろ考えることがあった」と振り返った。「硬くなりすぎた」という一回、先頭立岡に中前打を浴び、感慨も吹き飛んだという。1死三塁から長野に中前適時打を許す。ただ、2死からは代名詞といえる高めのつり球140キロで村田を空振り三振。二回以降は下半身主導のフォームを心がけ、4回を55球にまとめた。全盛期には150キロを超えた直球もほとんど140キロ前後で、最速は145キロ。それでも金本監督は「ストレートの切れはよかった。そこは一安心」。事実、三振は1個だったが、速球系で7個のフライアウトを記録。動くボールで右打者の内角も突き、事前に香田投手コーチに話していた「リリーフと違う攻め方」も実践した。スタミナ面も「まだまだ投げられる状況」と本人は余力を強調した。すでに、金本監督は先発5番手としてゴーサインを出している。守護神から先発へ、新たな引き出しを秘めている球児は開幕を見据え、「相手をあっと思わせるピッチングをしないと」と不敵に笑った。(坂井朝彦)
【Jリーグ】
広島・佐藤寿人がJ1最多得点新記録、中山雅史ら抜く通算158得点

サッカーのJ1で歴代最多得点記録となる通算158得点目を決め、胸を張って喜ぶ広島の佐藤寿人=6日、豊田スタジアム
サッカーJ1広島のFW佐藤寿人(33)が6日、愛知県豊田市の豊田スタジアムで行われた明治安田J1第1ステージ第2節、名古屋戦の前半に今季初ゴールを決めて通算158得点として、J1歴代最多得点記録を塗り替えた。磐田などで活躍した中山雅史(アスルクラロ沼津)と、5日にゴールを挙げた大久保嘉人(川崎)と通算157得点で並んでいた。埼玉県出身の佐藤は、2000年に市原(現J2千葉)でデビュー。05年からプレーする広島でエースとして活躍し、リーグ優勝した12年には得点王とリーグ最優秀選手賞に輝いた。日本代表では31試合で4得点。
【米女子ゴルフ】
宮里美15位、張ハナ2勝目 HSBC女子チャンピオンズ

最終ラウンド、通算7アンダーで15位の宮里美香。18番でバーディーを決め声援に応える=セントーサGC(共同)
米女子ゴルフのHSBC女子チャンピオンズは6日、シンガポールのセントーサGC(パー72)で最終ラウンドが行われ、宮里美香が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算7アンダーの281で15位となった。65をマークした23歳の張ハナ(韓国)が通算19アンダーで2月に続くツアー2勝目。優勝賞金22万5千ドル(約2560万円)を獲得した。13位で出た野村敏京は74と振るわず通算4アンダーの27位。横峯さくらは2アンダーの34位、宮里藍は3オーバーの50位だった。(共同)
【女子ゴルフ】
テレサ・ルーが逆転で大会2連覇 ダイキン・オーキッド最終日

大会2連覇を果たし、優勝トロフィーを手にするテレサ・ルー=6日、琉球GC
女子ゴルフのダイキン・オーキッド・レディースは6日、沖縄県琉球GC(6649ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、2位から出たテレサ・ルー(台湾)が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68をマークし、通算8アンダーの280で大会2連覇を果たした。ツアー通算10勝目で、賞金2160万円を獲得した。今年から4日間で争われた。3打差の2位に笠りつ子が続き、通算4アンダーの3位に西山ゆかりと松森彩夏、申ジエ(韓国)が入った。昨季賞金女王のイ・ボミ(韓国)は6位。
【競馬】
マカヒキが重賞初制覇、1番人気リオンディーズは首差2着 弥生賞

【競馬中山11R 弥生賞】1着11番 マカヒキ スタンドに向かってガッツポーズをしながら引き揚げてくるクリストフ・ルメール騎手 =6日、中山競馬場(撮影:菅原和彦)
GI皐月賞のトライアルレースだった第53回弥生賞(GII)は6日、中山競馬場(11R、芝2000メートルで芝12頭が出走して争われ、2番人気のマカヒキ(ルメール騎乗)が1分59秒9で優勝し、デビューから3連勝で重賞初制覇を飾った。道中は後方を進んだマカヒキが、最後の直線で外をついて力強く伸び、先に抜け出した1番人気のリオンディーズをゴール寸前で首差かわした。3着には3番人気のエアスピネルが入り、上位3頭が皐月賞の優先出走権を獲得した。
【競馬】
藤田菜七子、初勝利お預け 武豊騎手「僕のデビューした頃よりうまい」 15日に高知競馬参戦へ

競馬中山 12レースでスワンボートに騎乗した藤田菜七子騎手 =6日、中山競馬場(撮影:菅原和彦)
中央競馬で16年ぶりに誕生した女性ジョッキー、藤田菜七子騎手は6日、中山競馬で2レースに騎乗し9、11着だった。この日も初勝利はお預けとなったが「終わってほっとしています。また来週から頑張ろうと思いました」と笑顔で話した。最終第12レース終了後の記者会見では「憧れの人」という武豊騎手とのツーショットも実現。武騎手は「12レースはずっと隣で走っていた。デビューしたばかりなのに、しっかり追っていたね。ぼくがデビューしたころより、うまいんじゃない」とコメントした。15日には現役の女性トップジョッキー、別府真衣騎手が所属する高知競馬に参戦する。
【アメフト】
ブロンコスのQB、マニングが現役引退へ 今季スーパーボウル制覇
米プロフットボール、NFLでスーパーボウルを制したブロンコスのベテランQBペイトン・マニングが現役引退を決意したことが分かった。6日、複数のメディアが報じた。NFLの公式サイトによると、7日に記者会見する。24日が40歳の誕生日のマニングは1998年にコルツへ入団し、新人のシーズンから13季連続で全試合に出場。12年にブロンコスに移籍した。史上最多となる5度の最優秀選手(MVP)選出、通算539TDパスなど数々のNFL記録をつくり、史上屈指のQBとして活躍した。今季はけがに苦しみながら、自身2度目のスーパーボウル制覇を果たした。一方で衰えも指摘され、去就が注目されていた。(共同)