【侍ジャパン強化試合】
日本が欧州代表に逆転勝ち

野球の日本代表は10日、東京ドームで欧州代表との強化試合の第1戦を行い、八回に3点を奪い、4―3で辛勝した。日本代表は3点の先行を許した四回に山田(ヤクルト)の適時二塁打で1点を返した。八回には筒香(DeNA)、松田(ソフトバンク)、雄平(ヤクルト)の3連続適時打で3点を挙げて逆転した。投手陣は六回から藤浪(阪神)ら救援陣が踏ん張り、九回は西野(ロッテ)が三者凡退で抑えて逃げ切った。11日も東京ドームで第2戦を行い、日本代表は松葉(オリックス)、欧州代表はマークウェル(オランダ)が先発する。
【侍ジャパン強化試合】
筒香が点火 終盤に粘りの侍打線

8回日本無死一、二塁、筒香が左翼線に適時二塁打を放つ=東京ドーム
地をはう鋭い打球が三塁線を切り裂く。筒香の一撃で、ようやく侍打線が目を覚ました。2点を追う八回、四球の坂本、中田に続いて打席へ。カウント2-2と追い込まれたが、「相手投手のデータがあまりないので、前の投球を見てイメージするしかなかった。うまく逆方向に打ててよかった」。昨季はリーグトップの得点圏打率・416でチャンスに強い男に成長した筒香が、春季キャンプから「幅が広がる」と取り組んできたのがまさに逆方向への打撃。小久保監督が「あの適時打で流れが出た」とたたえたように松田、雄平と連打を呼び込む結果となり、重苦しい空気を断ち切った。二回に先制を許し、四回には初代表の雄平が飛球をグラブで触りながら捕球できずに失点。それだけに雄平は「足を引っ張っていたし、気持ちを切り替えていこうと思った。やはり結果を出すのは大事」とほっとした様子で話した。必ずしも強敵とはいいがたい相手ながら、攻略にてこずった。開幕を約2週間後に控えた状況で、集合したのはわずか3日。それでも指揮官は「ワンチャンスで逆転できるということができたのは、今後に生きる」と秋に予定される国際大会「プレミア12」に向け、収穫があったことを強調した。(芳賀宏)
【大相撲春場所】
逸ノ城、日馬富士から金星 白鵬ら3連勝

大相撲三月場所三日目 逸ノ城は押し倒しで日馬富士から金星=10日、大阪市浪速区のボディメーカーコロシアム(撮影・永田直也)
大相撲春場所3日目は10日、大阪市ボディメーカーコロシアムで行われ、横綱日馬富士が平幕逸ノ城に押し倒され、早くも初黒星を喫した。逸ノ城は2個目の金星獲得で2勝目。横綱白鵬は栃煌山を引き落として3連勝とし、北の湖と並ぶ史上3位の幕内804勝目を挙げた。3大関は安泰。琴奨菊は宝富士を寄り切り、豪栄道は新関脇隠岐の海を下手出し投げで下し、ともに全勝を守った。稀勢の里は佐田の海を寄り切って初日を出した。新関脇照ノ富士、安美錦ら平幕6人も3連勝。
【ボクシング】
村田、5月1日に7戦目 三浦は4度目の防衛戦

5月1日に大田区総合体育館で、それぞれ試合に挑む(左から)八重樫東、三浦隆司、村田諒太 =9日午後、東京・飯田橋のホテルグランドパレス (撮影・大橋純人)
ボクシングの帝拳ジムは9日、ロンドン五輪金メダリストで世界ボクシング評議会(WBC)ミドル級8位の村田諒太(帝拳)が5月1日にプロ7戦目のノンタイトル10回戦で、世界ボクシング機構(WBO)同級14位のドウグラス・ダミアン・アタイジ(ブラジル)と対戦すると発表した。会場は東京・大田区総合体育館。一昨年のプロデビュー以来、初めて世界ランカーと対戦する。最近2試合、KOを逃している村田は「根性試しになる。本来持っているスタイルでやりたい」と実力者との勝負をにらんだ。同時開催で、WBCスーパーフェザー級チャンピオンの三浦隆司(帝拳)は国際ボクシング連盟(IBF)フェザー級元王者のビリー・ディブ(オーストラリア)と4度目の防衛戦。昨年末にWBCライトフライ級王座決定戦で敗れた八重樫東(大橋)はスーパーフライ級で復帰戦に臨む。
東北、決勝進出に王手=アイスホッケー
アイスホッケーのアジアリーグは10日、ロシアのユジノサハリンスクなどでプレーオフ準決勝(5回戦制)の第3戦が行われ、レギュラーリーグ3位の東北は同2位のサハリン(ロシア)を6-3で破って通算2勝1敗とし、2年ぶりの決勝進出に王手をかけた。レギュラーリーグ1位のハルラ(韓国)は同5位のハイワン(同)を3-0で下し、3連勝で決勝進出を決めた。 (時事)
日本が欧州代表に逆転勝ち

