【MLB】
イチロー、15年目の1万打席 14年で到達のピート・ローズに次ぐ

パイレーツ戦の1回、メジャー通算1万打席を迎え、バットを構えるマーリンズのイチロー=マイアミ(共同)
 マーリンズのイチローが右飛に倒れた一回の打席でメジャー通算1万打席に到達した。相手先発モートンの速球をしっかりと振り抜いたが、勢いのある打球は右翼手の正面を突いてしまった。デビューから15年目で迎えた節目。米記録専門会社によると、イチローより短い期間で1万打席に届いたのはピート・ローズの14年目だけだ。16年目での到達もわずか10人で、デレク・ジーター、カル・リプケン、ハンク・アーロンらそうそうたる顔触れが並ぶ。地味だが、チームからの信頼、体の強さを示す数字といえる。(共同)

【MLB】
野手登板のヤンキース、2位転落 内野手ライアン、47年ぶり2回無失点

アストロズ相手に2回を無失点に抑えたヤンキースの内野手、ライアン=ニューヨークのヤンキースタジアム(AP)
 ヤンキースは1-15でアストロズに大敗した。首位を争うブルージェイズが勝ったためア・リーグ東地区で1ゲーム差の2位に転落した。15点差がついた八回からは、本来は内野手のライアンが登板して2回を無失点とし、翌日以降の救援陣の負担を少し軽減した。球団によると、野手が2回を無失点にしのぐのはヤンキースでは実に47年ぶりという。ライアンは「投手は高校以来。できるだけストライクを投げようとしたよ」と苦笑いを浮かべた。(共同)

【MLB】
田中は32球の投球練習 次戦は28日のブレーブス戦

ブルペンで投球練習するヤンキース・田中=ニューヨーク(共同)
 ヤンキースの田中は次回先発予定の28日(日本時間29日)のブレーブス戦(アトランタ)に向け、投球練習を行った。ロスチャイルド投手コーチにノーワインドアップで右打席、セットポジションでは左打席に立ってもらい、計32球。ほとんどの持ち球を投げた。前回登板のインディアンス戦では6回を4失点(自責点3)で6敗目(9勝)を喫している。田中は打席にも立つ28日の交流戦で日本選手では4人目となるデビューからの2年連続2桁勝利を狙う。(共同)

サッカー=チェルシー新加入のペドロ「移籍は賭けだった」

 8月25日、サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーのFWペドロは、バルセロからの移籍は「賭けだった」が、出場機会を増やすためには必要だったと理由を語った。23日撮影(2015年 ロイター)
[25日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、チェルシーのFWペドロは、バルセロナ(スペイン)からの移籍は「賭けだった」が、出場機会を増やすためには必要だったと理由を語った。ペドロはスペインメディアに対し「もちろん、バルサにとどまって引退したかった」と発言。バルサと契約を延長したが、ルイス・スアレスが移籍してきて以降は出場時間が増えなくなったため、移籍を決断したという。ペドロはさらに、同じイングランドのマンチェスター・ユナイテッドやシティーからもオファーがあったと明かし、チェルシーを選んだのは「一番強い関心を示してくれたから」と説明した。古巣バルセロナについては「十分にいい選手がそろっているので、私がいなくて寂しがることはないだろう」と話し、「バルセロナとは対戦したくないし、カンプ・ノウにほかのユニホームを着て踏み入りたくはない」と8年を過ごしたクラブに愛着を示した。

【欧州サッカー】
ユベントスにクアドラード加入 コロンビア代表MF イタリア1部
 サッカーのイタリア1部リーグ(セリエA)ユベントスは25日、イングランド・プレミアリーグのチェルシーから、コロンビア代表MFクアドラードが今季終了までの期限付きで移籍加入したと発表した。クアドラードはことし2月にイタリアのフィオレンティナからチェルシーに移籍。チェルシーでは公式戦15試合に出場した。(共同)

【MLB】
ダルビッシュ「痛み、違和感ない」 3月に右肘トミー・ジョン手術 回復順調を強調
 3月に右肘の靱帯修復手術を受けた米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手(29)が25日、本拠地アーリントンで報道陣に対応し、今月17日に開始したキャッチボールについて「痛みもないし、違和感もなくできている」と話すなど順調な回復を強調した。キャッチボールは手術から5カ月後に始め、ダラス近郊のリハビリ施設で週3度のペースで行っている。45フィート(約14メートル)で始めた距離を今週から60フィート(約18メートル)に延ばし、25球を3セットまでできるようになれば次の段階に進む。体の使い方を考えるうちについ強く投げてしまうこともあるそうだが、「9月に投げられるわけではないので」と焦ることなく球団のプログラムに従っている。筋力トレーニングの制限はあまりなく、「できることはできている」と言う。体は一回り大きくなった印象で「時間があるので、ここで(体を)強くしたいという気持ちはある」と説明する。プレーオフ進出争いに食い込んできたチームについては「最終的に優勝できるチームだと思う。うれしい」と笑顔を見せながら語った。(共同)

日本女子、3大会ぶり五輪へ勝負=29日からアジア選手権-バスケット
 バスケットボール女子のリオデジャネイロ五輪予選を兼ねたアジア選手権は29日、中国の武漢で開幕する。2013年の前回大会で43年ぶりに優勝した日本が連覇を果たし、04年アテネ大会以来3大会ぶりの五輪出場権を獲得できるかに注目が集まる。中国、韓国、台湾、インド、タイとの6チームが総当たりで戦い、上位4チームが9月4、5日の決勝トーナメントで争う方式。優勝すればリオ五輪出場が決まり、2、3位は五輪出場権の懸かる来年の世界最終予選に回る。世界ランキング15位の日本にとって、強敵となるのが8位の中国と12位の韓国。スピードと外角のシュート力が持ち味の韓国とは29日の対戦が決まっており、初戦に勝って勢いに乗りたいところだ。高さとパワーのある中国は地の利もあり、日本の内海知秀監督は「追い掛けて逆転するのは厳しい。先行逃げ切りでいきたい」と警戒する。日本は主将で司令塔の吉田亜沙美(JX-ENEOS)を中心に、素早い攻守の切り替えで勝機拡大を狙う。期待が集まるのは、米プロリーグWNBAでプレーする渡嘉敷来夢(シアトル・ストーム)。身長192センチの大黒柱がゴール下の攻防で優位に立てれば日本の勝利が近づく。内海監督は「ここぞという時の得点を期待している」と話し、渡嘉敷も「米国でやってきたことが見せられれば」と意気込む。