サッカー日本代表 アジア杯、日本がイラク破り2連勝

[ブリスベン 16日 ロイター] - サッカーのアジア・カップ(杯)は16日、ブリスベンなどで1次リーグD組の2試合を行い、日本はイラクを1─0で下した。日本は前半23分に本田圭佑がPKを成功させて先制。その後も何回か好機があったが決めきれなかった。もう1試合ではヨルダンがパレスチナに5─1で勝利。2試合を終えて2連勝の日本は勝ち点6でD組首位となり、準々決勝進出に近づいた。イラクとヨルダンが勝ち点3でつづく。20日には日本がヨルダンと対戦し、イラクはパレスチナと戦う。
【サッカー日本代表】
2連勝から一夜明け ヨルダン戦への調整スタート

暑いせいか腹まで出す香川真司(中)ら=オーストラリア・ブリスベン(撮影・中井誠)
【ブリスベン(豪州)=小川寛太】サッカーのアジア・カップで、1次リーグD組で連勝を飾った日本代表は17日、次戦のヨルダン戦に向けて調整を開始させた。イラク戦に先発出場した長友(インテル・ミラノ)や吉田(サウサンプトン)はランニングなど軽めの運動で体をほぐした。控え組はミニゲームなどで汗を流した。試合に後半途中から出場した今野(G大阪)は練習を欠席。試合で相手選手と交錯した岡崎(マインツ)も別メニュー調整した。練習前には、地元の子供ら約60人が激励に訪れ、選手らとふれあった。チームは同日午後、3戦目の会場があるメルボルンに移動。20日にヨルダンと対戦し、勝つか引き分ければD組1位で準々決勝進出が決まる。
【サッカー日本代表】
引いたイラク攻め立てるもPK1点のみ、1次L突破前進も課題多く

前半、攻め込む長友(手前)=ブリスベン(共同)
ゴールネットが揺れるのをきっちり確認すると、両拳を握りしめ、左右につきだした。待望の先制点は前半23分。本田が得たPKを自ら決めた。2試合連続でPKでの得点。「どんな得点でも自分に自信を与えてくれる」というように、背番号4は力強くチームメートと喜びを分かち合った。戦前から「引いてくる可能性は高い」(長谷部)と見込んだように、イラクは前半から中盤の選手も下がり目でゴール前を固めた。日本はゾーンで守る相手のスペースに細かいパスをつなぎ、「数的優位を作って、前線の選手と攻撃にからみたい」と話した香川は、何度も得点機を作った。しかし、シュートはことごとく正面を突くなど精度に課題を残した。「引いた相手に有効」(酒井高)なミドルシュートもほとんどなく、結局PKの1点のみ。後半には今野を投入してダブルボランチにし、ザッケローニ前監督時代から慣れ親しんだ4-2-3-1にしたものの、打開できなかった。アジアでは日本を相手に引いて、カウンターで得点を狙うチームは少なくない。今大会だけでなく、6月にも始まるW杯予選を考えれば、早急に改善しなければ足下をすくわれかねない。気温30度前後と高湿度の厳しい環境の中で90分間戦い抜き、何より大事な勝ち点3を奪った。指揮官の八百長疑惑が騒がしくなっても、選手は動揺も見せず連勝。1次リーグ突破に大きく近づいた。(小川寛太)
【サッカー日本代表】
岡崎、ヨルダン戦微妙 イラク戦で左足打撲

16日のイラク戦後半、競り合う岡崎(左)=ブリスベン(共同)
イラク戦で左脚を打撲した岡崎は負傷箇所をがっちりとテーピングし、ストレッチなど別メニューで調整した。本人は「多分、大丈夫」と軽傷を強調したが、1次リーグ突破を懸けたヨルダン戦の出場が危ぶまれる状況となった。控えのセンターフォワードの豊田(鳥栖)は、暑さの中でシュート練習に励んだ。前線での高さと強さという特長を持つストライカーは「準備していないといけない。どんな役割でも勝ち点3のために全力を尽くしたい」と意欲的だった。(共同)
欧州サッカー アーセナル、主将アルテタらが手術で3ヶ月離脱

[ロンドン 15日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、アーセナルは15日、主将のスペイン人MFミケル・アルテタが左足首の手術を受け、復帰までに3カ月かかるとの見通しを発表した。昨年11月を最後に実戦から遠ざかっていたアルテタは、骨の一部にできた突起部分を取り除く手術を受けた。アーセン・ベンゲル監督は「ミケルは手術を受けて良くなっている。足首の動きに制限がかかっており、慢性的な炎症もあった。そのために手術の判断を下さなければならなかった」と話した。また、フランス代表DFマチュー・ドビュシーも右肩の手術を受けて4月まで離脱の予定。ベンゲル監督は「マチューは非常に不運だった。1シーズンで2度も手術を受けるなど信じられないことだ。復帰して、7試合後にまた離脱することになってしまった」と嘆いた。

