【大阪国際女子マラソン】
福士が独走V 五輪派遣設定記録上回る2時間22分17秒…ハーフマラソンは伊藤が制す

ゴール後に永山忠幸監督と優勝を喜ぶ福士加代子=31日、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居(甘利慈撮影)
リオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねた第35回大阪国際女子マラソン(日本陸上競技連盟、産経新聞社、関西テレビ放送など主催、日東電工協賛)が31日、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居を発着点とする42・195キロのコースで行われ、2013年世界選手権銅メダルの福士加代子(33)=ワコール=が日本歴代7位となる2時間22分17秒の好タイムで優勝した。序盤から先頭集団を形成した福士は24キロ過ぎから独走態勢を築き、力強い走りでそのままゴールイン。五輪派遣設定記録の2時間22分30秒を切り、リオ五輪女子マラソン代表の座をぐっと引き寄せた。2位には後半に巻き返した堀江美里(28)=ノーリツ=が2時間28分20秒で入り、3位は2時間29分14秒の竹中理沙(26)=資生堂。2大会連続の五輪切符を狙った12年ロンドン五輪代表の重友梨佐(28)=天満屋=は2時間30分40秒の5位。期待の若手に将来への経験を積んでもらう目的で設けられた「ネクスト ヒロイン枠」の加藤岬(24)=九電工=は2時間31分4秒で6位だった。国内外の招待選手12人、「ネクスト ヒロイン枠」6人、一般参加489人の計507人が出場した。「2016大阪ハーフマラソン」も大阪城公園東側からヤンマースタジアム長居までのコースで行われ、五輪代表に内定している伊藤舞(31)=大塚製薬=が1時間10分27秒で優勝した。04年アテネ五輪金の野口みずき(37)=シスメックス=は1時間13分28秒で6位だった。
【全豪テニス】
ジョコビッチ2連覇、A・マリーにストレート勝ち 男子最多タイ6度目V

男子シングルス決勝で2連覇を達成し、トロフィーを掲げるノバク・ジョコビッチ=メルボルン(AP)
テニスの四大大会第1戦、全豪オープン最終日は31日、メルボルンで行われ、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのアンディ・マリー(英国)に6-1、7-5、7-6で勝ち、2連覇を達成した。6度目の全豪制覇でロイ・エマーソン(豪州)の男子最多に並んだ。四大大会通算11勝目はビョルン・ボルグ(スウェーデン)、ロッド・レーバー(豪州)に並ぶ男子歴代5位となり、優勝賞金340万豪ドル(約2億9千万円)を獲得した。ラリーの応酬となった中、ジョコビッチが堅い守りと鋭い攻めで快勝した。同じ28歳のA・マリーは5度目の全豪準優勝に終わり、英国男子として1934年のフレッド・ペリー以来の優勝はならなかった。混合ダブルスはエレーナ・ベスニナ(ロシア)ブルノ・ソアレス(ブラジル)組が初優勝した。(共同)
【ラグビー】
パナソニックが帝京大に49-15で快勝、日本一

【パナソニック―帝京大】前半、帝京大・竹山晃暉(右)のタックルを受けるパナソニック・山田章仁=秩父宮ラグビー場(撮影・斎藤浩一)
ラグビーの日本選手権は31日、東京・秩父宮ラグビー場で19季ぶりの一発勝負で実施され、トップリーグ(TL)3連覇のパナソニックが全国大学選手権で7連覇した帝京大を49-15で快勝した。帝京大は1988年の早大以来28季ぶりとなる大学勢の頂点を狙ったが、代表クラスの選手をそろえたパナソニックの前に及ばなかった。
【競馬】
モーニンが重賞初制覇、ダートGIへ出走権 GⅢ根岸S

