【なでしこジャパン】
W杯連覇懸かるなでしこ、アルガルベ杯へ合宿開始

体力測定でトップの成績を残し、大野忍とハイタッチする川澄奈穂美=23日、千葉県内(撮影・山田喜貴)

練習後ランニングする鮫島彩(右)と川澄奈穂美=千葉県内(撮影・山田喜貴)

練習に臨む高瀬愛実=23日、千葉県内(撮影・山田喜貴)

練習に臨む近賀ゆかり=23日、千葉県内(撮影・山田喜貴)
 サッカー女子の日本代表「なでしこジャパン」は23日、強豪が集う国際親善大会のアルガルベ・カップ(3月4~11日、ポルトガル)に向け千葉県内で合宿を開始した。2連覇が懸かる6月開幕の女子ワールドカップ(W杯)カナダ大会を見据え、佐々木監督は「チームづくりの意識を高く持ってやりたい」と表情を引き締めた。この日は宮間(岡山湯郷)や川澄(INAC神戸)ら国内組のメンバーで約1時間の練習が行われた。選手たちは笑い声を響かせながら持久走テストやパス、ミニゲームに取り組んだ。26日に日本を出発し、現地で海外組が合流する。過去2シーズンは選手層の底上げに主眼が置かれたが、今回は現状のベストメンバーが招集された。W杯本番に向け連係の熟成がテーマになる。

【プロ野球】
日本ハム開幕戦、大谷人気でチケット完売

ブルペンで投げ込む大谷翔平=名護市営球場(春名中撮影)
 日本ハムは23日、本拠地に楽天を迎える3月27日の開幕戦のチケットが完売したと発表した。大谷が初の開幕投手を務めることが決まっており、球団関係者によると北海道移転後では最速での完売となった。3月12日には通常は発売しないグラウンドの一部が見えにくい席を追加発売する。

【大相撲春場所】
大関として凱旋の豪栄道「取り返せるように」

番付け表を持って記者会見する大関・豪栄道=大阪府寝屋川市の境川部屋(撮影・高井良治)
 地元大阪に大関として帰って来た。だが、胸にあるのは決して誇らしい気持ちではない。優勝争いどころか2桁勝利もゼロと結果を残せなかった昇進後の3場所を振り返り、「全然駄目な成績ばかり。その分を取り返せるように準備したい」と厳しい表情で語った。新大関だった昨年9月の秋場所から8、5、8勝と苦しんでいる。初めてのかど番だった先場所は13日目からの3連勝で千秋楽に何とか勝ち越し、大関陥落を免れた。「良い相撲をとろうとか、勝たなきゃいけないという気持ちで相撲をとっていた」看板力士としての気負いが体を硬くしたと自覚。横綱を真っ向勝負で倒す自力はあるだけに、浅い前まわしを引いて前に出る「自分の相撲」に磨きをかけ、賜杯争いに絡みたい。ご当所場所の熱い声援を力に変え、3年連続2桁勝利と験が良い春場所。再飛躍のきっかけをつかめるか。28歳は「優勝争いに絡めるように一生懸命やりたい。強い気持ちで相撲がとれれば」と覚悟を示した。(藤原翔)