【フィギュア】
初出場の宮原知子が2位の快挙 世界選手権




笑顔で日の丸をまとう、銀メダルの宮原知子=28日、上海(AP)
フィギュアスケートの世界選手権は28日、中国・上海で行われ、女子で初出場の宮原知子(大阪・関大高)が合計193.60点で2位に入った。日本勢では本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高)は6位、村上佳菜子(中京大)は7位だった。
◇すぐには実感わかず
宮原知子 すぐには実感がわかなかった。表彰台に乗るのも難しいと思っていたので(銀メダルは)びっくりしたけど、すごくうれしい。自分の一番いい演技をしたいと思って本番に臨んだ。
◇達成感はある
本郷理華 初の世界選手権で大きなミスがなかったので達成感はある。180点を超えられたのは良かったが、まだ上の選手がたくさんいる。もっと上を目指さなくてはいけない。
◇悔しい思い強い
村上佳菜子 悔しい思いが強いが、すごく楽しかった。いつも失敗しないところで失敗したので悔しい。今季は苦しいシーズンだった。人間的にも、スケートの面でも成長できた。
【フィギュア】
羽生が4回転ジャンプに失敗して2位 世界選手権2連覇ならず

男子フリーで演技する羽生結弦=上海(共同)
フィギュアスケートの世界選手権は28日、上海で男子フリーが行われ、日本選手初の連覇に挑んだソチ五輪王者、羽生結弦(ANA)は4回転ジャンプに失敗するなどミスが目立ち、2位に終わった。優勝したのは1月の欧州選手権を制したハビエル・フェルナンデス(スペイン)で、4回転ジャンプを成功させるなどSP2位から逆転で初優勝を飾った。両者の得点差は2.82点差だった。24人で争うフリーで、21番目に登場した羽生は「オペラ座の怪人」の音楽に乗って4回転ジャンプに挑んだが着氷が乱れ転倒した。4分半の演技を終えた羽生は首をかしげて大歓声に応えた。昨年11月のグランプリ・シリーズ中国杯で、練習中に中国選手と激しく衝突して負傷。同12月の全日本選手権後には腹部の手術を受けるなど練習が十分に行えない中で、世界選手権2連覇に挑んでいた。
◇このまま終わらせたくない
小塚崇彦 技術的な部分が、しっかり固まっていない。結果を真剣に受け止めて振り返らなくてはいけない。来季はどうなるか分からないが、このままで自分のスケートを終わらせたくない。
◇気持ち込めて滑れた
無良崇人 気持ちを込めて滑れたと思う。きょうは、どん底の状態からどれだけ実の詰まった演技を最後までするかが課題だった。そういう意味では充実した4分半だった。
◇山あり谷ありだった
羽生結弦 正直悔しい。4回転サルコーも、4回転トーループも決められなかったから。ただ、最後までこのリンクで滑り切ることができたのは本当によかった。4回転の後は足がふわふわして自分の中で体をコントロールしきれなかったけど、いい経験をさせてもらえた。今季は山あり谷ありだったけど、スケート人生だけでなく、僕の人生に(経験は)生きてくる。また体をつくり直したい。
◇悔しさある
小林芳子日本連盟フィギュア強化部長 (日本男子の来季世界選手権出場枠が2にとどまり)悔しさがある。小塚と無良のベテラン2人がSPで気負った。来季はしっかり戦える2人を選んで3枠獲得を目指し、(2018年の)平昌五輪につなげたい。(時事)
初出場の宮原知子が2位の快挙 世界選手権




笑顔で日の丸をまとう、銀メダルの宮原知子=28日、上海(AP)
フィギュアスケートの世界選手権は28日、中国・上海で行われ、女子で初出場の宮原知子(大阪・関大高)が合計193.60点で2位に入った。日本勢では本郷理華(愛知みずほ大瑞穂高)は6位、村上佳菜子(中京大)は7位だった。
◇すぐには実感わかず
宮原知子 すぐには実感がわかなかった。表彰台に乗るのも難しいと思っていたので(銀メダルは)びっくりしたけど、すごくうれしい。自分の一番いい演技をしたいと思って本番に臨んだ。
◇達成感はある
本郷理華 初の世界選手権で大きなミスがなかったので達成感はある。180点を超えられたのは良かったが、まだ上の選手がたくさんいる。もっと上を目指さなくてはいけない。
◇悔しい思い強い
村上佳菜子 悔しい思いが強いが、すごく楽しかった。いつも失敗しないところで失敗したので悔しい。今季は苦しいシーズンだった。人間的にも、スケートの面でも成長できた。
【フィギュア】
羽生が4回転ジャンプに失敗して2位 世界選手権2連覇ならず

男子フリーで演技する羽生結弦=上海(共同)
フィギュアスケートの世界選手権は28日、上海で男子フリーが行われ、日本選手初の連覇に挑んだソチ五輪王者、羽生結弦(ANA)は4回転ジャンプに失敗するなどミスが目立ち、2位に終わった。優勝したのは1月の欧州選手権を制したハビエル・フェルナンデス(スペイン)で、4回転ジャンプを成功させるなどSP2位から逆転で初優勝を飾った。両者の得点差は2.82点差だった。24人で争うフリーで、21番目に登場した羽生は「オペラ座の怪人」の音楽に乗って4回転ジャンプに挑んだが着氷が乱れ転倒した。4分半の演技を終えた羽生は首をかしげて大歓声に応えた。昨年11月のグランプリ・シリーズ中国杯で、練習中に中国選手と激しく衝突して負傷。同12月の全日本選手権後には腹部の手術を受けるなど練習が十分に行えない中で、世界選手権2連覇に挑んでいた。
◇このまま終わらせたくない
小塚崇彦 技術的な部分が、しっかり固まっていない。結果を真剣に受け止めて振り返らなくてはいけない。来季はどうなるか分からないが、このままで自分のスケートを終わらせたくない。
◇気持ち込めて滑れた
無良崇人 気持ちを込めて滑れたと思う。きょうは、どん底の状態からどれだけ実の詰まった演技を最後までするかが課題だった。そういう意味では充実した4分半だった。
◇山あり谷ありだった
羽生結弦 正直悔しい。4回転サルコーも、4回転トーループも決められなかったから。ただ、最後までこのリンクで滑り切ることができたのは本当によかった。4回転の後は足がふわふわして自分の中で体をコントロールしきれなかったけど、いい経験をさせてもらえた。今季は山あり谷ありだったけど、スケート人生だけでなく、僕の人生に(経験は)生きてくる。また体をつくり直したい。
◇悔しさある
小林芳子日本連盟フィギュア強化部長 (日本男子の来季世界選手権出場枠が2にとどまり)悔しさがある。小塚と無良のベテラン2人がSPで気負った。来季はしっかり戦える2人を選んで3枠獲得を目指し、(2018年の)平昌五輪につなげたい。(時事)