テニス=セリーナが逆転で4回戦へ、全米オープン

 9月4日、テニスの四大大会最終戦、全米オープンの女子シングルス3回戦、世界ランク1位で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(写真)はベサニー・マテックサンズに3─6、7─5、6─0の逆転勝ちを収めた(2015年 ロイター/Eduardo Munoz)
[ニューヨーク 4日 ロイター] - テニスの四大大会最終戦、全米オープンは4日、女子シングルス3回戦の試合を行い、世界ランク1位で第1シードのセリーナ・ウィリアムズはベサニー・マテックサンズ(ともに米国)に3─6、7─5、6─0の逆転勝ちを収め、4回戦に進んだ。セリーナの姉で第23シードのビーナス・ウィリアムズ(米国)も第12シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)にストレートで勝利。第13シードのエカテリーナ・マカロワ(ロシア)は第17シードのエリナ・スビトリナ(ウクライナ)を下し、第19シードのマディソン・キーズ(米国)は第15シードのアグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド)を破った。第25シードのウージニー・ブシャール(カナダ)も勝ち上がった。

【全米テニス】
3セットで勝利、喜ぶジョコビッチ

セッピを破ったジョコビッチ(ロイター)
 ジョコビッチは世界ランキング25位のセッピとの激しい打ち合いを制し「厳しい相手との試合を切り抜けることができた」と喜んだ。厳しいコンディションで棄権者が相次いでいる。この日も湿度が高かったが、3試合連続のストレート勝ちで体力を温存し「3セットで終われてうれしい」と満足そうだった。(共同)

【全米テニス】
フルセットと苦しみながら3回戦突破 前回王者チリッチ、内容より勝利

ククシュキン戦でリターンするチリッチ(AP)
 前回王者チリッチが苦しみながら3回戦を突破した。決勝で錦織(日清食品)を圧倒した昨年のようなプレーには程遠く、フルセットの戦いで4時間11分を要した。「何よりも勝つことが大事」と内容より勝利にこだわる姿勢をのぞかせた。世界ランキング56位のククシュキンにストロークで左右に振られた。サーブから攻撃的に展開する本来の持ち味を思うように発揮できず、第1、第4セットをタイブレークで落とした。最終の第5セットは相手のミスが増えたことにも救われ、2つのゲームをブレークして押し切った。昨年の全米で頂点に立った後、右肩のけがに悩まされてきた。1月の全豪オープンは欠場。今季はツアー大会の優勝もなく、調子は上がらないまま全米に臨んだ。大会2連覇へ向けて険しい道は続く。「次も厳しい戦いになることは覚悟している」と自らに言い聞かせるように話した。(共同)

ゴルフ=松山は39位スタート、ドイツ銀行選手権

 9月4日、米男子ゴルフのプレーオフ第2戦、ドイツ銀行選手権の第1ラウンド、松山英樹は71で回り、39位タイで発進した(2015年 ロイター/Mark Konezny-USA TODAY Sports)
[ノートン(米マサチューセッツ州) 4日 ロイター] - 米男子ゴルフのプレーオフ第2戦、ドイツ銀行選手権は4日、マサチューセッツ州ノートンのTPCボストン(パー71)で第1ラウンドを行い、松山英樹は6バーディー、6ボギーの71で回り、39位タイで発進した。ブレンドン・デヨング(ジンバブエ)が65をマークし、後続に2打差の単独首位。ルーク・ドナルド(英国)、ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)、リッキー・ファウラー(米国)ら9人が67で並んだ。2週連続優勝を狙う全米プロ選手権覇者のジェーソン・デー(オーストラリア)は首位と3打差の11位タイ。世界ランク1位のロリー・マキロイ(英国)は70で26位タイにつけた。世界2位のジョーダン・スピース(米国)は75で80位タイと、2戦連続で出遅れた。

【米男子ゴルフ】
39位スタートの松山英樹、2番で池、ミスで6ボギーに「もったいない」

第1ラウンド、6番でティーショットを放つ松山英樹。イーブンパー=TPCボストン(共同)
 6バーディーを奪ったが、ボギーも6つ。出入りの激しいゴルフに松山は「もったいない。1つでも伸ばしたかった」と悔しがった。アイアンショットと小技のミスが目立った。出だしの10番で9メートルのバーディーパットを沈め17、18番は好ショットを見せるなど2つ伸ばして折り返したが、後半に失速。1番(パー4)で第3打を寄せ切れず、2番(パー5)はグリーンを狙った第2打が右の池に。貯金をはき出した。首位とは6打差。「しょうもないミスをたくさんしてしまった」と反省しきりだったが、落ち込む様子はない。2位以下は混戦模様で「この風の中で(イーブンパーは)は悪くはない。優勝を目指して2日目にしっかり伸ばせるよう、調整したい」と気持ちを切り替えた。(共同)