1着15番モーニン=31日、東京競馬場(奈良武撮影)
GIダート戦フェブラリーSの前哨戦、第30回根岸S(GⅢ)は31日、東京競馬場(11R、ダート1400メートル)で16頭が出走して争われ、1番人気のモーニン(戸崎圭太騎乗)が1分22秒0で優勝し、重賞初制覇を飾った。1着馬にはGIフェブラリーS(2月21日、東京競)への優先出走権が与えられる。3番手を手応え良く進んだモーニンが最後の直線で抜け出し、6番人気のタールタンの追い上げを半馬身抑えた。3着は10番人気のグレープブランデーだった。
【大阪国際女子マラソン】
ハーフ6位の野口みずき「この感じならいけそう」引退かけ名古屋からリオに挑戦

【大阪国際女子マラソン】ハーフマラソンを走る野口みずき=31日、大阪市生野区(安元雄太撮影)
アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(シスメックス)が31日、昨年3月以来の復帰戦となる「2016大阪ハーフマラソン」に出場し、1時間13分28秒の6位でフィニッシュした。野口はレース後、リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた3月の名古屋ウィメンズマラソンについて「もしかしたら最後になるかもしれない」と引退を懸けて臨む考えを示した。国内で走るのは約2年1カ月ぶり。タイムには納得していないが、沿道からの大声援に力をもらった。国内最高記録で制した2003年大阪国際を思い出しながら走ったといい、「大阪の皆さんの応援があって追い上げられた。この感じだったら、何とか名古屋に(ピークを)持っていけそうかな」とうなずいた。一昨年はレースを一度も走れず、昨年はポルトガルでハーフマラソンに出場しただけ。年を重ねるごとに疲労が抜けにくくなり、度重なる故障にも悩まされた。それでも「まだ頑張るぞ、やめるもんか」と心を奮い立たせ、表舞台に戻ってきた。「五輪を目指すのはリオが最後」と覚悟を決めている。マラソン日本記録保持者でもある37歳は「持っている力をすべて出し切る気持ちで名古屋に挑みたい」と言葉に力を込めた。(細井伸彦)
福士が独走V 五輪派遣設定記録上回る2時間22分17秒…ハーフマラソンは伊藤が制す

ゴール後に永山忠幸監督と優勝を喜ぶ福士加代子=31日、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居(甘利慈撮影)
リオデジャネイロ五輪の代表選考会を兼ねた第35回大阪国際女子マラソン(日本陸上競技連盟、産経新聞社、関西テレビ放送など主催、日東電工協賛)が31日、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居を発着点とする42・195キロのコースで行われ、2013年世界選手権銅メダルの福士加代子(33)=ワコール=が日本歴代7位となる2時間22分17秒の好タイムで優勝した。序盤から先頭集団を形成した福士は24キロ過ぎから独走態勢を築き、力強い走りでそのままゴールイン。五輪派遣設定記録の2時間22分30秒を切り、リオ五輪女子マラソン代表の座をぐっと引き寄せた。2位には後半に巻き返した堀江美里(28)=ノーリツ=が2時間28分20秒で入り、3位は2時間29分14秒の竹中理沙(26)=資生堂。2大会連続の五輪切符を狙った12年ロンドン五輪代表の重友梨佐(28)=天満屋=は2時間30分40秒の5位。期待の若手に将来への経験を積んでもらう目的で設けられた「ネクスト ヒロイン枠」の加藤岬(24)=九電工=は2時間31分4秒で6位だった。国内外の招待選手12人、「ネクスト ヒロイン枠」6人、一般参加489人の計507人が出場した。「2016大阪ハーフマラソン」も大阪城公園東側からヤンマースタジアム長居までのコースで行われ、五輪代表に内定している伊藤舞(31)=大塚製薬=が1時間10分27秒で優勝した。04年アテネ五輪金の野口みずき(37)=シスメックス=は1時間13分28秒で6位だった。
【全豪テニス】
ジョコビッチ2連覇、A・マリーにストレート勝ち 男子最多タイ6度目V