野球の日本代表は10日、東京ドームで欧州代表との強化試合の第1戦を行い、八回に3点を奪い、4―3で辛勝した。日本代表は3点の先行を許した四回に山田(ヤクルト)の適時二塁打で1点を返した。八回には筒香(DeNA)、松田(ソフトバンク)、雄平(ヤクルト)の3連続適時打で3点を挙げて逆転した。投手陣は六回から藤浪(阪神)ら救援陣が踏ん張り、九回は西野(ロッテ)が三者凡退で抑えて逃げ切った。11日も東京ドームで第2戦を行い、日本代表は松葉(オリックス)、欧州代表はマークウェル(オランダ)が先発する。
【侍ジャパン強化試合】
筒香が点火 終盤に粘りの侍打線

8回日本無死一、二塁、筒香が左翼線に適時二塁打を放つ=東京ドーム
地をはう鋭い打球が三塁線を切り裂く。筒香の一撃で、ようやく侍打線が目を覚ました。2点を追う八回、四球の坂本、中田に続いて打席へ。カウント2-2と追い込まれたが、「相手投手のデータがあまりないので、前の投球を見てイメージするしかなかった。うまく逆方向に打ててよかった」。昨季はリーグトップの得点圏打率・416でチャンスに強い男に成長した筒香が、春季キャンプから「幅が広がる」と取り組んできたのがまさに逆方向への打撃。小久保監督が「あの適時打で流れが出た」とたたえたように松田、雄平と連打を呼び込む結果となり、重苦しい空気を断ち切った。二回に先制を許し、四回には初代表の雄平が飛球をグラブで触りながら捕球できずに失点。それだけに雄平は「足を引っ張っていたし、気持ちを切り替えていこうと思った。やはり結果を出すのは大事」とほっとした様子で話した。必ずしも強敵とはいいがたい相手ながら、攻略にてこずった。開幕を約2週間後に控えた状況で、集合したのはわずか3日。それでも指揮官は「ワンチャンスで逆転できるということができたのは、今後に生きる」と秋に予定される国際大会「プレミア12」に向け、収穫があったことを強調した。(芳賀宏)
【大相撲春場所】
逸ノ城、日馬富士から金星 白鵬ら3連勝

大相撲三月場所三日目 逸ノ城は押し倒しで日馬富士から金星=10日、大阪市浪速区のボディメーカーコロシアム(撮影・永田直也)
大相撲春場所3日目は10日、大阪市ボディメーカーコロシアムで行われ、横綱日馬富士が平幕逸ノ城に押し倒され、早くも初黒星を喫した。逸ノ城は2個目の金星獲得で2勝目。横綱白鵬は栃煌山を引き落として3連勝とし、北の湖と並ぶ史上3位の幕内804勝目を挙げた。3大関は安泰。琴奨菊は宝富士を寄り切り、豪栄道は新関脇隠岐の海を下手出し投げで下し、ともに全勝を守った。稀勢の里は佐田の海を寄り切って初日を出した。新関脇照ノ富士、安美錦ら平幕6人も3連勝。
【ボクシング】
村田、5月1日に7戦目 三浦は4度目の防衛戦

5月1日に大田区総合体育館で、それぞれ試合に挑む(左から)八重樫東、三浦隆司、村田諒太 =9日午後、東京・飯田橋のホテルグランドパレス (撮影・大橋純人)
ボクシングの帝拳ジムは9日、ロンドン五輪金メダリストで世界ボクシング評議会(WBC)ミドル級8位の村田諒太(帝拳)が5月1日にプロ7戦目のノンタイトル10回戦で、世界ボクシング機構(WBO)同級14位のドウグラス・ダミアン・アタイジ(ブラジル)と対戦すると発表した。会場は東京・大田区総合体育館。一昨年のプロデビュー以来、初めて世界ランカーと対戦する。最近2試合、KOを逃している村田は「根性試しになる。本来持っているスタイルでやりたい」と実力者との勝負をにらんだ。同時開催で、WBCスーパーフェザー級チャンピオンの三浦隆司(帝拳)は国際ボクシング連盟(IBF)フェザー級元王者のビリー・ディブ(オーストラリア)と4度目の防衛戦。昨年末にWBCライトフライ級王座決定戦で敗れた八重樫東(大橋)はスーパーフライ級で復帰戦に臨む。
東北、決勝進出に王手=アイスホッケー
アイスホッケーのアジアリーグは10日、ロシアのユジノサハリンスクなどでプレーオフ準決勝(5回戦制)の第3戦が行われ、レギュラーリーグ3位の東北は同2位のサハリン(ロシア)を6-3で破って通算2勝1敗とし、2年ぶりの決勝進出に王手をかけた。レギュラーリーグ1位のハルラ(韓国)は同5位のハイワン(同)を3-0で下し、3連勝で決勝進出を決めた。 (時事)