[ブリスベン 16日 ロイター] - サッカーのアジア・カップ(杯)は16日、ブリスベンなどで1次リーグD組の2試合を行い、日本はイラクを1─0で下した。日本は前半23分に本田圭佑がPKを成功させて先制。その後も何回か好機があったが決めきれなかった。もう1試合ではヨルダンがパレスチナに5─1で勝利。2試合を終えて2連勝の日本は勝ち点6でD組首位となり、準々決勝進出に近づいた。イラクとヨルダンが勝ち点3でつづく。20日には日本がヨルダンと対戦し、イラクはパレスチナと戦う。
【サッカー日本代表】
2連勝から一夜明け ヨルダン戦への調整スタート

暑いせいか腹まで出す香川真司(中)ら=オーストラリア・ブリスベン(撮影・中井誠)
【ブリスベン(豪州)=小川寛太】サッカーのアジア・カップで、1次リーグD組で連勝を飾った日本代表は17日、次戦のヨルダン戦に向けて調整を開始させた。イラク戦に先発出場した長友(インテル・ミラノ)や吉田(サウサンプトン)はランニングなど軽めの運動で体をほぐした。控え組はミニゲームなどで汗を流した。試合に後半途中から出場した今野(G大阪)は練習を欠席。試合で相手選手と交錯した岡崎(マインツ)も別メニュー調整した。練習前には、地元の子供ら約60人が激励に訪れ、選手らとふれあった。チームは同日午後、3戦目の会場があるメルボルンに移動。20日にヨルダンと対戦し、勝つか引き分ければD組1位で準々決勝進出が決まる。
【サッカー日本代表】
引いたイラク攻め立てるもPK1点のみ、1次L突破前進も課題多く

前半、攻め込む長友(手前)=ブリスベン(共同)
ゴールネットが揺れるのをきっちり確認すると、両拳を握りしめ、左右につきだした。待望の先制点は前半23分。本田が得たPKを自ら決めた。2試合連続でPKでの得点。「どんな得点でも自分に自信を与えてくれる」というように、背番号4は力強くチームメートと喜びを分かち合った。戦前から「引いてくる可能性は高い」(長谷部)と見込んだように、イラクは前半から中盤の選手も下がり目でゴール前を固めた。日本はゾーンで守る相手のスペースに細かいパスをつなぎ、「数的優位を作って、前線の選手と攻撃にからみたい」と話した香川は、何度も得点機を作った。しかし、シュートはことごとく正面を突くなど精度に課題を残した。「引いた相手に有効」(酒井高)なミドルシュートもほとんどなく、結局PKの1点のみ。後半には今野を投入してダブルボランチにし、ザッケローニ前監督時代から慣れ親しんだ4-2-3-1にしたものの、打開できなかった。アジアでは日本を相手に引いて、カウンターで得点を狙うチームは少なくない。今大会だけでなく、6月にも始まるW杯予選を考えれば、早急に改善しなければ足下をすくわれかねない。気温30度前後と高湿度の厳しい環境の中で90分間戦い抜き、何より大事な勝ち点3を奪った。指揮官の八百長疑惑が騒がしくなっても、選手は動揺も見せず連勝。1次リーグ突破に大きく近づいた。(小川寛太)
【サッカー日本代表】
岡崎、ヨルダン戦微妙 イラク戦で左足打撲

16日のイラク戦後半、競り合う岡崎(左)=ブリスベン(共同)
イラク戦で左脚を打撲した岡崎は負傷箇所をがっちりとテーピングし、ストレッチなど別メニューで調整した。本人は「多分、大丈夫」と軽傷を強調したが、1次リーグ突破を懸けたヨルダン戦の出場が危ぶまれる状況となった。控えのセンターフォワードの豊田(鳥栖)は、暑さの中でシュート練習に励んだ。前線での高さと強さという特長を持つストライカーは「準備していないといけない。どんな役割でも勝ち点3のために全力を尽くしたい」と意欲的だった。(共同)
欧州サッカー アーセナル、主将アルテタらが手術で3ヶ月離脱

[ロンドン 15日 ロイター] - サッカーのイングランド・プレミアリーグ、アーセナルは15日、主将のスペイン人MFミケル・アルテタが左足首の手術を受け、復帰までに3カ月かかるとの見通しを発表した。昨年11月を最後に実戦から遠ざかっていたアルテタは、骨の一部にできた突起部分を取り除く手術を受けた。アーセン・ベンゲル監督は「ミケルは手術を受けて良くなっている。足首の動きに制限がかかっており、慢性的な炎症もあった。そのために手術の判断を下さなければならなかった」と話した。また、フランス代表DFマチュー・ドビュシーも右肩の手術を受けて4月まで離脱の予定。ベンゲル監督は「マチューは非常に不運だった。1シーズンで2度も手術を受けるなど信じられないことだ。復帰して、7試合後にまた離脱することになってしまった」と嘆いた。