男子シングルス決勝で2連覇を達成し、トロフィーを掲げるノバク・ジョコビッチ=メルボルン(AP)
テニスの四大大会第1戦、全豪オープン最終日は31日、メルボルンで行われ、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのアンディ・マリー(英国)に6-1、7-5、7-6で勝ち、2連覇を達成した。6度目の全豪制覇でロイ・エマーソン(豪州)の男子最多に並んだ。四大大会通算11勝目はビョルン・ボルグ(スウェーデン)、ロッド・レーバー(豪州)に並ぶ男子歴代5位となり、優勝賞金340万豪ドル(約2億9千万円)を獲得した。ラリーの応酬となった中、ジョコビッチが堅い守りと鋭い攻めで快勝した。同じ28歳のA・マリーは5度目の全豪準優勝に終わり、英国男子として1934年のフレッド・ペリー以来の優勝はならなかった。混合ダブルスはエレーナ・ベスニナ(ロシア)ブルノ・ソアレス(ブラジル)組が初優勝した。(共同)
【ラグビー】
パナソニックが帝京大に49-15で快勝、日本一

【パナソニック―帝京大】前半、帝京大・竹山晃暉(右)のタックルを受けるパナソニック・山田章仁=秩父宮ラグビー場(撮影・斎藤浩一)
ラグビーの日本選手権は31日、東京・秩父宮ラグビー場で19季ぶりの一発勝負で実施され、トップリーグ(TL)3連覇のパナソニックが全国大学選手権で7連覇した帝京大を49-15で快勝した。帝京大は1988年の早大以来28季ぶりとなる大学勢の頂点を狙ったが、代表クラスの選手をそろえたパナソニックの前に及ばなかった。
【競馬】
モーニンが重賞初制覇、ダートGIへ出走権 GⅢ根岸S

1着15番モーニン=31日、東京競馬場(奈良武撮影)
GIダート戦フェブラリーSの前哨戦、第30回根岸S(GⅢ)は31日、東京競馬場(11R、ダート1400メートル)で16頭が出走して争われ、1番人気のモーニン(戸崎圭太騎乗)が1分22秒0で優勝し、重賞初制覇を飾った。1着馬にはGIフェブラリーS(2月21日、東京競)への優先出走権が与えられる。3番手を手応え良く進んだモーニンが最後の直線で抜け出し、6番人気のタールタンの追い上げを半馬身抑えた。3着は10番人気のグレープブランデーだった。
【大阪国際女子マラソン】
ハーフ6位の野口みずき「この感じならいけそう」引退かけ名古屋からリオに挑戦

【大阪国際女子マラソン】ハーフマラソンを走る野口みずき=31日、大阪市生野区(安元雄太撮影)
アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずき(シスメックス)が31日、昨年3月以来の復帰戦となる「2016大阪ハーフマラソン」に出場し、1時間13分28秒の6位でフィニッシュした。野口はレース後、リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた3月の名古屋ウィメンズマラソンについて「もしかしたら最後になるかもしれない」と引退を懸けて臨む考えを示した。国内で走るのは約2年1カ月ぶり。タイムには納得していないが、沿道からの大声援に力をもらった。国内最高記録で制した2003年大阪国際を思い出しながら走ったといい、「大阪の皆さんの応援があって追い上げられた。この感じだったら、何とか名古屋に(ピークを)持っていけそうかな」とうなずいた。一昨年はレースを一度も走れず、昨年はポルトガルでハーフマラソンに出場しただけ。年を重ねるごとに疲労が抜けにくくなり、度重なる故障にも悩まされた。それでも「まだ頑張るぞ、やめるもんか」と心を奮い立たせ、表舞台に戻ってきた。「五輪を目指すのはリオが最後」と覚悟を決めている。マラソン日本記録保持者でもある37歳は「持っている力をすべて出し切る気持ちで名古屋に挑みたい」と言葉に力を込めた。(細井伸彦)